3/26 日経賞

3/26 中山11R 日経賞(G2)
◎14ウインキートス
○8クレッシェンドラヴ
▲15スマイル
△△11タイトルホルダー
△5,3,12,6

この中山の中長距離という舞台だったら◎はウインキートスで揺るぎません。有馬記念の大敗は、テンの速い2頭のすぐ後の3番手につけたことによる展開不利のもの。その展開に加え、後続の有力馬にすぐターゲットとなるような位置にいたため、3角で既に余力が無くなってしまいました。あの有馬での騎乗をナイス騎乗という声がかなりありましたが、個人的には相当悪い騎乗と考えており、あの好位の位置を取った時点で一番プレッシャーがかかる立場になるのは戦前から明白でした。その騎乗による大惨敗(+1.8秒負け)であり、力は半分程度しか出し切っていない。有馬ではオールカマーのように5番手程度に控えて3角で押し上げて行くのが正解で、そのように乗っていれば掲示板程度はあったはずと私は見ています。
今回も丹内騎手の継続騎乗。今までのウインキートスに乗る時の丹内騎手は好騎乗とミスが半々程度に現れており、3歳〜4歳時に条件戦を連続2着をしたレースなどは完全に勝てたレース。その後横山武騎手に乗り替わって湾岸Sを圧勝したように、本来なら一発でOP入りできる実力を当時から持っておりました。一方目黒記念やオールカマーは内枠を上手く利用した好騎乗で好走しており、インを取る若しくは番手に付けるレースプランが実行出来れば、この騎手はしっかり結果を残します。
今回はハナを主張する馬がタイトルホルダーくらいしかいなく、この条件なら2番手を取りに行かなければいけないレース。有馬記念と違う部分はパンサラッサがいない点で、タイトルホルダーの単騎逃げとなれば間違いなくペースはスローになります。
2番手のポジションを4角まで維持できれば、目黒記念のように直線仕掛ければいいだけなので、今回は乗り方としてはそんなに難しくはないと思います。

逃げるタイトルホルダーにしても今回は仕上がり途上で、個人的に思う今回の最大の弱点は鞍上でしょう。有馬記念こそ5着には来ましたが、馬の力がある程度あればある程度掲示版程度までは確保できます。
今回は圧倒的人気の他陣営からマークされる立場であるので、その状況でしっかり勝たせるには騎手の技術の要素が不可欠。菊花賞は横山武騎手が絶妙なペース配分を踏んて後続を完封したもので、あのレース配分をもう一度再現できるのは相当困難です。

鞍上含めタイトルホルダーは条件としては今回完全な状態ではないので、ウインキートスの前走からの巻き返し勝利に大きく期待します。

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