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IT勉強宴会 in 浜松 2023/9/17-18

今年2回目のお泊りでの大人の林間学校に参加しました。その中での思ったこと、旅の思い出などをまとめてみました。

IT勉強宴会とは

正式名称は「NPO法人 IT勉強宴会」ネーミングもなんか昭和っぽいでしょ。。(佐野さんすみません)
理事長の佐野さん、副理事の渡辺さんが主宰の関西中心で定期的に行っている勉強会&宴会の場です。私がそもそもこの会を知ったきっかけがなんだったのかはすっかり忘れてしまいましたが、レギュラーメンバーではないですがちょくちょく顔を出す会です。

https://www.benkyoenkai.org/index


今回のテーマは「データモデリング合宿2023」

今回は6年ぶり(前回は2017/10/21に伊東温泉でお泊り)の開催。前回はあまりにも騒ぎすぎたので他の宿泊客からクレームにより、今回は貸切りでの開催。参加費は15000円(朝/夕込み)場所は浜名湖の湖畔の眺め最高のお宿です。私は新幹線で浜松から在来線で移動しました。
予定表は結構パンパンに詰まってます。

2023年 9月 17日(日曜日) 14:00スタート
14:00-15:00 岩崎和隆さん(神奈川県庁) 自治体システム1700問題の現状と課題
15:00-16:00 中山嘉之さん(ITイノベーション) DXに向けた次世代EA( Enterprise Architecture)
16:00-16:30 休憩、部屋割りなど
16:30-18:00 渡辺幸三さん 売上・請求・入金まわりの簡単なモデリング事例の解説と応用
2023年 9月 18日(月曜日・祝日) 9:00スタート
09:00-09:15 贄 良則さん(ジャスミンソフト) LT「「Excelで設計書を書かせないために」
09:15-09:30 三輪一郎さん(プライド) LT「システム屋が取り組むべきスコープとは?」
09:30-10:00 佐野初夫 合宿の感想と次回のアイデア(皆さんに振ります)

http://www.asasio.co.jp/


浜松までなのでひかりで移動
ハーモニカの形したアクトタワー。ホテルでもあります
駅前の大河ドラマ館のPR
旅館の最寄り駅

自己紹介タイム 

結局参加者は30人、1分程度で皆さんの自己紹介タイムが進んでいきます。
私の自己紹介は「大阪で建築金物問屋さんでコーポレートITしています。矢沢永吉とコミュニティが大好きな59歳のおっちゃんです。データモデルに関しては、ERP導入の際に佐野さんに個人的に壁打ちを付き合ってもらった際にFit To Standardで進めるのは良いけど、きちんとデータ概念モデル考えないと炎上するよ。ってアドバイスもらったのですが・・・案の定稼働日未定の炎上プロジェクト進行中です。」という自己紹介で締めました。それを矢島さんが覚えてくれて、2日目の締めのお話の際に少しいじってもらいました。(^^♪
参加者は女性2名、男性28人で参加者の年齢層も25歳の大手MのつくECモール屋さんのテックエンジニアから、還暦を遥かに過ぎているレジェントまで年齢層は幅広かったです。また職業も個人事業主、開発エンジニア、会計士など様々な方が、3連休の中日に浜名湖に集結したのはデータモデル=永遠の課題にもやもやしているからではないかと思いました。
私はFit To Standardがいつの間にかFit to 現状維持。マスターデータ構造も今のままを継承=だって商品マスター30万SKUもあるのを整理は不可能というのを止めれなかった反省も込めて何がBestなの?その解を求めての参加です。

岩崎さん 岩崎和隆さん(神奈川県庁)自治体システム1700問題の現状と課題


この岩崎さんですが、ガチの神奈川県庁職員。28年の公務員キャリアのある方です。
自治体1700強に対して、システムも1700強ある=つまりそれぞれバラバラのシステム、バラバラの仕組みを維持管理している。これ全部我々の税金です。これ20年以上前から言われていていまだに変化ない。こちらは民間企業と同じく、なかなか変わらない典型かと。
けど、こんな事していると、国際競争力の足かせになり、官公庁もテクノロジー企業になるべきだ・・ジーンときました。
岩崎さん所の神奈川県のCIOからお声がかかり今は一緒に仕事しているとにかくすごい人ですわ。。(元LINEの役員)

面白い話としては
・韓国は、国がシステム開発して自治体へ配る=共同利用
・USは、連邦制だが、危機管理システムは共有、標準化
・申請主義の不便さ(辞退者だけ申請すればよい)=これはGood Poitかと。んで不正したのがばれると罰則
・国が作るのは標準仕様書。各ITベンダーが構築・導入。同一のパッケージソフトウェアであっても、設定を行うことにより自治体ごとに異なる動作をする。仮に、設定として100個のパラメータがあり、それぞれ10種類の値を取りうるとき、当該パッケージソフトウェアの動作パターンは10の100乗⇒1の後ろに0が100個(参考1兆は1の後ろに0が12個)
・開発・運用・保守を一元化、データベースは一元化、共通アプリ1つと自治体規模で拡張アプリを複数。これによりヘルプデスクも操作も共通化されるはず。=禿同です。
・今までは分権は善で集権が悪という風潮があったが、これもCOVID-19で崩壊。
・これを変えるには、選挙で自治体システム完全共通1本化という選挙公約を掲げた候補者、政党に1票を投じたいが、今まではそのような政治家、政党はまだ出てきていない。

・岩崎さんからの告知(デッカイギあります。サブタイトルが「渦中の栗拾いツアー」)
日時:1/5(金)、1/6(土)
場所:羽田イノベーションシティ内コングレクスエア羽田(東京都大田区羽田空港)
自治体、中央省庁の職員、協賛企業などが参加で誰でも参加できます(一部セッションは、公務員限定)
昨年度は約300人参加、今年度は400人の参加を見込む

15:0-16:00
中山嘉之さん(ITイノベーション) DXに向けた次世代EA( Enterprise Architecture)

EAの転換が必要な背景
EA=企業や政府などの大きな組織において、階層構造をなすビジネス、データ、アプリケーション、

ITの歴史。私は電算室っていう時代からはじめました。59歳なので・・・

1980年:ITかは自動化によるコストダウン=メインフレーム、オフコン、COBOL、RDB
1990年:情報の再利用によるスピードアップ=PC,WINDOWS、LAN
2000年:情報の品質、経営のガバナンス=ERP、WEB、インタネット、JAVA
2010年:事業競争を支援する企業のケイパビリティ=モバイル、EC、SNS、クラウド、OSS
2020年:事業のデジタル化、顧客との関係性を変える(DX)=ビックデータ&AI、IoT、マイクロサービス、GAFAM

2020年はIT部門はコストセンターからプロフィットへ変化
企業活動の大半がIT仕立てに(オールデジタルワールドへ)

中山さんのセッションで一番刺さった言葉は

  • 社内の顧客から本当の顧客へ

  • AllとWholeの違いの話

  • ベンチャーは既得権益がない。一気にシステム化できる

Best of Breed(適材適所)ERPの絶対神話が崩れる
One Fact One Plaseが崩れる=ロジカルなもの、概念としてのモデルはある

16:30-
渡辺幸三さん売上・請求・入金まわりの簡単なモデリング事例の解説と応用

業務分析しないで、データモデルから開始。渡辺さんは引き出しが多いのでデータモデルかける
データモデルがあれば、ローコードでいっきに作れる。
つまりデータモデルができるのと同時にアプリも完成する

贄 良則さん(ジャスミンソフト)LT「「Excelで設計書を書かせないために」


神Excel最高派 vs 神Excelアリエン派
論理設計とプログラム設計の距離
MarkDown形式で記載
Mermaid 記述

https://dev.classmethod.jp/articles/chatgpt-mermaid-diagram/

おまけ

今回初めての方とも沢山知り合えました。また、シルバーウイークの中日に自腹で自分の時間を利用してここに来るっていう猛者の集まりの会でした。
これも佐野さん、渡辺さんの人徳からかな・・
しかも、お二人の生演奏まで聴けて、私はその生演奏で「大阪で生まれた女」を歌わせてもらいました。
せっかくの静岡県の浜松なので、NHK大河ドラマの「どーする家康」の浜松城に汗だくになりながら訪問。出世城といわれてるそうです。

静岡限定の「炭火焼ハンバーグのさわやか」に行こうと遠州百貨店に向かったのですが、なんと4時間半待ち。さすがに断念しましたけど

チューニング中のお二人

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