結城綾香

正統派、鬱ロック。そして、憑依系、モノカキ。 Twitter https://twit…

結城綾香

正統派、鬱ロック。そして、憑依系、モノカキ。 Twitter https://twitter.com/yukiayaka05

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最近の記事

POLYSICSへ私なりの愛をこめて

「そんな話は聞いたことがない」 そう言われるかもしれないが、私はPOLYSICSが好きだ。 ずっと世界で一番愛して憧れている女性、スーパーベーシスト・フミさんを有しているのだ。 そりゃ好きに決まっているだろう。 華奢な身体とかわいく強い声とさらさらの髪の毛を振り回しながら、ぶりっぶりでごりっごりでゴキゲンな音をこぶりなYAMAHAから繰り出すその姿。 私の元には、緑の軍曹が連れてきてくれた。 母が買ってくれた『You-You-You』 その母は、芸術面についての「よい

    • 『私だけの水槽』(松井玲奈:著)を読んで

      諸々の要項を踏んで、 現在、私は松井玲奈さんの著作が大好きな人生を歩んでいます。 ありがたくも新刊『私だけの水槽』のサイン本お渡し会に応募したところ当選。 発売日より少し早めのイベントで手に入れた本作を、じっくりじっくり読みました。 おいしい本は、食べ物と同じようにちょっとだけ残してしまう癖がある。 きっと同じような人は多いのではないのかしら。 「ああ、もう終わってしまうな」 終わりはお酒を飲みながら、それともとっておきのアイスやジュースをいただきながら… と、通

      • わたしの大切な人たちへ

        10年くらい住んでいた西荻窪で、 10年近く仲良くしてもらっているぴんくちゃんのお誘いにより、わたしは今日ライブをする。 調子は良くない。 そんなことを言うべきではないのかもしれないけれど、わたしの人生、大体調子がいいという日は 思いあがって空回りをしているだけが大概なので、これくらいの恐縮具合でいいと思う。 朝、起きた時、肩が凝っていた。 思った以上に疲れていた。 親知らずを抜いてバランスが崩れた身体が、無理をして帳尻を合わせようとしていたことに気づかなかった。

        • 空の先

          冬の空は、空気が澄んでいるから 遠く遠くに宇宙が見える。 なんなら、地面に射す木漏れ日などの暖かさにも宇宙を感じる。 気がする。 よく空を見るという人が、 「宇宙見えちゃうかあ」 と返してきたから、それは私みたいな目が悪い人間だけが見える妄想なのかもしれない。 いつか、その人も、 うんと疲れた時や、老眼になった時に 見えてしまえばよいとおもう。 きっと、そんな不安定な世界に必要な、綺麗な景色だから。 情報が多い。 テキストコミュニケーションが多い。 あんまり、本

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        • 小休止
          14本
        • 備忘録
          17本
        • ふらつき
          1本

        記事

          俯瞰を宙に浮かした私が祈る

          誰に届けばいいと思うでもなく、 唐突に、洗いざらいを、書いてみる。 婚活をしている。 結婚相談所に通っている。 こんなところで発表するなと思われるだろうが、 その前提情報がないと文章に深みが出ない。 嘘も建前も、 どちらも、私の文章にはあまりうまみを出してくれないから、 ありのままを吐き出した次第。 いろんな人と出会ってきた2023年暮れから2024年のはじまり。 相応に、時間を取られた気もするけれど、 一生のうちにこれだけの人たちの 人生の瞬間に立ち会うこともないと

          俯瞰を宙に浮かした私が祈る

          適量の新年のあいさつ

          新年、いかがお過ごしでしょうか。 年末にぽつらぽつらと書いていた内容が、 そぐわないような大きな出来事が日本でたくさん起こっています。 私の身うちにも起きたようです。 そのため、内容を変更してお送りすることにいたします。 何でもない話をします。 去年の暮、相変わらず、 西荻窪しんこぺでおせち詰めを手伝い、 重箱を抱えて鹿児島に三が日帰っておりました。 ※私の出身 ( 故郷 ) は、あくまで福岡なのだが、  父が引退したため、現在実家は鹿児島にあるのだ。 神社に詣でま

          適量の新年のあいさつ

          食について悩む

          最近、食が細くなった。 というか、粗食になった。 朝は味噌汁(豆腐が丸ごとドカッと入ったの)と、 ビタミンCの飲料。 歩きながらクッキー2枚くらい。 昼は大体おにぎりひとつと拳ひとつぶんのおかず。 夜は最近どこかに行くことが多かったけれど、 家で食べるなら、お昼と同じくらいかパスタ。 多分、1200kcalくらい。 足りていない。うん。 これが昼ご飯が遅れたりすると、 もっと食べない。 今日がまさにそう。 1日1500kcalは食べてる身体でありたいから大変。 みん

          食について悩む

          お裾分け

          あまり外に出たがらない私が、 この1ヵ月、毎日のように人間と会話をしている。 とんでもないことだと思う。 身体も壊すことが多いけれど ( 免疫系が、がくっと落ちたタイミングがあった ) まあ、ははっと笑うことは、 私にとってはいいことであると信じている。 飲み屋によく行く。 よく行くといっても、 私はいろんなところをはしごするタイプではないから、 数軒の行きやすいところだけに入っていく。 沖縄タウンのBECCHI、西荻窪のしんこぺの2軒くらいだったのだが、 最近は、 新

          貧乏くじを引くということ

          もうそろそろ許されると思い、ゴジラの話をする。 ゴジラ鑑賞者の口から、よく、タイトルの言葉が発せられるようになった。 社会人にはどーんと胸にきた言葉ではないだろうか。 マイゴジは、立ち向かった人・逃げる人、どちらにとっても救いのある内容になっていると感じたが、 主人公が最終的に立ち向かうという流れで終結をしているため、 実は、逃げる人に対しては、その次のステップを選ぶよう促すというメッセージが含まれていると個人的には感じる。 アメリカで大ヒットしたという理由も、 軍とい

          貧乏くじを引くということ

          ノールックひとりドライブ

          始発で行こうと思っていたが、 なんだかんだ自律神経との押し問答で目が覚めず。 朝8時になって、ようやく盛り返した副交感神経が、 ざわざわと騒ぎだして、代田橋から飛び乗った電車でたどり着いたのは仙台。 バスを利用するかの脳内会議を緩く経て、 はじめてのひとり自動車運転の旅と相成りました本日。 現在は、新幹線の中です。 仙台を出発して、西方寺まで。 山道運転に慣れているのは、 三峰神社のおかげだと思われる。 ありがたや。 駐車でひとり自問自答長めタイムがあったものの、

          ノールックひとりドライブ

          ひとり旅は貴族

          旅は、ひとりでするに限るなと思うことが多々あります。 少し前、その意見に対して、 「さみしい人」 と、評した方もいました。 そういう雑音のおかげで、 しばらくひとりで旅立つことが恐怖になっていましたが、 ここ最近は、弾丸で様々な場所に行ってみるということをしています。 10月は、京都に行きました。 思い立って、夜行バスに乗って、伏見稲荷大社と安井金毘羅宮を目指したのです。 たまたまタイミングが合って、一番祈祷となった伏見稲荷大社。 伏見山を登りながら、いろんな人とすれ違

          ひとり旅は貴族

          寺に駆け込んだ。 高円寺は長仙寺。真言宗。ご本尊は、不動明王。 理由は、自分の声ではない「ごめんなさい」で身体があふれかえってしまったから。 スピってるとか、頭おかしいといわれてしまえばそれまでだなあと思いながら、 こうして文章に起こして世界発信を試みている自分の自己承認欲求の強さに、 べたべたとした、人間の垢の臭いを感じる。 少し前、狂ったように「ごめんなさい」と嗚咽する人間を見てしまったからだろうか。 何か、憑き物がついていたのかもしれない。 境内は、曇りの日の夕

          人間視座のゼロイチ論

          最近、怪我をしました。 肩折れました。 きっと、治ります。 最近、同じ年頃の女の子が複数人いるコミュニティに属して、私の心は健全です。 目標に向けた事実だけを言ってくれる人たちに対しては、顔色を伺う不健康もありません。 私は、何に怯えていたのでしょうか。 最近、10年ぶりに、 楽器屋でバイトしていた時の先輩に会いました。 信頼を投げかけて派生する開かれたコミュニケーションが、私はいいと思うという話をしました。 音楽も文学も学問も、 本来ゼロイチができる人というのは

          人間視座のゼロイチ論

          無理をした。

          この数年、私は無理をしていた気がする。 自立していた足元が、ばらばらと崩れるくらいには、心がすり減ってしまった。 はき違えた優しさを抱えて、 自分の足で立っていると、 時々、変な人間が寄ってくる。 その最たる例に、 この数年間悩まされてきたのだが、 やっと、つい最近、そのもろもろから解放された気持ちでいっぱいだ。 私はよく、転移をされる。 昔はそういった人たちに恨みつらみを抱えていたが、 今となっては、もはやどうでもいい出来事のような気がする。 最近、大きな別れが続い

          無理をした。

          少し前の話。

          ふとした時、19 歳から 3 年間ほど付き合った君を思い出す。 楽器屋のバイト先のエフェクターコーナーの君は、 1990 年生まれだったから、今はもう 32 歳。 「 夢を回収するのに疲れた 」 そう言って、25 歳の時に、広島に帰った君は、 今はあの頃の宣言通り、就職をして結婚をして、子供もいるだろうか。 別れ際は、20 になったあたりの私では とても対処できないような衝撃的なシーンだったため、 呪いの言葉も多くつぶやいた。 そりゃあ、成人した男性の両親が、 わざわざワ

          少し前の話。

          初め、ということ。

          物事を始めるときに、 「 ○○ 初め 」 といい現わすことがある。 「 初め 」という言葉は、 「 染め 」とも通じるものがあるようで、 少しずつ、新しいことが、自分の身体に染まっていく様が想像できていいなと思う。 最近、ヨガを始めた。 多分、3 ヵ月で辞めると思う。 ただ、動かすことをあきらめていた筋肉たちが、 ヨガのポーズを通じてごりっと動かされていくような感覚は、 今までの自分の生活では味わえなかった部類の出来事なので、 いい体験をしたなあと思っている。 たまた

          初め、ということ。