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見ている風景を広げる

最近親戚と話すイベントがあった。その中でエンジニアとして大事だなと思うことが見えてきた気がするのでまとめてみる。

情報から学びを汲み取る

個人から得た情報は扱いが難しい。ネットニュースや第三者が発信している情報はいろんなコンテキストを含んでいる。ときにはポジショントークや一方的な意見の可能性もある。これらを鵜呑みにしてしまうと自分にとって機会損失のきっかけになってしまう。

エンジニアの場合、様々な現場からプラクティスやフレームワークが情報発信されている。成功しているものから失敗しているものまで、それぞれコンテキストが異なってくる。情報を置き換える場合は自分の現場の背景と比較して考える必要がある。実践するときは背景の差分を抽出して、自分達に適応した時の仮説を立ててから実践したほうがいいと思った。仮説は成功を約束するものではなく検証するために立てる。そのため、実践したらふりかえりを行い、学びを抽出すると次の糧になる。この糧が自分にとって(組織にとって)一次情報となりまた次の人たちへ発信する情報となるのだろう。

実践したら次は広げる番だ。

好奇心

見えてきたことのもう一つは好奇心である。プロダクト開発において自分達が全てを捉え切ることは難しい。そのため、少ない情報の中から次のアクションを決めて決断していかないといけない。全てわかったつもりで決断してしまうと図らずしもいろんな可能性を捨ててしまう。

個人との会話においても相手はいろんな立場、環境を経験してきている。たとえ年齢、関係性に差があったとしても自分が正しいという感覚は得られる学びを減らしてしまう。ときにやってしまいがちな承認欲求を満たそうとする行動を選択しないために好奇心を忘れないようにしたい。自分とは全く異なる環境にいる人ほど普段得られない学びが広がっていてるはずだ。今後の自分にとって選択できなかった決断ができるようになることもあると思う。

どんなときもHRTの精神は忘れないようにしたい。きっかけは意外と近くで見つけられるものなのだろう。

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