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ベルを上げて吹きましょう?

こんにちは♬
昨日は地元のお祭の日でした。
お祭りも最初はドン引きなぐらい盛り上がっててある意味カルチャーショックだったのですが、いまでは夏の風物詩になりました。
喧騒も、お囃子の音もいまでは大好きです。
そんな地元のお祭のお囃子を主題にした楽曲はこちら↓

打ち込み音源ですけど。
よかったら聴いてみてくださいね♬
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さて、吹奏楽コンクールの練習も佳境になってきましたね。
私の生徒さんたちも一生懸命頑張って練習しています。
そして毎年生徒さんたちから聞くあの台詞も出てきました。

「ベルの高さを上げて他のみんなと揃えなさいって言われたんですけどどうすればいいですか?」

来ましたね。来ました(笑)
今年も例に漏れず来ました。

ちょっと話は逸れますけど、現代の子どもたちって結構な割合で下顎が引っ込んでいて上顎が出ている、つまりいわゆる「出っ歯」の子が多いんです。
噛み合わせも上下揃っていなくて、上の前歯が下の前歯にかぶさっている状態の子供が多いです。
これは私調べでもありますが、私の行きつけの歯医者さん(元生徒さん)が仰っていたので確かだと思います。
その歯医者さんいわく、そういう歯並びの子を「新人類」と呼んでいます(笑)
現代人は下顎を使わなくなってきているから、下顎が発達しなくても生きていけるようになったと(笑)人類の進化だそうですが(笑)

上の歯が下の歯にかぶっていると、息の流れはどうなるかというと、息はまっすぐ前に出ず、下向きに出ます。
なので、必然的にトランペットを吹く時に楽器を下向きに構えなくてはいけません。

私のレッスンでは生徒さんたちの歯並びに合わせ、楽器の角度も調整しています。もちろん、ひとりひとりによって全く違うので、歯並びだけで判断するのではなく総合的に1番息の通りやすい角度にします。


そんな訳で話は元に戻りますが、楽器の角度というのは人によって様々です。
とっても上手な方が楽器が右や左に斜めに構える方も知ってますし、顎を引いて楽器を上向きに構える方もいます。
ベルの角度を揃える、という指示は、見た目にはとても大事かもしれませんが、揃えたい場合は生徒さんたちの状況を把握した上で、折衷案が出せるといいのかもしれませんね。
どうしても、という場合は下向きに構える生徒さんに関しては「とにかく顔ごと上を向けばいいよ」と伝えてありますが、ずっと上向きで吹いているのって疲れますからね(笑)

ちなみに、このお仕事をしてから「ベルの角度を揃えて」というのは言われたことはありません。
譜面台の高さを揃えて、というのはありますけど・・・。

ではまた。ばいば〜い!

トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬