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『あと9日』 奥 泰貴

皆さんこんばんは。
新入生も多いと思うので、改めて自己紹介させていただきます。

107代中距離ブロック長を務めております、商学部4年の奥泰貴と申します。と言われてもわからない人も多いと思うので、金髪の中距離の変な奴と言えば伝わるでしょうか?
しかしながら、今日美容院に行って関東インカレに向けて気合を入れるためにも髪色を暗くしてしまったので、新入生には認知されないかもしれません笑

ということで昨日の篠宮くんに引き続いて「関東インカレに向けて」の想いを綴っていきたいと思います。僕の稚拙な文章で良ければ、暫しの時間お付き合いしていただけると幸いです。p.s. 書いていたらとても長くなってしまいました。それでも良ければ是非!


過去3年を振り返って

僕がこの競走部の練習に参加し始めたのは高校3年生の1月からになります。入部時点で関東インカレのB標準を突破していた自分は、有難いことに1年生時から関東インカレに出場させていただきました。その為、今年は4回目の出走。泣いても笑っても関東インカレに出ることのできる最後の1回です。

しかし、過去3年間は本当に出場するだけの関東インカレになってしまっています。

1年生時は緊張で周りの空気に完全に飲まれてしまい、実力も歯が立たず1’54”63で組6着。

2年生時は梅沢さんという2個上の先輩がいるからと弱気な気持ちになってしまい、レース展開も酷いもので、1’55”35で組8着。

昨年は六大学で痛めた足首の痛みを引きずってしまい、自分が上級生として引っ張る立場であったにも関わらず、気持ち負けしてしまい1’56”60の組8着。年々タイムも遅くなっていて、話になりませんね。

このように過去3年間は「出場するだけ」の関東インカレになってしまっています。なぜそうなってしまったのでしょうか?

もちろん一番足りていないのは実力です。昨年までの自分が決勝に行けるだけの実力を持っていたかと問われると、ノーと答えざるを得ません。
しかし、実力が関係ない気持ちの面ですら過去3年間負けてしまっています。それでは出場するだけになりますね。後悔が多いですが、今年その借りを返すラストチャンスです。
 

関東インカレに賭ける想い

そんな中で迎える4回目の関東インカレです。今年僕が関東インカレに賭ける想いとしては、「壁をぶち壊して、新たなステージへの扉を開く」です。
 
かっこよく書いていますが、つまりは「決勝に行く」ということです。よくありますよね。今まで全く通用しなかった主人公が、最後の最後に下剋上を果たす的なやつ。まさにそれを今年体現しようと思います。

中距離ではここ15年ほどインカレでの決勝進出者を出せていません。先述した梅沢さんでさえも、一昨年の関東インカレは準決勝の9番目で、僅かの差で決勝進出を逃しています。その壁をぶち壊して、決勝という新たなステージへの扉を必ずや僕が開きます。

一回開けた扉は、開けるのが以前よりも簡単なはずです。来年以降僕は出場することができませんが、その扉を可愛い後輩たちに再び開いてもらいたいと思います。

そして、僕にとっての関東インカレとは?

それは、「死ぬほどかっこ良い場所」です。

過去3年間出場してきて、実際にその場に立つとわかります。とてつもない緊張と共に、トラックがキラキラ輝いて見えます。特に国立競技場で行われた2年前の関東インカレはすごいものでした。本当に死ぬほどかっこ良い場所なのです。

その場所で他大学の強豪選手と一緒に走る。これはとても贅沢なことです。そしてそんなにもかっこ良い場所で走るのであれば、結果を残すしかありませんね。

言い訳を作らない

僕から一番伝えたいこととしては、言い訳を作らないということです。
 
過去3年間、実力が足りていないにも関わらず、自分はなんらかの言い訳を作って死ぬほど後悔してきました。実力が足りていないならビビる必要なんて全くないのにです。

そして、言い訳を作っていては関東インカレという舞台で勝てるわけがありません。今まで積んできた練習は裏切らないのです。いくら怪我明けでも、調子が悪くても、組が渋くても、それを言い訳にしていては勝てません。

今の自分には勝てるだけの実力がある。例え実力が足りていなくても、勝つための練習を行ってきた。という自信を持つことが大切です。3年間言い訳を作って後悔してきた自分が言うのですから間違いありません。

当の自分は、言い訳を作る必要がないくらいに絶好調です。最近の練習は、毎回過去最高の水準でこなせており、自分でも関東インカレが楽しみでたまりません。昨日も夢で準決勝を突破したので、イメージトレーニングも完璧です笑

ここまで支えてくれた人たちへ

そして選手は背負っているのが自分の想いだけではありません。
日頃一緒に練習をしてくれるブロックの仲間、支えてくださるサポート陣、美味しいご飯を作ってくれる両親、それらの人みんなの想いを背負っているのです。

ここ最近での練習では、関東インカレに出場しない中距離の仲間が、自分のために引っ張りをしてくれたり、アドバイスをくれたりしています。そんな中で練習を行えているということ本当に感謝しています。ありがとう。

そしてサポートの人たちも全力でサポートしてくれています。
練習の度にテーピングをしてもらったり、1on1を通して外からの視点をくれたりと、本当にありがたい限りです。
このような環境で競技を行えるのはとても贅沢ですね。

そのような人たちの分まで背負っているとなると、みっともない走りをするわけには行けませんね。一番の恩返しは結果によるものです。僕も何がなんでも結果を残し、最高の恩返しをしたいと思います。

長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

あと9日間、やれることを全力でやって、チーム一丸となって戦っていきましょう!


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