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れんこん

独り暮らしをしていたときは、仕事ばかりしていたので、自炊といっても大したものは作れず、週末に手羽元、れんこん、大根、にんじんを大きく切って煮ておいて、食べるときに味変しながら、一週間過ごしていたりした。

そんな状況で結婚したので、作れるものが異常に少なく、青菜の煮浸しと、レタスときゅうりのサラダが交代で登場するような食卓だった。当時、一生分の煮浸しを作ってしまったようで、最近、煮浸しはほとんど作らなくなってしまった。

振り返ると、根菜スープの時代も、煮浸しの時代も、野菜を取らなければならないという切迫感と、自分で作ったものを食べて安心したいという気持ちが強かったように思う。時間もなく、コツもわからないのに、ひたすら続けていた自分を褒めたいと思う。あと、煮浸しを食べ続けていた家人も。

有賀薫さんの、根菜まるごとスープのレシピをみて、急に、大きく切ったれんこんが懐かしくなって、鶏肉、れんこん、舞茸のスープを作った。
鶏肉に塩をして、大きめに切ったれんこんと、小さく裂いた舞茸と共に、鍋に入れて、水を注ぎ、しばらく煮て、味を整えたらできあがり。

鶏肉と舞茸の旨みに、秋を感じる。
続けてればこれくらいはできるようになる。

*有賀さんのレシピはこちら
*れんこんの取り扱いに注目
https://cakes.mu/posts/22452

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