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第109弾「Ran away」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

109曲目はこれ。Ran away。作詞はベースの保科亮太さん。既にあった詞に、あたしが曲をつけました。聴いていただければわかるのですが、フォークソングになります。Agape、いよいよフォークの時代に突入しました。カテゴライズを拒否するバンド、Agape。詞がまじでいいから、一回、騙されたと思って聴いてほしい。日曜日の夜、絶対、染みると思う。撮影場所は新潟の海です。あたしは、今、新潟市西区青山にあるコメダ珈琲にいます。

「Ran away」 作詞・Ryota Hoshina 作曲・Keigo Sakatsume

いつも自分の弱さしかみえない
どうやったら自分に打ち克てる
やり切ったあとの夕陽がみたい
いのちが湧きだす朝陽がみたい

やっと走り出したところでさ
すぐに息が苦しくなって
これ以上は死ぬからやめよう
死んだこともないくせに

ああ いつかの帰り道みたいにさ
そう ふわっと通り抜けた 花の匂い

いつも最後の詰めがあまい
どうやったら最後を押し切れる
ボロボロになったきみが見たい
これ以上がないきみといたい

やっと走り出したところでさ
向かった先に道がなくって
これ以上は辛いからやめよう
獣道も知らないくせに

やっと走り出せたところだよ
すぐに息が苦しくなって
ここから先を見に行こう
一度くらいは倒れたい

ああ いつかの空の雲みたいにさ
そう ふわっと顔を撫でた 風のように

あたしは、保科さんを間近で見ているから、彼の「本気」がわかる。口先で偉そうなことを言う人は、大量にいる。でも、それを実際に『やる』人間って、少ないと思う。あたしは性格が悪いから、口先だけの人間を見ると「口先だけじゃねえか」って言っちゃう。でも、保科さんは言わない。それを言うことより、それを言う自分自身に「俺はそういう言葉を言う資格がある人間か?」と問い、己を磨く方向に舵を取る。他人のことをああだこうだと言わない保科さんは、非常に、かっこうよく見える。しかし、そんな『漢』である保科さんも、内心は、このような思いを抱えて生きている。それが、グッとくる。曲をつけながら、歌いながら、まるで保科さんが自分のなかにはいってくるようで、つらかった。でも、つらいだけじゃない。そこには「誠実さ」があった。だから、是非、あなたにもこの曲を聴いてほしいです。

それにしても、こういうメロディーを与えた自分を褒めたいと思う。五分で出来たのよ!!自分でびっくりした。まあ、すぐにできたメロディーだから「いまいちだろうな」と思って聞き直したら、案外、よかった。だから、そのまま公開をすることにした。音楽素人が毎日音楽を作るとか、本当、よくやっていると思う。これもひとえに、周囲のメンバーあってこそ。みんなには本当に感謝。おかげで、毎日爆笑しながら音楽をやれてる。あたしは、音楽をやりたいというより「この人たちといたい」のだと思う。自分が好きなひとと一緒にいるために、音楽をやっているだけのような錯覚さえ覚える。

リーダーの竹谷さん以外は全員無職で、音楽活動なんてただでさえ金がかかる(それでいて一円にもなっていない)のに、それなのに「やりましょう!」とか言って一緒に遊んでくれる彼らの存在、心から最高だと思う。所持金が結構やばいけど、9月9日(月)に吉祥寺でライブがあるから、それまでは死ねない。それまではパン屋さんでパンのみみを貰ってでも生きる。かぐや姫の曲に「キャベツばかりをかじってた」って歌詞があるのだけど、これ、俺たちの日常と同じじゃねえか!ってなって、フォークソングに走りました。あたしは細身の男性で、よく、痩せてていいですねとか言われるけれど「俺と同じ生活をしていたら誰だって痩せるよ」と、言いたい。食べたいものがあってもお金がないから、日高屋の看板のメニュー写真を見ながら、唇の皮を食べたりしてます。でも、いいの。楽しいことをやれているから。

そしてちょっとこれを見てください!!先日、岡山県から「Agapeのティーシャツを作ったので、プレゼントさせてください」って届いたの。これ、前回の定期演奏会の時もみんなで着ていたのだけど(あきとのだけ、発注ミスで黒色になったけど「逆に、いい!」となってそのまま着ている)、このシャツ、岡山県の小学五年生の秀眞(しゅうま)君が、あたしたちのために描いてくれたの。秀眞君とは、前にも一回岡山で会ったことがあって、その時は相撲をとったりして遊んだ。普段は家にいることが多くて、それで絵を描くことが多いらしいのだけれど、あたしたちと相撲を取った夜に「今日は、人生で一番楽しい日だった」って言ってくれた。あの言葉、いまでもずっと覚えている。そんな秀眞君が、いま、岡山県で個展をやっているのよ!!!

岡山の新聞にも出たみたいで、驚くべきことに『Agape』の文字が。Agape、ついに紙面デビューを果たしました。秀眞君、ありがとう。君は一週間に一枚描いていると言うけれど、おじさんは毎日一曲書いているのだよ。どうだ。すごいだろう。わっはっは。君も毎日描きたまえ。とかなんとか言っちゃって、もう、本当にありがとうございます。秀眞君、君の未来は明るいぞ。俺たちみたいなおとなになってはいけないけれど、学校なんて行かなくったって全然いいし、あんな場所はウソしか教えないし、登下校で同じ道しか歩いちゃいけないとか意味不明だし、要するに「管理すること」に命をかけている人々の集まりに過ぎないのだから、我々はアウト・オブ・管理の世界で、共に生きていこうではないか。自由でいようぜ。わっはっは。

そう、我々は「俺たちみたいにはなるなよ」と言いたい。いい歳こいて音楽をはじめたし、金もないし、仕事もないし、社会的信頼もなんにもない。あることと言えば死ぬほど楽しい毎日だけであり、それ以外は、からっぽです。だから、絶対に俺たちみたいにはなるなよ、と言いたい。人生終わっちゃうから。でも、これがまた、楽しいのだよ。楽しいのだけれど、楽しいだけでは「真面目に生きなさい」と周囲の人々から散々言われる結果になるから、俺たちの真似をしちゃいけない。と、言いたい。そういうことを言いながら、あたしたちは、あたしたちであることを続けたい。ここには、笑顔しかないから。ここには、希望しかないから。ここには、夏休みの小学生みたいな毎日しかないから。立派なおとなになりたいなら、絶対に、こっちに来ちゃダメだ。我々のことは「観賞用のパンダ」程度に見ておいた方がいい。

地元新潟にはあまり良い思い出がなく、懐かしい道を歩くと「胸がキュっとなる」ことが多い。もちろん、いいこともあったのだろうけれど、悪い思い出があり過ぎて、全部、真っ黒になる。でも、少しずつ、新潟を好きになっている自分がいる。たとえば、この動画を撮影した海とか。好き。夕日が綺麗。あたし、思うのだけれど、旅も人生も「帰るために出発する」ものだと思う。いまはまだ完全に愛しきれていないふるさとを、いまはまだ完全に愛しきれていない自分という存在を、愛するため、その場所に帰るために、いまは『旅の途中』を生きている。そんな感覚がある。あたしたちは、みんな途上にいるのよね。あなたの、旅の調子は、どうかしら。今度、会うことがあったなら、あなたの旅の様子を聞かせてください。いい感じかしら。悪い感じかしら。どちらにしても、いま、あなたが生きていることに変わりはない。いい感じでも、悪い感じでも、味わい深いことに変わりはないのよね。

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

8月24日&25日(土&日) 15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」

9月9日(月) 19時半~@東京都吉祥寺「曼荼羅」

※※※ 詳細は決まり次第更新いたします ※※※

音楽活動開始宣言をしてから、およそ4ヶ月が経ちました。音楽初心者が、一年でどこまでいけるかを見てみたい。そのためには、本気でやる必要がある。そう思って、1日1曲を目安に音楽を作ったり、できる限り場数を踏むためにライブ活動(人前で演奏すること)も経験したいと願っています。人前で演奏できる機会を設けてくださる方がいたら、ご連絡いただけましたら最高に嬉しいです。交通手段さえどうにかなれば、あたし、どこまでも行きます。会場も規模も問いません。ひとりでもいれば、あたし、行きます!!

7月28日開催「Agape 定期演奏会」の動画です!是非!動画編集に4時間もかかったので是非!現時点における、我々のベストです!音楽初心者が4ヶ月でここまで来ました!正確には、坂爪圭吾が1日1曲トライアルをはじめて4ヶ月、ベースの保科さんはベース歴3ヶ月、ギターの竹谷さんはギター歴2ヶ月、キーボードのあきとさんはキーボード歴1ヶ月です!見苦しい点は多々ありますが、歌詞だけでもご覧いただけたらうれしいです!歌詞は自信があります!自信があるというのはちょっと語弊があるのですが、眠る前のお供に(眠らないときのお供にだって)是非!どうぞ!歌詞だけでむぉ!

懐かしい動画が出てきました!元気!


バッチ来い人類!うおおおおお〜!