12/25 有馬記念

12/25 中山11R 有馬記念(G1)
◎9イクイノックス
○10ジャスティンパレス
▲3ボルドグフーシュ
△△14ボッケリーニ
△16,15,8,12

イクイノックスは秋天を上がり3F32秒台という驚異的な勝ち方で制しましたが、一番条件が向いているのは府中ではなく、当地中山の中長距離だと断言します。
根拠は2点。
種牡馬キタサンブラック 
異例のローテでの皐月賞2着
キタサンブラックは春天連覇、有馬引退レース圧勝を含む3年連続馬券圏内という成績からわかる通り、ステイヤー能力が非常に高い名馬でした。このキタサンブラックについて、キレ味を武器とする馬なのかスタミナを武器とする馬なのかどちらなのかという質問を100人にしたら、おそらく99人が後者だと答えるでしょう。ただし、イクイノックスについて全く質問をしたら、おそらく30人くらいしか後者と答えません。それは秋天の勝ち方があまりにも印象的すぎるからだと思いますが、実際のところイクイノックスこそ父キタサンブラックの特徴をよく受け継いでおり、ステイヤー能力が一番秀でてるように見えます。かなりストライドが大きい走法をしており、追えば追うほどしぶとく伸びるような脚の使い方をしている。この特徴をよく現しているのが新馬の勝ち方です。この新馬戦を見返すとよくキタサンブラックの走法に似ていることがわかるでしょう。
そしてこのローテでの皐月賞、ダービー2着も決して無視できない要素です。これを取りこぼしているから、中山は適性がないという声がありますが、とんでもない。ただ皐月賞が3戦目という圧倒的な経験値の無さが足を引っ張って、それでも2着に来れたという見方をするのが正しいと思います。並の馬だったらあんなローテだったらまず着外に沈みます。いくら体質面を考慮したしとしてもあんなローテを選択する陣営には全く共感はできませんが、あれでも連を一回も外さない馬の強さには感服できます。

秋天で差し切ったのは単純に絶対的な能力が高いだけで、最大のパフォーマンスを発揮できるのは今回だと思っているので、例え人気しててもイクイノックスについては逆らえません。というより、そういう無用な中山不安説のお陰でオッズが適切な倍率よりも高く乖離していると私は思っているので、むしろ3倍ついたら相当妙味があると踏んでおります。

そして問題の相手ですが、これだけ3歳馬の強い秋G1はないので、菊花賞でも成績を出してる2頭は上位評価。そのうちジャスティンパレスの方が3角からマクリ気味の競馬をして神戸新聞杯、菊花賞と結果を出していて今の中山の馬場にフィットしているように見えるので、唯一イクイノックスを逆転できる可能性があるのではないかと見ています。
穴ではボッケリーニ。日経賞2着、AJCC3着という成績がありながら100倍超というオッズは正当に評価されていない感覚があります。今年の成績からしても距離を延ばせば延ばすほど安定してきているので、2,3着に来る可能性は全然秘めております。
あと特筆すべきはディープボンド。この馬については内枠に入りさえすれば◎候補にもなっておりましたが、コーナーで加速できないという弱点を孕んでいる以上、外枠はあまりにも最悪です。ただこの外枠で相当人気を落としている上、力はまだ上位なので相手には当然入れておかなければなりません。

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