ラヴェル 「マ・メール・ロワ」より第1曲眠りの森の美女のパヴァーヌ

ラヴェル
組曲「マ・メール・ロワ」より
第1曲 眠りの森の美女のパヴァーヌ

「マ・メール・ロワ」は5曲の連弾曲でできていて、ラヴェル は、友人のゴドフスキ夫妻の2人娘のために、この連弾組曲を作った。

のちに、ラヴェル 自身が、管弦楽用とバレエ音楽編曲している。

「マ・メール・ロワ」とはフランス語で「マザーグース」という意味で、フランスを中心としたおとぎ話の題材を参考にしたらしい。

第1曲がディズニーでも有名な「眠りの森の美女」題材にした曲。

「眠りの森の美女」のお話、覚えていますか?

ある王国に生まれた娘の誕生パーティーに、呼ばれなかった悪い妖精が、パーティーに呼ばれなかった腹いせに、その赤ん坊に「16歳になったら、尖った物に刺されて死ぬだろう」という呪いをかけてしまう。

その時、良い妖精の魔法によって死は免れたものの、やはり16歳の時に糸紡ぎの針に刺されて、100年の眠りにつく。

パヴァーヌとは、フランス16世紀に流行した緩やかな列になって踊る宮廷舞踏。

この曲は、姫が眠っている側で、城に仕える者たちが静かに踊るパヴァーヌ。

20小節だけの短い曲だが、美しい旋律で、眠り姫の脇で、静かに時が流れる様子が、よく現れている曲だと思う。
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