「ひとりじゃないよ」、「道はつづく」、そして「光あふれる場所」へ

世田谷区医療的ケア相談支援センターの３つめのコンテンツ制作は、センター発行の事業説明リーフレットです。

【これまでの経緯】

①センターPR動画「ひとりじゃないよ」

②プレリーフレット「つづく道」

がんばっている親御さんがもし孤独や不安を抱えていらっしゃったら、センターに来てほしい。ひとりではない、たくさんの場所や人とつながる、未来へと道が続いている、そのようなイメージを描きました。

そして三つ目のコンテンツは…

③事業説明リーフレット「光あふれる場所」

持ち運びしやすい、コンパクトな三つ折りのリーフレットです。広げると表がわがこうなっています。

センターの愛称がHi・na・ta（ひなた）となったことから、光で包まれ、光に満ちるイメージを暖色のカラーでまとめました。事前にセンターへ見学にも行ったのですが、大きな窓とバルコニーがあり、日光がよく入る場所でした。Hi・na・taという愛称には、スタッフの方々の「訪れる人があたたかい気持ちになるような場所を作りたい」という想いが込められているので、それを視覚的に表現したいと思いました。

【制作こぼれ話】

①の動画のBGMは私が作ったのですが、出来上がった時「少しさびしい印象」というご意見がありました。もっと明るいポップなものになればよかったのですが、冒頭で信号待ちをしている親子は、交通量の多い道に立って少し不安そうです。子育て中の親御さんは夕方の台所で、雨の日の室内で、眠れない夜に、それぞれの暮らしを頑張っていらっしゃるけれども、その中に、そこはかとない寂しさや不安があるということを描きたい。その気持ちが、初回の打ち合わせの時から私の中にありました。たよれる相談支援センターができるよ！というメッセージはそのような気持ちでいらっしゃる方々にぜひ届けたかったからです。担当課、事業所の方々のあたたかいご理解を得て、この動画が完成しました。③のリーフレットを制作したことで、一連のストーリーの中でさびしかった気持ちや不安が、光に溶けてやわらいでいくような気がしています。

このお仕事に関わらせてくださったすべての皆様の支えに心から感謝します。