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ジャズトランペット・原朋直レッスン講義録「コードが体に入ったその先」は

ジャズトランペット・原朋直さんのジャズトランペットのアドリブのレッスンに通っている。

師曰く、メロディ、リズム、コード、スケール、曲の構成をまず体に覚え込ませる。自動車で家に帰るときの道のように、いちいちここで曲がるとか、意識しないでもいいぐらいに。その上で、やっと「表現」というステージに上がることができるようになる。そこは自由であり、美しいものを現出させたいという意志であり、スリリングなものを、創造性、今までにないもの、ドキドキするものをつくりたいという気持ちのもとに、音を紡ぐ瞬間の作曲となる。

レッスンでは、一つの曲を(今はEverything  I Love)を師匠と生徒が交互にワンコーラスずつアドリブをする。(ちなみに私はそのⅠ時間だが、先生は朝から全てのクラスで吹いている)。難しい曲も簡単な曲もあるが、とにかく原先生はソロの入りの時点で、美しかったり、あり得ないぐらい精緻だったり、うっとりするようなサウンドだったりする。そしてそのアドリブはあらかじめ書かれたもののように美しいプロポーションでワンコーラスを見事に終える。

生徒である私は(私のクラスは2人)は、いつも最初は探るように入り、その音を手がかりになんかを描こうとして、コードで転けたり、尻切れトンボだったりする。

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