第21弾「いまが、いますぎて、いま」


ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

21曲目はこれ。いまが、いますぎて、いま。意味わかんないわよね。でもさ、ちょっと考えてみてちょーだい。感動とか、興奮とか、そういうものを強烈に覚えるときって、要するに「意味わかんないことが現実におきたから」だと思うの。それが、消化不良みたいになって、余韻を生む。だから、意味なんかに収まってたまるか!という反骨精神が、この曲にはあります。

「いまが、いますぎて、いま」

もうだめ、もうだめ、もう
いまが、いますぎて、いま

まだだめ、まだだめ、まだ
いまが、いますぎて、いま

なにもかんがえられない
なにもおもいうかばない
なにもきめることはない

いまが、いますぎて、いま

もうだめ、もうだめ、もう
いまが、いますぎて、いま

まだだめ、まだだめ、まだ
いまが、いますぎて、いま

言葉になんかならない
裸で海 泳ぎたい
鉈を振って 暴れたい

いまが、いますぎて、いま

スポットライト 照らす
強い 強い ひかり

昨日は前世 明日は来世
遠い 遠い せかい

なにもかんがえられない
なにもおもいうかばない
なにもきめることはない

いまが、いますぎて、いま

あたしは、いま、音楽活動開始一ヶ月の初心者。要するに素人。でも、素人ってことに甘んじたら負けだと思う。これは趣味だから、とか、はじめたばかりだから、とか、いくらでも自分に言い訳できちゃう。でも、あたし、音楽を趣味でやるつもりはない。そもそも、趣味という概念が大嫌い。趣味って、暇つぶしとか、そういう感じに近い印象。あたしは、音楽に関して、完全に本気。まずは、開始一年でどこまでいけるかを見てみたい。だから、本気である必要を感じる。本気を出さないと「本気を出せたらもっといけたかもな」とか、くだらないことを言い始める。それだけは嫌だ。あたしは、いま、頑張りたいと思う。そこで「プロの素人」って言葉を思いついた。ら、結構笑えて気に入りました。プロの素人って、ちょっと、面白くない???

プロの素人ってなによ。プロなの??素人なの??どっちなの??って考えたら面白くなって「よっしゃ!面白いことは、いいことだ!」ってなり、気に入ったの。素人であることに甘んじてたまるか。素人であることにあぐらをかいたらご臨終だ。そういう、あたしなりの初心を込めて『プロの素人』を名乗りたいと思ったの。って、あたしはいったい誰に対してこの肩書きを名乗るのかしら。それは、他の誰でもない、自分自身に対してなのであった(というか、ただ、プロの素人って言いたかっただけではあるけれど…)。

なんだってそうよね。手グセで仕事をするようになったらおしまい。だから、あたしは、永遠の初心者でありたい。初心者であるということは、挑戦を続けているってことだもんね。歩きなれた道を歩く方が、確かに、安全であることには違いない。でも、生きるということは、必ずしも安全な道を選ぶってことではないもんね。むしろ、経験則から考えても、自分の気持ちが「こっちはこわいなあ…こっちはいやだなあ…」と感じる方向こそ、実は、自分が真の意味でやりたいことが隠されている道だったり、するのよね。

昨日のロンドンイベントで、あたし、すごい良い話を聞いたの。参加者の女の子が、あたしのブログを読むようになってから、よし、自分も「自分がこわいと思うことをやってみよう!」って思うようになって、そこから、こんな体験をしたんだって。彼女、実は掃除が苦手で結構部屋が汚いんだけど、これまでそれをずっと隠していたの。でも、ある日、汚れた部屋を大家さんに見られちゃって、綺麗好きな大家さんがすごい引いてしまったらしいの。

でね、いつもの彼女なら「これは模様替えの途中です」とか嘘ついて逃れるところを、彼女、なにも言い訳をしないで「これがあたしです」って貫き通したんだって。そこで、彼女は腹を括るの。ああ、これで大家さんに嫌われたかもしれない。でも、これが自分なのだからしかたがない。って。でも、そのあと、大家さんは彼女のことを嫌うどころか、逆に、彼女に対していままでよりもずっとフレンドリーになったんだって!!で、彼女も、まさかそんな風になるとは思ってなかったから「世界の反応ってカラフルなんだ!」って良い意味ですごい驚愕して、その体験がすごい印象に残ったのだと。

で、この話には続きがある。大家さんはフィリピン人で、バナナが大好き。で、彼女とすれ違ったときに「バナナ食べる???」って尋ねてくるの。でもね、彼女、バナナが大嫌いなの。だけど、そんなことを言ったら相手を傷つけちゃうかもしれないから、いつもだったら「ありがとうございます」って受け取っちゃうところ。でも、でも、よ。彼女、いまは自分がこわいと思うことをやる練習中だからって、大家さんにはっきりと「あたし、バナナが嫌いなんです」って伝えたの。すると、大家さん、どういう反応をしたと思う???怒ったと思う???それとも、めちゃめちゃ悲しんだと思う???

彼女が「バナナが嫌いです」って言ったら、大家さん、大爆笑をしたのよ。それでね、大爆笑しながら「あなたって、ホントに面白い子ね!」って、いままでよりもより一層、彼女のことを好きになってしまったみたい。彼女もびっくりよね。まさか、こんな流れになるなんて!って。でもさ、こういう話、結構あるあるだと思わない???自分が「これをやったら怒られるだろうな」と思うことをやったら、思い切り嫌われて口も聞かれなくどころか、逆にハイパー好かれる結果になる。世界の反応は、自分が想像しているよりもずっとカラフルで、だからこそ「勝手に決めつけてしまうことのモノクロさ」ったらないわよね、と。あたし、このエピソード、すごい気に入ってしまいました。彼女のことも、大家さんのことも、大好きになった。せっかく生きているのだもの、我々も、カラフルな世界を生きていきましょうね。

じゃあ、またね。愛しているわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

4月14日(日)13時~16時@大阪 「音楽×トークイベント」開催決定!!


非常にありがたいことにライブ出演のオファーをいただいたわ。うれしい。とってもうれしい。内容としては、みなさまとお話を楽しみながら、途中、二、三曲をお披露目させていただく感じになります。生けいごちゃんから放たれているエネルギーはそれなりのものがあるから、それに触れるだけでも参加の価値があると思うわ。あと、もし、こんなあたしと「イベントを開催したい!」なんて思ってくださる方がいたら、是非、お気軽にお声をかけてちょーだい。交通手段さえどうにかなれば、あたし、何処までも行くわよ。

関西(および日本国民)のみなさま、kozotte、遊びに来てちょんまげ!!

バッチ来い人類!うおおおおお〜!