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自分の中のタラレバを認めて楽になろう!

「タラレバばかり言っていたらこんな年になってしまった!」

脚本家の鎌田倫子は、恋も仕事も上手くいかず、高校時代からの親友である香、小雪と焦りながらも「女子会」を繰り返す日々を送っていた。そんな話ばかりしていると、突然、金髪の美青年に「このタラレバ女!」と言い放たれてしまう。

タラレバとは、もしあの時○○だっタラ…、もっと○○になれレバ…、という未来への希望、過去への後悔、理想と現実のギャップを繰り返して言う「東京タラレバ娘」の主人公達のことです。

わたしの好きなシーンは後半で「金髪の美青年(KEYくん)」の過去が解き明かされていくシーンです(漫画とドラマではちょっと違いましたね)。

KEYくんはモデル・若手の売れっ子俳優なんだけど、いつも倫子たちを「タラレバさん」とバカにしています。

そんなKEYくんが亡くなった奥さんの七回忌に参加した帰りに、奥さんのお父さん(義父)から「もう十分だよ。もうヨウコのことは忘れてくれていい。〜略〜 これから君は君の人生を歩んで行きなさい」と。ショックを受け、酔いつぶれます。そんなところを倫子は偶然に見つけ、KEYくんは倫子に自分の中の拭えない疑問を吐露します。

KEYくん:
本当に彼女は幸せだったのかな…

倫子:
そんなことずっと引きずってきたの?バカじゃないの?〜略〜 いつまでもひきずってるなんて、あんたこそタラレバ男じゃん!

…そう、情けない自分、自信のない自分に、人は気づかなかったり、認められなかったりする。嫉妬、怒り、苦しみ、かっこ悪い自分、理想に届いてない自分、ダサい自分、惨めな自分…認めたくない自分は、色々あります。

タラレバってどんな状況だろう?

大抵、タラレバ言ってる時は、
①気持ち(=感情)の整理がついていない
②その原因が何なのか特定できていない

そのままだと、もしかしたら状況を変えられるかもしれないのに自分を納得させて、○○だったらいいのに!というタラレバ世界の住人になっちゃいます。

たとえば、凛子が自分が好きなのは早坂さんだ、と思い続けて同棲していたら、いつか『こんなんじゃなかった!』と不満が募って、またタラレバ言うことでしょう。気持ちを整理すれば、やっぱりKEYくんが好きだ→早川さんとは同棲できない、って、前に進めるはずです。

気づかないフリしてる本当の気持ちを認めてみよう

わたしにも、最近、潔く認めたことがあります。わたしは、中学校受験から始まって、大学生の授業まで、比較的まじめに勉強を頑張ってきました。

わたしには、ふたつ上の姉がいまして、彼女はとっても絵が上手だったんです。で、本当にイラストレーターになっちゃいました。

姉が羨ましくて、他のことで褒められるよう、両親に褒められそうなことを頑張ることにしました。それが中学受験だった。より大きくなるにつれて、世の中は、学歴や社会のルールっぽいモノに従うこと(校則とかね)が賢い生き方、つまり、わたしにとっては褒められることにつながるんだ、と無意識に自分に刷り込ませていきました。

頭がよければ、褒められる
頭がよければ、認められる
上に従えば、世の中で重宝される
(ここでは、頭がよいの定義は置いておきましょう)

これが、わたしの中にあるタラレバでした。

タラレバを認めて、どこから来ているのか気づく

そして、大人になったある日、自分の小さい頃の成績表を見つけます。

小学校の成績表は、5点満点中ほとんど4か5だと思ってたけど、
全然そんなことなかったし、いかにも勉強嫌いの姉にも負けてる(笑)

わたし、勉強苦手だったんや!そして、もう1つの事実に気づきます。

わたし、勉強好きじゃないわ(笑)!!!!

すると、芋づる式に事実が噴出。分厚い本、いっぱい読んだけど、頭に全然入ってない!資格取得の勉強も一生懸命したけど、途中で挫折したのもいっぱいある!大学も頑張って講義を聞いたけど、ほとんど覚えてない!英語もテキストでは覚えられないから、体当たりで学んだ!

だって勉強嫌いだもん!!

原因を知ってバネにする

勉強をがんばってたのは、全て姉と比較した時の「わたしには才能がない!!!」っていう劣等感から来てたんですよね。

それを認めると、一瞬めちゃくちゃ落ち込むかもしれません。だって自分が一生懸命やってきたものだもの。かけてきた労力、時間は膨大でしょ?無駄にしたように思う。

でも、認めてからが本当の勝負なんです。じゃあ、そんなわたしに一体何が残るの?考えなければなりません。

…わたしは「才能なんて何もないかも!?」しれないけど、たぶんその分、姉には絶対でないことをやってきた。

たとえば、
・カフェで隣に座っていた全く知らない人の話が気になって声をかけたらムハマド・ユヌスさんをお招きする会の企画者だったこと。
・ユヌスさんが好きすぎて、バングラデシュに行きたくなって、直接OKもらって2ヶ月後には海外生活初でバングラデシュに住んでたこと。
・ユヌスさんのオフィスに入ったものの英語が話せなくて、英語話せなくてもできる仕事をお願いしたら、3ヶ月名刺のスキャンだけをやり続けたこと。

…どのエピソードも、頭が良くて、社会的に重宝されるような人なら、やってないと思う笑

勉強嫌いだ!って認めて、わたしは経験で学ぶことの方が得意なんだ、と気づきました。だから、やってみることでしか、学べないんだ。やってみて学んだことは、わたしの魅力でもあるし、人に伝えられることでもあるし、人生のネタになる!!!

そして、何よりも良かったのは認めると、後悔することが減った。頭の回転がいいな〜と思う人に頼れるようになった、アドバイスを受け入れられるようになった。くよくよする回数も減った。折れても立ち直るスピードが速くなった。勉強嫌いだから、経験で学ぶしかない!ってね。いいことづくめです。

意地はって、勉強が好きだ!って言っていたら、こんなコラムは書いてないですね(*゚▽゚*)

ということで、

人に対する嫉妬、自分の中にある怒り、恐れ、劣等感、
自分の悪いところ、嫌い・イヤだという感情

こういう等身大の自分、ドロドロした自分を認めるのは、一瞬、心が痛いかもしれないけれど、きっと本当に自分が楽しめるようになるには重要なことだと思います。

悩める "過去のわたし" へのセルフトーク!

1人でできないときは、書き出したり、友達におしゃべりするといいかもしれませんね。

・自分の中で悩んでいることはなんですか?

・悩んでいる理由に、自分の中に素直に認めたくない原因はありますか?

・認めたくない理由は、どんな気持ちから来てますか?嫉妬?劣等感?自尊感情が傷ついてる?怒り?悔しさ?

・それは、過去のどんな経験から来てますか?

・いま、それを認めたらどんな気持ちですか?

・認めたことを手放してみたら、どうなりそうですか?そのドロドロを捨てて、新たに見える自分の素敵なところはどんなところですか? 

・自分の素敵なところ、どう活かせそうですか?

では、また来週〜٩( 'ω' )و

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