第18弾「Overdosed」


ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

18曲目はこれ。Overdosed。タイトルからして病んでるわね。過保護とか、余計なお世話とか、あるじゃない??人間って、愛情不足でもダメになるけど、愛情過多でもダメになるのよ。夢も同じ。夢を浴びせられ続けて、最悪の二日酔いみたいになって、それこそ「オーバードーズ」みたいな感じで薬が毒になる、みたいなことってあるじゃない??これは、そういう歌。

「Overdosed」

愛想笑いで苦虫を 噛み殺している振りしても
吐き出した唾と一緒に 吐き出せない血が冷めてく

身体につながれた糸を 断ち切って外の世界まで
延命措置を生きるより 思いのままに死ねたなら

腐るほど光る 愛と感謝(よろこび)の世界

曖昧なクラクション 鳴らしてRaise&Lies
I was hangover 飲みすぎた夢の
不愉快なクエスチョン 閉じてくRights&Nights
猿真似を続ける 僕を笑う

聞き分けのいい仔羊は 今日も飼い主に撫でられてる
食べ残された餌に群れ これでいいのだと言い聞かす

有り余る富と 有り余る虚無と

曖昧なクラクション 聞こえるDawn&Down
You were hangover 飲まされた愛の
不愉快なクエスチョン 絡まるGuns&Kites
猿真似を続ける 君が笑う

Only Fake me 誰もいない素振りしても
離れない まなざしが ひとつ
Until I die 騙されたい 嘘をついて

それがダメになっても Overdosed Dream

曖昧なクラクション 鳴らしてRaise&Lies
Will be hangover 飲みすぎた夢の
不愉快なクエスチョン 閉じてくLights&Nights
猿真似を続ける 僕も笑う

Only Fake me 誰もいない素振りしても
隠せない まなざしが ひとつ
Until I die 溺れてみたい 愛の海で

それでダメになっても Overdosed Loving

みなさま、坂口安吾の「文学のふるさと」って読んだことあるかしら???まだ読んでいないって方は、あたしの記事なんか読むよりそっちを(青空文庫でも読めるから)早く読んだ方がいいと思う。坂口安吾の対極にディズニー映画がある気がするんだけど、基本的に、ハッピーエンドの物語って「危険視しながら見ないとやばいことになる」って、あたし、構えちゃうのよ。

たとえば、アリとキリギリスの童話がある。普通、遊び人のキリギリスは死んで、働き者のアリは生き延びる。だから、教訓として「備えがないとやばい」みたいなものが生きる。だけど、ディズニーは「アリとキリギリスが力を合わせて、冬はキリギリスがバイオリンを演奏することで、みんなで楽しく一緒に過ごしました」みたいな結末になる。誰も傷つかないし、みんなで幸せになる。その代わりに、物語から得られる危機感というものは、ない。

社会的にも「みんなで仲良く」とか「誰も傷つけない」ものが、好まれるんだと思う。でもさ、あたし、思うのよ。みんなと仲良くなれるからキリギリスを選ぶ人間と、たとえ、みんなと仲良くやれなくても(最悪の場合、路上で野垂れ死ぬことになっても)キリギリスを選ぶ人間と、覚悟のレベルが段違いだって思うの。別にキリギリスを賞賛したい訳でも、アリを否定したい訳でもないの。ただ、そこに「生き方の筋があるか」が、大事だと思うの。

自分のブログにも書いたけど、離乳食みたいな「噛み砕かれた楽しさ」だけを享受してたら、みんなが欲しがるものだけを欲しがるような、みんなが幸せだと言うことのなかにしか幸せを見出せないような、精神的に貧しい人間になっちゃうと思う。あたし、不幸のなかにも、幸せってあると思うのよ。だけど、それを堪能するには『咀嚼力』が必要で、離乳食ばっかり食べていたらアゴの筋肉全然発達しないから、不幸に直面したとき、脆いと思うの。

あたし、性格的に「ダサさ回避」に命を賭けているところがあるんだけど、みんなが好きだというものを好きだと言う時点で、なんか、ダサいと思っちゃうのよ。みんなと同じである時点ですでにダサいって言うか、自分以外の誰かが言っていた言葉とか、既存の価値観にタダ乗りすることのダサさっていうのかな、あれ、あなたはいったいどこにいるのですか???って思っちゃう。誰かに用意された幸せじゃない、自分の肌感覚で掴み取った「これがあたしの幸せです」って言えるひとに、あたしは魅力を覚える。あなたは、どうかしら。あなたが欲しいものは、本当に、あなたが欲しいものかしら???それとも、欲しいと思いこまされているだけのものかしら???

じゃあ、またね。愛しているわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

4月14日(日)13時~16時@大阪 「音楽×トークイベント」開催決定!!


非常にありがたいことにライブ出演のオファーをいただいたわ。うれしい。とってもうれしい。内容としては、みなさまとお話を楽しみながら、途中、二、三曲をお披露目させていただく感じになります。生けいごちゃんから放たれているエネルギーはそれなりのものがあるから、それに触れるだけでも参加の価値があると思うわ。あと、もし、こんなあたしと「イベントを開催したい!」なんて思ってくださる方がいたら、是非、お気軽にお声をかけてちょーだい。交通手段さえどうにかなれば、あたし、何処までも行くわよ。

関西(および日本国民)のみなさま、kozotte、遊びに来てちょんまげ!!

バッチ来い人類!うおおおおお〜!