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すべての女性は愛おしい。

バングラデシュから日本に帰って、皇居の前に建つパレスホテルに泊まった。

パレスホテルは、日本にいると打ち合わせで利用していたのだけど、泊まることはなくて。立地のおかげか、いつも「気」が良いので、毎日がチャレンジのような暮らしの中で、ホッと自分を癒す時間を作れそうだったから、一度泊まってみることにした。


わたしの心を癒したもの

1泊2日の中で、わたしの心にぐっと癒しをもたらしてくれたのが『ネイルケアのアメニティ』だった。男性は分からないかもしれないけれど、女子力が高いと言われる女子の爪は、いつも輝いている。綺麗なカラーネイルやネイルアートをネイルショップで毎月ケアするのである。

わたしは、ネイルアートは、バングラ生活やモノづくり、デスクワーク、どれにも向かないから『爪は清潔だったら、いいか』くらいにしか思っていなかった。

でもね、せっかくお部屋にアメニティがあるんだから、爪を磨いて見ようと思って、磨きだしたら、たった5分のケアで、指先がピカピカして、心が癒されたんだよね。自分の素の爪の色だけど、輝いている自分の爪が可愛い…(笑)

日本女性は頑張らなきゃ!って思わされる時代に生きている

日本や先進国の潮流は、「男女雇用機会均等」から「女性活用」「女性活躍推進」「女性管理職の割合アップ」…と、男性と対等に働く、ということだけでなくて、管理職・マネジメント・経営・政治の(いままでは)男性が大多数だった場への活躍が促されている。

そうやって、今まで男性が負ってきた役割を女性も同じようにやらせようという社会の流れは、女性を必要ないラインまで「頑張らせてしまっている」ように見える。

今まで『育み』『守り』という役割を担って生きてきた女性たちは、超・突然に男性社会の役割を社会からもたらされて、見えないプレッシャーを感じて、さらに子育てという責任を負い、部下のことを思い………とにかく様々な外部要因にさらされまくってます。人類の歴史という長さから俯瞰して見ると、自分たちの社会的役割が急激に変わってるわけでDNAレベルでは、変化について行けるわけがない。

そして、その見えない期待に応えようと、頑張っているうちに、もともと女性が持って生まれた「愛おしさ」を奥の奥の方に仕舞い込み、その愛おしさをまるで初めから持ってなかったかのように振る舞い始めるのです。

本当は、どの女性もみんな可愛らしくて、チャーミングで、子供のような無邪気さと純白さがあるにも関わらず…。

奥に閉まった「愛おしさ」

ネイルアートをしたかったら思う存分すればいい。自分のモチベーションが上がることを見つけて、それをたくさんしたらいい。でも、もともと持って生まれた自分の爪をちょっと磨くだけで、桜色の爪を本当に愛おしく感じると思います。毎日、100%で頑張る必要はない。ただ、指先まで気合いを入れて、がんばってきたんだって気づいて、その気持ちを大事にすればいい。

男性もパートナーがいるのなら、彼女の指先に「愛おしさ」を見つけて大事にしてあげて欲しい。彼女が社会のプレッシャーに耐えながら頑張っている人なのか、誰かのために頑張ってしまう人なのか、自分の女性らしさを認められなくて悲しんでいる人なのか、子育て一番で自分のことが後回しになってる人なのか、何かきっと感じられると思う。

どうぞ、わかってください。すべての女性はもともと愛おしい存在なのだ。

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