河口慶二郎(経営者 / 中小企業診断士)

経営やマーケティングなどビジネスに活かせる情報やツールを発信。株式会社KAWAGUCH…

河口慶二郎(経営者 / 中小企業診断士)

経営やマーケティングなどビジネスに活かせる情報やツールを発信。株式会社KAWAGUCHI 代表取締役、デジタルハリウッド大学大学院DCM修士、中小企業診断士 Web: https://www.kwgc.co.jp/

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中小企業が輸出に必要な書類作成に役立つツール(注文書を兼ねた価格表のExcelテンプレート)

海外への輸出がビギナーの企業の方へ最近の円安傾向で、輸出に力を入れたいという企業は多いのでないでしょうか。当社も全体に占める輸出の割合はまだ小さいものの、ここ数年、上昇傾向にあります。 私は当社に入社以来、海外の展示会に出展したり、取引先を訪問したり、海外業務にも携わっていました。経営者となった今でも、一部の取引先の担当をしています。 輸出の取引量が多い企業の場合だと、専用のソフトやシステムを導入されるのでしょうが、さほど多くない場合や、まだ輸出を始めたばかりであれば、大

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    • Cohanaというブランドの成り立ち-第3回

      Cohanaのブランド名の由来Cohanaは、日本神話の女神、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)を由来としています。木花咲耶姫は、桜の木の花が咲くように美しく、日本を象徴する富士山の神として崇められています。日本の古来からの伝統や文化を尊重したいとの思いから生まれたブランド名です。 なぜ、ブランド名を日本の神話から引用したかというと、最近になって日本の歴史を改めて勉強すると、日本は古来から、世界に誇るべき素晴らしい文化、最高水準の技術力を持っていることを感じ、日本の伝統や文化

      • Cohanaというブランドの成り立ち-第2回

        全国の地域産業の素材や技術をかけあわせる第1回で、Cohanaは日本の地域産業とコラボレーションするブランドだと書きました。1つの地域から生まれる商品もありますが、多くの場合は、2つ以上の地域産業の素材や技術が組み合わさって成立しています。 例えば、「庄三郎 伊賀のくみひもの糸切ばさみ」という商品は、はさみは、江戸時代から続く刀の製造技術をもつ東京の庄三郎という会社で作り、持ち手部分は三重県伊賀市の松島組紐店で組ひもを巻いて、当社でギフトボックスに入れて製品化しています。

        • メーカーがキャッシュを生み出す経営

          黒字なのにお金が減った!?毎年の決算で、利益が出ているのに自社のお金が増えていないことに気づく経営者も多いと思います。それもそのはず、会計上の損益とキャッシュ(現金)の増減は異なるからです。 経営には運転資金が必要?経営には、商品を「仕入」して、「在庫」して、「売上」げる3つの要素があるとしたら、その結果、「仕入債務」、「棚卸資産(在庫)」、「売上債権」から構成される運転資金が発生します。運転資金が増えれば増えるほどキャッシュは減少します。 運転資金の構成要素 売上債権+

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        • 迫る経済危機
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        • Cohanaというブランドの成り立ち
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          Cohanaというブランドの成り立ち -第1回

          はじめに2016年秋に新しいブランドCohana(コハナ)が立ち上がりました。Cohanaは、日本の地域産業の素材や技術を活かしてつくったハンドメイドの道具シリーズで、これまで、岩手の南部鉄器、長崎の波佐見焼、岐阜県関市のはさみ、三重の伊賀の組紐、などとコラボレーションして、商品をプロデュースしてきました。 Cohanaの個々の商品や製造のストーリーなどについては下記の公式サイトに委ねるとして、私のnoteの趣旨から、より経営学的な視点からCohanaの成り立ちについて説明

          Cohanaというブランドの成り立ち -第1回