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第64回競輪祭3日目レポート アメジスト優勝は児玉碧衣、トパーズ優勝は佐藤水菜!!



アメジストの優勝は児玉碧衣、トパーズの優勝は佐藤水菜でした。
すごくあっさり書いていますが、決して面白くなかったからではありません。二人とも強かったですね。
ただ、佐藤の方は、周りが警戒しすぎたのか、思いっきり展開が向きましたね。先行する番手にすんなり入るって…。よく言われる、まさに強い選手に更に展開が向く状況になったレースだったと感じました。
競技ケイリンの最近の展開は、先行逃げ切りというより追い込んで勝つというのが主流かもしれませんね。
逆に碧衣さんの方は、前前勝負で強い選手を後方に追いやってから、合わせて出ていくスタイルでした。
正解なんてないので、勝ったものが事実として残るだけなのでどのスタイルを選ぶのかは選手次第ですし、スタイルの好き嫌いはファンが選ぶことで、車券が売れていただければ業界が嬉しいということでしょう。
ガールズグランプリ2022の出場選手も決定し、一気に年末が見えてきた雰囲気になってきました。
ガールズグランプリ2022出場選手
児玉碧衣
佐藤水菜
石井寛子
柳原真緒
奥井 迪
山原さくら
尾方真生

以上の7選手です。

アメジスト

残り1周
ゴール

トパーズ

残り1周
残り1周。後ろの集団
最終バック
ゴール
ウイニングランの佐藤

そして男子の競輪祭はいよいよ佳境に突入ですね。
特に4日目12レースのダイヤモンドレースは今開催の好調選手が揃いました。
中でも注目は、一次予選2で脇本雄太を差した山田久徳です。仕事しまくって、差すのは仕上がっている証拠だと思います。
さてどうなるのでしょうか?
ちなみに、6Rから8Rの二次予選Bは1着、2着、9Rから11Rの二次予選Aは4着までが準決勝に進出できます。
ぱっと見、二次予選Bは曲者揃、二次予選Aは激戦と感じましたが、皆さんはどのように感じられましたでしょうか?
どのレースも非常に楽しみなレース展開になりそうですね。

5日目の準決勝に勝ち上がることができるのは誰なのか?
しっかり車券の検討してください!

一次予選2
■1レース

先行する新山。残り1周
ゴール


●1着の新山響平

新山響平

「突っ張るって決めていました。河端さんの動きだけしっかり見て、来なかったのでペースで駆けました。上出来です。脚の状態は変わらずにいいし、初戦で後ろに迷惑をかけたので、それを今日は活かせたかなと思います」
●2着の小原太樹
「新山君がすごいかかりでしたね。(河端は)来たのは見えたので対応はできました。内藤(秀久)さんはちょっとキツそうでした」
●3着の河端朋之
「僕が仕掛けないと柏野(智典)さんないし、そう思って3コーナー踏んだけど小原君が上手く出さないようにこられて、きつかったですね。腰の影響で練習もできなかったので、めちゃくちゃいい時に比べれば8割ですね」

■2レース

意地の突っ張り合い。山崎賢人と寺崎浩平。ナショナルだからね。
ゴール

●1着の渡邉一成

渡邉一成

「打鐘前の踏み出しで遅れるとその後の巻き返しが難しいかなと思ったので、そこはよかったですね。脚はいいと思います。今日も4コーナー回ってからフォームを意識してまわりましたけど、トップスピードに入れるのが遅くて、その後に持続できなかったので修正点かなと思います。落ち着いて走れていますし、昨日、今日の出来に自分を過信しなようにい頑張ります」
●2着の菊地圭尚
「一成の好きに走ってもらいました。でも、離れちゃいましたね(苦笑)。1センターでがっちゃってなっていて、自分もバックを2回くらい踏みました。一成は調子がいいんでしょうね。きつかったけど、明日以降につなげていきたいですね」
●3着の山崎賢人
「寺崎(浩平)さんとはスピードが一緒だし、苦しいですね。番手に入ってからも、余裕はなかったです。脚の状態は何とも言えないですね」

■3レース

先行する北津留翼。残り1周
ゴール

●1着の北津留翼

北津留翼

「後ろでレースが始まってて、じゃ、先行していいですかって腹をくくっていきました。後ろは小倉さん、久米さんお願いしますって思いながら淡々とゴールまで踏んでました。声援が後押ししてくれましたね。昨日の感じでよくなかったと思ったけど、今日のタイムがよくて、自分で自分がわからない状態です(笑)。」
●2着の小倉竜二
「内が空いてて、誘導員も残っていたので、練習みたいな駆け方で誘導を目標にいいペースで駆けてくれましたね。横まで来たら止める準備はしていたんですけどね。上がりタイムもいいし、タレてないし、北津留はかなりよかったと思います。抜ければよかったけど、全力でいって抜けなかったので。一昨日よりちょっと身体をしぼって軽い感じがします。明日からナイターっていう感じですし、気持ちを新たに頑張ります」
●3着の久米良
「すごい北津留君かかっていたし、小倉さんはきっちりブロックしてくれると思っていたので、安心してついていました」

■4レース

残り1周
ゴール

●1着の清水裕友

清水裕友

「阿部君がブンブン行っていたので3番手空いていたし、そこからになりました。自分から仕掛けられたらよかったけど、なんか脚がフワフワして、瓜生が仕掛けてくれて助かりました」
●2着の瓜生崇智
「後ろから見えていたし、かかる前に行かさせてもらいました。2着に残っているし、調子は悪くないです。明日からもチャレンジャーの気持ちで頑張ります」
●3着の諸橋愛
「瓜生が番手捲りしちゃったからいけなかったけど、清水の横までいけば締めていけたのに。今日はあれでいっぱいです」

■5レース

残り1周
ゴール

●1着の守澤太志

守澤太志

「松井(宏佑)がすごかったです。でも、出切るまでに脚を使っていたみたいで、捲ってきた時になんとかしたかったけど、前に出られていたので、申し訳なかったけど前に踏まさせてもらいました。新車だったけど、あんまりよくなかったですね。ダイヤモンドレースまでにはもっと軽くなるようにしたいと思います」
●2着の野田源一
「岩谷(拓磨)君がいいところで行きそうだったのでついていきました。いいペースで駆けていたけど、来られてしまって。その後に野原(雅也)君が来られてかぶるのがイヤだったので先に行きました。でも、守澤にいいのもらって苦しかったです。次もいつも通り全力で頑張ります」
●3着の阿部力也
「捌かれないようについていきました。初戦あとにしっかりケアして、初日よりは脚はよかったですね」

■6レース

残り1周
ゴール

●1着の森田優弥

森田優弥

「後ろだったので脚をしっかりためられました。昨日よりも脚の感触はいいですね」
●2着の新田祐大
「皆、前取りたくないんだろうなって思って前を取りました。行くタイミングが早かったですね。気持ちが早っちゃいました。ブロックをもらったけど、行けているし、森田君に行かれているけど、粘れてもいるし悪くはないですね。あとはタイミングだけ」
●3着の松谷秀幸
「全て(渡邉)雄太に任せていました。あんなに行ってくれると思ってなかったですね。もっていった時は止められたと思ったんですけど、行かれましたね。(慎太郎に)いいのもらったけど、車輪かかっていたし、新田が行ってくれていれば、行けましたね。初日であたりがつきましたね」

■7レース

残り1周
ゴール

●1着の吉田拓矢

吉田拓矢

「スタートで追って、ちょっと脚を使いました。犬伏(湧也)君1人で来たの見えたし、そこにスイッチしました。そこからはちょっと大事に行き過ぎましたね。(和田)真久留さんも来ていたし、張りながらいきました。昨日、自転車いじってそれがよかったですね」
●2着の成田和也
「全て吉田君に任せていました、最後は本当は外に行きたかったけど、内から来ていたので締め気味にいきました。初日よりは感触いいですね」
●3着の村田雅一
「(山田)諒君のおかげです。最後、内がごちゃついていた分外が伸びました。状態はいいですね」

■8レース

残り1周
最終1センター。坂井を牽制する山田。
最終バック。坂井も強い。再度追い上げる。
ゴール

●1着の山田久徳

山田久徳

「脇本にしっかりついていって、最後差せたのはよかったです。しっかり仕事しないとって思ってもっていった時にちょっと離れて慌てました。差せたのは自信につながりますね」
●2着の脇本雄太
「ここで引いたら間に合わないと思ったので突っ張りました。調子に関しては自分的にはどういう判断もくだせないなと思います。目の前の1着を取りにいきたいと思います」
●3着の坂井洋
「俺を突っ張ればっていう展開になっちゃったので、どうしようもないです。早めに仕掛けないと手も足も出ないので、もう行けるタイミングで行きました。ひっかかったとこ入るしかないので。明日以降に向けて、気持ちも身体も高めていきたいです」

ガールズグランプリトライアルレース
■9レース

ゴール

●1着の當銘直美

當銘直美

「奥井さんの後ろに入ろうと思ってました。後ろについてて、すごくいいコースを行くなって思いながらついてました。最後は自分の一番得意なパターンで勝ててよかったです」
●2着の奥井迪

奥井迪

「逃げ切れてないのが現状の力ですね。すごい応援をもらって、また頑張ろうっていう気持ちになりました。今の自分の力と、他の人たちのスピードを体感して、…残されている時間は少ないけど、自分のやれることを頑張っていくしかないです!」

■10レース

ゴール

●1着の尾崎睦

尾崎睦

「タイミング的にもっと早めに仕掛けられたらよかったかもしれないけど、しっかり周りを見て動きました。連日、力を出させていなかったので、今日は力を出し切れてよかったです。集中力を欠けているところはあったかなとよくなかったですけど、応援してくれる方もいるし、最後しっかり頑張りたいと思います」
●2着の日野未来

日野未来

「最近は自力で結果を出しているんですけど、今回は強い人の後ろについていきたいと思ってました。でも、それじゃその後ろを取れない時に勝てないと思ったので、自分で踏めるように頑張っていきたいと思います」

ガールズグランプリトライアルレース アメジスト決勝
■11レース

●優勝の児玉碧衣

児玉碧衣

「やった! ばり嬉しい!! 優勝すると気持ちいいですね。今まで大きいレースで優勝できなくて、がっかりさせたファンの方も多かったと思うので、今回、完全優勝を有言実行できたことはすごく嬉しいし、お客さんの期待に応えられたと思います。ヤナギを一番警戒していたかなと思います。でも、真生も自力あるし、さくらさんも強いので、前が動いてからは、前に踏むだけと意識を変えました。いいスピードで捲れたと思います。前に出れたら、あとは抜かれるかどうかの勝負は抜かれたらまた練習すればいいしと思って踏みました。やっと本来の自分の踏み方に戻ってきたかなと思います。ガールズグランプリまでしっかり練習して頑張りたいですね! 元女王って聞き飽きたので、女王って呼ばれたいですね!」

●2着の柳原真緒

柳原真緒

「初日、2日目を見て児玉さんは自分よりも強い走りだなっていうのはわかったので決勝も早めに仕掛けるだろうし、自分から早めに行く選択肢はなかったですね。児玉さんを追いかける展開になりましたけど、青木さんが思ったよりも残っていて、バックで思ったよりも進まなかったです。最後に振られて、そこで吸い込まれる感覚はなくなりましたね。自分の弱いところが出ました。もう児玉さんが強くて自分が弱かった、その感想だけです…。ガールズグランプリはもっと強い人達がそろいますか、チャレンジ精神で挑んでいきたいです!」

●3着の鈴木美教

鈴木美教

「作戦は想定通りでした。想定通り過ぎてめっちゃ緊張しましたね。でも、2コーナーで行くって決めていて、全然進みませんでしたけど、優勝した碧衣ちゃんが強かったです。まだまだ自分の力不足を痛感しました。悔しいけど、やることはやって負けたので次につなげたいと思います」

●4着の坂口楓華

坂口楓華

「レースを自分で動かして、力を出し切りたいと思いました。でも、車番が外枠だったし、そこは競輪祭ではきついですね。ホームで見合ってになるだろうなって、センターから行こうと思ったんですけどレースが始まってしまいましたね。いつかチャンスが来た時のために今日は勉強になりました」

●5着の尾方真生

尾方真生

「前の方が欲しかったけど一番前でなくてもよかったんですけどね。後ろに碧衣さんと真緒さんいるし、前で先行したいって決めてました。重かったけど、3コーナー前くらいでちょっと進む感じがあって、一瞬でも合わせられる感覚があったから前よりは成長したかなと思います」

●6着の青木美保
「ダッシュがすごくてついていけなかったので、そこを強化して頑張りたいと思います」

●7着の山原さくら

山原さくら

「並びは自分の一番理想にもっていけたんですけど、脚が足りませんでした。行きたかったけど2コーナーのトルクが足りなかったですね。あと1ヵ月、もうちょっと練習を頑張って脚を作って、いい結果を出せるように頑張りたいと思います!」

ガールズグランプリトライアルレース トパーズ決勝
■12レース
●優勝の佐藤水菜

佐藤水菜

「2年前のことはあんまり覚えてないですけど、2年前と同じく勝ちたいという気持ちで頑張りました。激動の2年でした。私はここを勝たなきゃガールズグランプリに出れないので、勝たなきゃいけないという気持ちで挑みました。どの位置になってもきついレースになるだろうし、どこの位置からでもいいと思って前と思いました。後ろを警戒しながら、行けるところから行こうと思ってました。ゴールまで一生懸命に踏みました。皆も来てたし、もう前に出られないように必死に踏みましたね。別府を走って、ガールズグランプリを走りたいです。パリ五輪で金メダルを目標に頑張ります!」

●2着の小林優香

小林優香

「今日はもう気持ちだけでした。今のこの状態、体調の中で今回は成績はまとめられた方だと思うし、来年はもうこの時期にはガールズグランプリは決まっているように、また来年頑張りたいです」

●3着の太田りゆ

太田りゆ

「一番後ろで前の様子はわからなかったので落ち着いて自分は自分の仕掛けと思ってました。優勝こそかったけど、レース内容は今回よかったし、競輪選手として成長を感じたし、納得はしています。ガールズグランプリに出るためには来年ここで頑張るしかないですけど、そこを目指すのはもちろん、一戦一戦で結果を残して、パリ五輪まで頑張ると決めているのでもっと強くなれるように頑張ります」

●4着の梅川風子

梅川風子

「今日は一か八かに賭けるか、自分の得意な距離で行くか迷っていましたが、それよりか、タイミングがあったのでそこは考えず過ぎずに行きました。正直、悔しいですし、この3日間の結果を受け止めてトレーニングに励みたいと思います。ナショナルチームもですが、他の面々も仕上がっているので、自分もそこの力に対抗できるように頑張っていかないといけないと思いました」

●5着の小林莉子
「自分が弱かったので、また来年頑張ります!」

●6着の石井寛子

石井寛子

「Sはいらないけど、前の方が欲しいと思っていましたが、まさかサトミナがS取るとは思わなかったです。ということはどういう作戦なのかなって考えちゃって、考え過ぎちゃいました。皆の迫力がすごくて圧倒されちゃいました。競輪祭は課題を残しちゃいますね。これをガールズグランプリに活かせればいいんですけどね、練習します」

●7着の太田美穂

太田美穂

「スタートは取らないって決めていたし、駆けようと思っていたのでレース内容はよかったと思います。けど、来年、再来年は逃げ残れるように頑張っていきたいと思います」

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