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第67弾「MOTHER」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

67曲目はこれ。MOTHER。歌詞の中に「臆病者のまま生きるより / 勇敢になって死にたいよな」ってあるんだけど、もう、これだけ。この前、久しぶりに新潟に帰って、母親と少しだけ話をしたりしました。別に真面目な話はひとつもしなかったんだけど、あたしは、このひとから生まれたんだよなあとか思うと、感慨深い気持ちになりました。それで、できたのが、これ。

「MOTHER」 作詞・作曲 Keigo Sakatsume

そのままじゃ いられないと 耳を 塞がれても 
そこまでして 生きたいと 思えないよな もう

臆病者のまま 生きる より
勇敢になって 死にたいよな MOTHER

引き裂いていこう 引き裂いていこう
引き裂いていこう ここに もどれる

引き裂いていこう 引き裂いていこう
引き裂いていこう ここに もどれる

横ばかり 見ていないで たまにゃ 縦を 見ろよ
終わりばかり 見ていないで はじまりを 見ろよ

これまでが どうにか なってきたように
これからも どうにか なっていくんだよな MOTHER

引き裂いていこう 引き裂いていこう
引き裂いていこう ここに ゆられる

引き裂いていこう 引き裂いていこう
引き裂いていこう ここに ゆられる 蒼

破裂して 粉々に 砕け散って また 会えるよな MOTHER

引き裂いていこう 引き裂いていこう
引き裂いていこう ここに 生まれる

引き裂いていこう 引き裂いていこう
引き裂いていこう ここに 生まれる

愛も 夢も 見えない 意味も 価値も
癒えない 傷も 星も 道も 消えない

君のいない 世界 なんか いらない
ない ない ない ない ない ない

※※※ 動画では諸々をすごい間違えています ※※※

あたしの信条のひとつに「横を見るな。縦を見ろ」ってのがあります。横っていうのは、要するに『人間』のこと。誰かとの比較であったり、誰かに好かれたとか、誰かに嫌われたとか、誰かからの評価であったり。そういうものが、横ね。それに対して、縦は『大地との繋がり』みたいなイメージ。ほめられても、けなされても、自分は自分のまま。自分の価値は、不増不減。増えたりもしないし、減ったりもしない。誰も自分のことなんて見てくれない、みたいな気持ちになることがあっても、そういうときこそ縦の発想。神様でも、お天道さまでも、サムシンググレートでも、名前はなんでもいいの。誰かが自分を見てくれている、という風に考えるだけで、前を向ける。

今日は2019年6月9日。ロックの日。昨日は大阪の安宿ドミトリーに二千円くらいで泊まって、あまりにも居心地が悪いから早朝6時には出てきた。それで、梅田駅とかぶらつきながら、早朝からやっているロッテリアに逃げ込んで、あたし、こんなメモ書きを残した。あたし、こうして書いている文章のすべては『自分自身に向けて』書いているのだけれど、今日、早朝のロッテリアで書いたメモは、なんだかみんなにも読んでもらえたらうれしいと思った。だから、こうして、この場を借りて公開させていただきます。


2019.6.9

何が起こるかわからないのは、みんな同じ

だったらさ、ひとつの幸せにしがみつくより
どんな環境からも「オモシロサ」を
汲み取れる柔軟性っていうのかな

柔らかな心を育んだ方が、楽しいと思うんだ

きっと、俺たち、どんな環境でも楽しめるよ
泣くか、笑うか、
それは自分で決めることができるんだよ

無理をして笑う必要はないぜ
泣きたいときは、思いきり泣く
泣くことが、誰かに対する供養になる

でも、ひとしきり泣いたら
悲しみばかり見つめないで
残された光を見つける旅に出よう

世界には、まだまだ
見つけられることをまってる宝物が
いっぱいある

生きていると、誰かに評価されること、たくさんあるわよね。あなたの性格は暗いとか、あなたの服装はダサいとか、あそこの料理屋さんは美味しいけれど愛想がないとか、評価、評価、評価。評価することも、評価されることも、たくさんある。だけど、あたし、音楽をやっていてつくづく思った。あたしは、評価されることが、嫌いなんだって。みんなから言われるのよ。あの曲はいいですね、とか、あの曲はたいしたことがないですね、とか、あなたは才能がありますね、とか、あなたにはまったく才能がありませんね、とか。

生きるっていうことは、自分を「評価される場所に置く」ことだと思う。だから、評価されることを避けたいとは思わない。だけど、最近、思うの。評価の世界に身を置きながら、評価を越えてみせる『気概』とでも言えばいいのかな、それをもつことが大事なんだって。どうしたって、生きていたら上手だの下手だの、綺麗だの汚いだの、良いだの悪いだの、評価されることを避けることはできない。でも、あたしは、たとえるなら「100点満点のテストで、10000点くらい取りたい」って思っているみたいなの。もちろん、無様な点数を残すこともある。30点みたいな楽曲もあるし、1点ももらえない楽曲もある。でも、なんかね、だからといって「自分は100点を取りたいのか?」といったら、そうではないみたいなのよ。じゃあ、難点を取りたいのかと言ったら、100点満点なのに10000点くらい取りたいのよ。

じゃあ、どんな時に「よっしゃ!10000点取れた!」と思えるのかというと、それって、聞いてくれたひとが「最高!」って言ってくれた瞬間だと思う。誰かが、なにかに対して「最高!」って思うとき、それって、うまいからじゃない。綺麗だからじゃない。上手だからじゃない。よかったからじゃない。なんだかもう、良いも悪いも全部ひっくるめて、そのひとが全開であることに対して「最高!」って言っているのだと思う。突き抜けているというか、遠慮がないというか、ダサさも全部ひっくるめて「最高!」って言われているのだと思う。あたしが、欲しいと思うものは、これ。誰かが何かに「最高!」って叫ぶとき、もう、あたしたちは評価の世界を飛び越えている。

評価されるの、いやよね。でも、避けられないわよね。でも、だからといって、評価の世界だけで生きると、つらくなったり、摩耗したり、いつまでも欲求不満になっちゃうわよね。頑張って、頑張って、98点取れたとするじゃない???でも、完璧主義の世界では、あと2点足りないってことになるのよ。でさ、更に100点を取るための努力を、するわけでしょ???これ、すごい、つらくない???10点を50点にするのは、多分、そんなに難しくない。でも、98点を99点にするための努力って、端的につらい。

別に100点満点を悪いとか言いたいわけじゃないの。ただ、この世界には、100点満点の世界で10000点を取る方法がある、ってことを忘れたくないの。卑近なたとえで悪いのだけれど、あたし、フットボールアワーの後藤さんが、どちらかと言うと苦手なタイプだったの。でも、ある日、彼が歌を歌う姿を見たのよ。そしたら、もう、彼の大ファンになってしまった。そして「いままで嫌いとか思っていて、ごめん!」とか、思ったのよ。そのきっかけになった動画、貼っておくわね。よかったら見てちょーだい。

評価の世界ではひっくり返せないものが、別の世界では「大嫌いが、大好きに変わる」くらい、ひっくり返せることがある。あたしは、ここを、目指したい。いまはあたしのことを大嫌いなひと、たくさんいると思うけど(ありがたいことに毎日批判や罵倒の連絡が届く)、いまに見てろよ、って思うのよ。いつか、あたしを大嫌いなあなたにも、あたしのことを「好きにならずにはいられない」バズーカ砲をかましてやるからな、って。そう、思うの。

そのためには、自分をさらすことがなんだかすごい大事な気がする。別に、嫌いなひとに好かれるために生きているわけじゃないけど、でもさ、どうせ生きているのだから「最高!」って思える瞬間、たくさん、たくさん、抱えて天国に行きたいじゃない。なにかを「最高!」って思えるとき、もう、そこには敵とか、味方とか、ないのだと思う。みんな同じ、人間になる。楽しさに触れたいと願う人間、どれだけふてくされながら生きていても、素晴らしいものに出会うと「最高!」と叫ばずにはいられない人間が、いるのだと思う。

昔、愛する徹さんと撮影した動画が出てきました(あたしは、この徹さんを、どういった形でもいいから我々のバンド『Agape』に引き摺り込むことを目論んでいます)。あたしが、まだ、20代の頃の動画です。若いわね。かわいいわね。まだまだ、汚れが足りないわね。よかったら、時間があるときにでも見てちょーだい。ちょっとした気休め程度になら、なれるかもしれない。今日は、これから大阪の北新地でイベントがあります。なんと、埼玉から新幹線で駆けつけてくれるひともいるみたいなの!きゃー!すごい!ごいすー!奇跡的に近くにいるひとで、来れる方いたら、是非、遊びにきてちょーだい。あなたと、リアルで会える日が来ることを、楽しみにしています。

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

6月9日(日)17時~20時頃@大阪市北新地「Candy」

6月30日(日)15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」

非常にありがたいことにライブ出演のオファーをいただいたわ。うれしい。とってもうれしい。内容としては、みなさまとお話を楽しみながら、途中、四、五曲をお披露目させていただく感じになります。生けいごちゃんから放たれているエネルギーはそれなりのものがあるから、それに触れるだけでも参加の価値があると思うわ。あと、もし、こんなあたしと「イベントを開催したい!」なんて思ってくださる方がいたら、是非、お気軽にお声をかけてちょーだい。交通手段さえどうにかなれば、あたし、何処までも行くわよ。

みんな、遊びに来てねー!ぴょえー!


バッチ来い人類!うおおおおお〜!