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基礎練習はしなくてもいい!?

こんにちは♬
連日公取委のジャニーズ注意であったり吉本のブラックぶりが報道されていたり賑わってますね。
いまホントに社会の在り方が変わるときに来ているのかもしれません。
時代の波に乗り遅れないように自分も働き方改革してかないとなーって思ってるいわたです。


さて、またTwitterを見ていたら興味深いツイートを見つけました。

もともとのツイートはこれ↓

注目したいのは「基礎練をしないことは悪」ってところですよね。

結論から言うと、基礎練習はしたほうがいいです。(笑)


でもね、それは合奏の前にかならずしなくてはいけないものでもなければ、毎日やらなきゃいけないっていうものでもないんです。
そして基礎練習をしないことは別に悪いことでも何でもありません。

その昔エリックさんのレッスンを受けた時にこんなことを仰ってました。
「僕は子供の頃基礎練習が嫌いで、ずっと曲ばかり練習してたんだ。でもやっぱり基礎練習が必要だというのは思っていて、だから曲を使って基礎練習をすることにしたんだ」
というような事を仰っていたのです。(記憶うろ覚えでスミマセン)

そして、どんなことをしていたかというと、例えばOver the Rainbowのフレーズをどんどん高いキーに上げて練習していくんだ、と私の本当に目の前で吹いてくださいました。
歌い方、息の状態、フィンガリング、アンブシュアなど色んなことを下の音から同じようにできるように持っていく練習だと思います。
あの時目の前で聞いたOver the Rainbowの音はいまだ耳の中に残っていますし、涙が出るほど感動したのもよく覚えています。

閑話休題、そう、基礎練習っていうのは必ずしもロングトーンであったり、スケールであったり、タンギングであったりする必要はないんだ、というのをその時に気がついたのです。

基礎練習って何のためにやっているかと言うと、「音楽を演奏するうえで自分に足りない技術的な部分を補強するためのトレーニング」なのです。

なので、基礎練習は毎日やるべき義務でもなければ、合奏前に必ずやらなくてもいいのです。
必要な時に必要な練習を行えばトレーニングはできるのです。
だってフィンガリングとかタンギングとか、やろうと思えば音を出さなくてもできますしね。。。

だからといって基礎練習を全くしない状態だと、必要な筋力や感覚が身につかないので、いつか演奏している時に壁にぶち当たります。
曲の中でトレーニングを意識できるなら、やらなくてもいいかもしれませんね。

いま、コンクールシーズンで色んな所でレッスンさせていただいていますが、子どもたちと一緒に基礎練習してるので本当にすこぶる調子がいいです(笑)基礎練習、大事ですよ〜。安定に繋がりますからね。いつも同じことをするので自分の調子もわかりますし。


ただし、合奏前に必ずしたほうがいいのは「ウォーミングアップ」です。
基礎練習とウォーミングアップは別物です。
身体を動かす時にストレッチや軽い体操をするのと同じことで、楽器も体を使うので適度なウォーミングアップは必要です。

ウォーミングアップの事はまたいずれお話しますね♬

ではまた。ばいば〜い!

トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬