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コンクール聴いてきました。ミュートの話。

こんにちは♬
今日は娘の送迎がてら、高校A編成の吹奏楽コンクールを聴きに行ってきました。
送迎・・・?と思われるかもしれないんですが、娘の学校は出演する子はバス、出演しない子は現地集合という感じらしく(笑)
どうせ聴きに行きたかったので朝から最後まで聴いてまいりました。


まあ色々思うところはあるんですが、トランペットのことで一番気になったことを。

今日の演奏は、ハーマンミュートを使う学校が多かったのですが、まあ予算の関係もあると思うんですが、みんなアルミ製なんですね。
トップ画像の一番右のやつです。

右のアルミ製と真ん中と左(左はジョーラルですが)はオールコパーで銅でできています。

ハーマンミュートを一番良く使うジャンルとしては、ジャズが多いです。
ちょっと雰囲気のあるお店なんかで流れていそうな音(笑)
なんですが、素材によって全然音色が違うんです。

わかりますかね?

コパー製に対して、アルミ製はすこし曇ったような音がします。
アルミ製が悪いわけじゃないですよ。でも素材によってこれだけの音色の差があるということなんです。

作曲家さんや編曲家さんが、どのハーマンミュートをイメージして曲を書いているのか、それは御本人に聞かないとわかりません。
一般的な吹奏楽部であれば、ほとんどの学校がアルミ製を使っていると思います。

ただ、アルミ製よりコパー製のほうが、輪郭がくっきり聞こえてきますし、もしジャズで聞こえるような音をイメージしていたとしたら、サウンドの聞こえ方も全く変わってくると思うのです。


ただ、このアルミ製とコパー製はお値段が倍ぐらい違います(笑)
そこが大きな問題なんですけどね。

でも、今日一日コンクールを聴いてみて、トップの子だけでもコパー製だと音色がくっきりしていいのになあってちょっと感じました。

一般的にハーマンミュートの音って多分コパー製をイメージしてると思うんです。私は割とコパー製のイメージで曲を書いたりしますが、他の作曲家さんたちはどうなのかな〜。

ちょっとこの「素材の違い」っていうのにも注目していただけると嬉しいなっと思いました。

もちろん、ストレートもカップも素材によって音は違います。
全部を揃えるっていうのは難しいと思うんですが、少し素材の違いっていうのも注目してほしいな〜と思います。

っていうか、ミュートは個人持ちしてもそんなにお値段かからないので。
リードふた箱買ったのと同じぐらいなので(笑)
是非個人持ち、おすすめします!

ではまた。ばいば〜い!

トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬