小さな小さな村の金曜日だけひらかれる役場でサインをするだけの入籍。

4日前まで、私も旦那さんもいつも通りの格好で入籍を済ませる予定だった。

直前の火曜日にフランスの友人に『ドレスはちゃんと用意した？』『美容室の予約は？』

・・・何もしてない。

そんな火曜日の夕方、式に立ち会ってくれる友人のセッティングで、急遽金曜日の朝美容室の予約を入れて貰う。

水曜日、日本から来ていた友人と近くの少し大きな街に出かける予定にしていた。友人のすすめもあり、買い物に付き合ってもらった

買い物のタイトルは

『入籍おめかしコーデ』

フランスに来て、なれない土地での買い物、こどもと一緒だと今までの様に自由な時間で買い物は出来ない・・・

特に買い物をしたくてしかたがない!!なんて、こともなかったから、洋服の買い物は久しぶり。

徐々にテンションが上がる母と・・・

お腹が空いてきた息子・・・

中々日常で着る事のないワンピースにするか・・・

日常スタイルに近い、でも嫁に行く時は(白!!)と、うっすら思っていた全身白コーデにするか・・・

Doleの街あるきを楽しみながら、『入籍おめかしコーデ』をどうするか考える・・・

金曜日の朝、言葉もたどたどしく、雑誌からイメージしたアレンジスタイルをオーダー。

ゆるっと、こなれ感のあるアレンジスタイルをオーダー・・・したけれど。

日本の美容室、特に自分が気に入って行っていた場所とは勝手が違う。

当たり前かもしれないが、言いたい事は伝わらない・・・

髪型のセッティングに入ると、途端にヘアスプレーと大量のピン。笑

されるがままに時は経ち・・・

第一印象は・・・

あちゃー・・・
日本髪を結われたような気分に実はなっていて、
ナチュラル、こなれた感・・・

無理かぁ、とちょっと残念に思っていたけど、友人に撮影してもらった写真はとても素敵な髪型に。

そして、入籍の直前の生のお花の飾りもつけてもらい・・・

凄く素敵な、想像以上の仕上がりに‼

そして、旦那さんの20年以上ぶりのネクタイ👔に悪戦苦闘の10分を経て

2019年5月17日金曜日18:00

少し新しいステージの始まり

小さな小さな村役場の一室が華やいだ。

普段から大きく違わない、だけど、確実に特別な１日に。感謝。

all photo by SAYURI ANADA