第11弾「snows」


ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

11曲目はこれ。snows。実は、これ、いまから10年前くらいに作った曲なの。当時24歳。現在33歳。歌詞を見て思ったんだけど、あたし、昔からなーんにも変わっていないみたい。snowって、本来、複数形になり得ない英単語なのね。でも、だからこそ「本来、複数形になり得ないものが、複数形になる」という思い(?)を込めて、snowsと名付けました。わたしが、生まれてはじめて、自分で作った音楽(の復刻版)ということになります。

「snows」

もしも太陽が昇るなら もう一度だけ奥歯を噛んで
明日世界が終わろうとも 君のもとへスピードをあげて

今日の君はもう 明日には取り戻せない
そんなことは もう わかってるさ そんなことわかってる

雪の数 雪の数
あの日泣きながら 交わした 交わした
雪の数 雪の数
君の祈りは 儚くて 綺麗だった

天から幼い水晶が 黒く汚れた僕の体を
白い天使はガーゼのように 優しく温かく僕を包んだ

この瞬間はいつも 最初で最後だよ
今だけさ よく見ていろよ 今だけさ 見ていろよ

雪の数 雪の数
あの日泣きながら 交わした 交わした
雪の数 雪の数
君の祈りは 儚くて 綺麗だった

骨身も削った 血も噴き出した
悲しい嘘も 叶わなかった夢も
掻き集めて 燃やし尽くしたよ
君に 続く 道を 照らせ

雪の数 雪の数
あの日泣きながら 交わした 交わした
雪の数 雪の数
君の祈りは 儚くて 綺麗だった

雪の数 雪の数
星の数 夢の数
君の数 僕の数
雪の数 雪の数

二人の 祈りが 大地を 包んだ

君の数 僕の数
雪の数 雪の数

わたしは、高校時代、軽音楽部に所属していたのね。そこで、生まれてはじめてバンドを組んで、音楽の素晴らしさに打ちのめされたの。これまでの人生、もっとも幸せを感じた瞬間はいつだったかって聞かれたら、あたし、迷わず「生まれてはじめてスタジオにはいって、ギターと、ベースと、ドラム、3人で音を合わせた時」って答えると思う。あの瞬間は、やばかった。世界には、こんなにも素晴らしい瞬間があるのかと、全身に鳥肌が立った。

下品な言葉になるけど、あたし、この時ばかりは「セックスより気持ちいいものを見つけた!」って感じたの。人生って、セックスより気持ちいいものをどれだけ見つけられるかの勝負、みたいなところってあるじゃない。あたしにとっては、まさに、これだった。あれから何年も人生を生きてきたけど、あれを上回るよろこびには、そうそう出会えない。音楽には、快感があるのよ。それは、大げさだけど「次元を引き上げてくれる」快感だと思う。

なんだってそう。一回、なにかに強い感動を覚えたひとって、二度と、昔の自分には戻れなくなるのよ。理由は簡単。それは「知ってしまったから」。あたしは、ロックンロールに出会った瞬間に、昔の自分に戻れなくなった。新しい自分がパッカーン!って開いて、もう、戻れなくなったの。でもね、戻ることはできなくても、封印をすることはできる。感動を、なかったことにすることはできるのよ。だから、あたしは、長い間、音楽に感動をした自分を封印していた。代わりに、音楽以外の『なにか』を通じて、代理満足を得るような生き方を、これまでずっと続けてきた。音楽はやらなくても、己の生き様にロックを宿らせることはできる、みたいなことを言いながらね。

でも、音楽で得た感動は、音楽でしか返せない。少なくとも、あたしの場合は、そう。だから、もう、やるしかないのよ。選択肢なんかないのよ。あたしには音楽しかないのよ。手段を選んでいる場合ではないのよ。過去の自分の音楽を聞いたら、なんかね、この子(音楽)たちに日の目を見せてあげないと、かわいそうだなって思ったの。自分を表現したものを「なかったことにする」ことは、自殺と同じ。殺人と同じ。これってさ、究極の自己否定だと思うの。自分を表現する。もう、これに勝る『生きがい』はありません。

音楽をやることは、あたしにとって「死ぬほどこわいこと」だった。自分の一番コアな部分、それを差し出したときに、否定される恐怖ったらないわよね。でも、冷静に考えてみましょう。一番恐ろしいことは、否定されることより「否定されることを恐れて、自分を表現しないこと」だと思わない???取り繕って、取り繕って、はみ出さないように、嫌われないように、精一杯取り繕って生きた先に、なにが残ると思う???そう考えたら、他人からどう思われるかって、あまり重要じゃないなって思ったの。自分を出す。否定されても出す。そっちの方が、五億倍は重要だなって思ったの。

じゃあ、またね。愛しているわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

34

坂爪圭吾

【1日1曲】セルフライナーノーツ

33歳から音楽活動をはじめた一匹の雄♂が、1日1曲(目安)我武者羅に音楽を作り続けることで「成り上がる」ことを目指す珍道中です。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。