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第1回競輪祭女子王座戦(GI)優勝は梅川風子!!              第65回朝日新聞社杯競輪祭(GI)の3日目レポート

初代女王に輝いた梅川風子選手、最後に地元の立川グランプリの出場を決めました。
いつでも初物には、色々な苦労があると思います。
とりあえず万全を期そうとすればするほど、疲れる…。
なわけで、無事にレース、表彰が終われば色々な課題は来年にぶん投げられるわけですね。

さて、ガールズケイリン。もう、今の現行ルールでは限界がきていると思います。特にトップクラスのレースになればなるほど、限界だと思います。各選手が勝利に向かって100%の力を出せる出させる競技規則にしなければ、ギャンブルの競輪として成立できなくなると思います。
UCIルールに準拠ではなく、UCIルールそのものか、UCIルールを元にした別ルールを作るとかした方がいいでしょう。
コメントもしかり。自転車競技の成り立ちを考えるのなら、どう考えてもマーク戦があっても良いわけだし、マークするといってもいいはず。言えば、他の選手も分断にいく作戦を立てたりできるわけだから、よりスリリングで激しいレースで、しかもファンが予想するファクターが増えるのだから面白くなるでしょう。横の動きをどうするんだ!という声が上がると思いますが、競技のケイリンをみればわかるように、ルール範囲の動きはあります。そして、押し上げ、押圧、スプリンターレーン侵入(内外帯線間侵入)は厳格に反則失格をとるべきだと思います。
ガールズケイリンが誕生し10年が過ぎ、GIが創設されました。
更なるガールスケイリンの発展のためには見直すべきところは見直し、選手にとってもファンにとってもより魅力的なガールスケイリンにして欲しいですね。
賞金も大きく改善するときが来ています。
職業による男女間の賃金の見直しを言われている現在、ガールズのGIの優勝賞金額が男子競輪のGIの優勝賞金額の何分の一?
いいの?これ?
プロスポーツのど真ん中へって謳っているが単にお題目か?
とまあガールズGI決勝後に思ったことでした。

さて、競輪祭。4日目はダイアモンドレース、二次予選A、二次予選Bと勝ち上がり戦は続きます。

第1回競輪祭女子王座戦(GI)決勝


ゴール
小倉織の和傘。女子王座戦はこれが伝統にしていくようです。


三日目レースレポート

第1回女子王座戦


■1レース
●1着の小林莉子

小林莉子

「奥井(迪)さんの後ろがベストでした。叩く時のスピードもすごかったです。もう行けるところから行こうと思ってました。2日目は反省が多くありました。今年の目標をクリアできなかたし、この次から来年に向けてリスタートしたいと思います」
●2着の中野咲
「前の方にいようと思いました。並走で外に浮いたたままで脚を使ったんで、最後は伸びませんでした。GIは強い人が強いレースをして勝っているので、自力がないと勝てないとわかったので、練習をしっかりして成長していきたいと思います」

■2レース
●1着の児玉碧衣

児玉碧衣

「自信がないのがスタートから表れましたね。下条の仕掛けまちになっちゃいました。出てからのスピードも乗りなかったし。これは神様がちょっと気合いを入れ直せと言ってくれたんだと思って、ここから年末に向けて今以上に真剣にやっていきます」
●2着の荒牧聖未
「前々から冷静に力を出し切るレースをしたいと思いました。今回は全然踏めなくて悔しい想いをしました。GIができて自分もやる気が増えたし、目標に頑張りたいと思います」

第65回競輪祭 一次予選2

■3レース
●1着の坂井洋

坂井洋

「引いた時点で合わせて出る作戦だったんですけど、すでにスピードで行かれてやばかったですね。それから、切り替えてもう、しっかり脚をためながら出て行く余裕をてっておきました。大森さんに警戒されたのでコーナーかで行こうと思いました。前走よりは感触よかったです」
●2着の簗田一輝
「最後4コーナーまで脚をためて行くのが精いっぱいでした」
●3着の大森慶一
「小松崎(大地)が行ってくれて、来たら対応していこうと思ったけど、最後に一気に来られて対処ができませんでした。今日は前のおかげですね」

■4レース
●1着の北井佑季

北井佑季

「フタが外れるのはあのタイミングかなって、その上を行きたかったけど、黒沢(征治)さんがかかっていて、中団になりましたね。昨日は内につつまれて力出せなかったし、今日は2コーナーからですけど、力出せてよかったです」
●2着の渡部幸訓
「あの位置に入れる感じはあったので、そこから北井さんに落ち着いていってくれって思ってました。集中していたけど、口は空いちゃいましたね。北井さんが強いけど、自分ももうちょっとあげていきたいです」
●3着の寺崎浩平
「弛んだところを行きたかったけど、黒沢さんが先行意欲高くて、後方になったので、自分はいいレースじゃなかったですね」

■5レース
●1着の眞杉匠

眞杉匠

「先行で1着、1着でダイヤモンドにあがれたのは自信になりますね。ちょっとセッティングをいじって、昨日よりも良くなった感じがします」
●2着の内藤秀久
「眞杉君はバツグンでした! 自分は昨日休み過ぎたのかスイッチが上手く入らなかったですね。明日はしっかりスイッチを入れて、一車でも前にくいこみたいと思います」
●3着の飯野祐太
「先行の3番手を取りたいと思います。行ったけど進まなかったですね。調子は悪くないし、しっかり頑張ります」

■6レース
●1着の深谷知広

深谷知広

「バックで行きたかったけど、前がかかっていたので行けなくて、最後なんとか届いた感じでした」
●2着の町田大我
「松浦悠士大先生がああいう風に行けってアドバイスをしてくれたので、その通りに行きました。自分の感触もいいですね」
●3着の岩津裕介
「大我は自分で残っていたし、ただ、抜けていないのと、柏野(智典)さんを連れ込めなかったのが残念です。」

■7レース
●1着の野田源一

野田源一

「ああゆう流れになると思っていたので、3番手を取ってと思ってました。後ろを見たら、森田君が車間を空けていたので、詰める勢いでくるだろうなって思ったので、その前に行こうと思いました。1着を取って不安があるって言ったら怒られるので(笑)、調子はいいです」
●2着の平原康多
「嘉永(泰斗)の落車がわからなくて、森田(優弥)の車間を詰めていくのが遅いかなって、嘉永が来ちゃうんじゃないかって外を見ていました。追い込む感じはイマイチなので、修正していきたいと思います」
●3着の神山拓弥
「森田が作戦から積極的な感じだったので、僕は3番手の仕事をしようと思ってました。最後前が詰まって、平原さんの外は厳しいなと思って、空いた内にいきました。少しでも内のレースを走れるように頑張ります」

■8レース
●1着の新田祐大

新田祐大

「順番が回ってきたら、浅井(康太)が自分を引き出したい感じだったので、そのタイミングを逃がさないように行きました。あとは諸橋さんがヨコも強いし、なんとかしてくれると思ってました。ダイヤモンドレースに乗りましたけど、宮杯でそれで失敗しているし、ダイヤモンドも気合いを入れて頑張りたいと思います」
●2着の諸橋愛
「一昨日走っていいイメージがなかったんですけど、それを今日払拭されました。(伊藤)颯馬を合わした新田はさすがですね。もっと来ていたら持っていきましたけど、颯馬は自然に止まった感じでしたね」
●3着の岩本俊介
「あそこで突っ張れたのが全てです。志村(太賀)さんとこ狙ったわけじゃないけど、このメンバーで前々に踏まないとって思ったので。颯馬がアンコになっても来たのはびっくりしましたね。自力ではないですけど、しっかり流れに乗れているので悪くないですね」

■9レース
●1着の成田和也

成田和也

「前の郡司君だし、後ろが永澤なんで安心して走りました。郡司君がすかさずすごいスピードで行けるのはすごいなと思いました。郡司が先行したんで、来たらなんとかするしかないなって思ったんですけど、郡司がかかっていたんで来ませんでした。郡司もきつかったと思うけど、何とかチャンスをものにできた感じですね」
●2着の郡司浩平
「吉田(有希)が太田(海也)を突っ張るのか出させるのかを見てから判断しようと思いました。内に詰まるよりは、様子見ながら一発仕掛けようと思いました。太田がかかり切るまでに行こって、内に詰まらせてペースで駆けようと思ってました。出てからはもう成田さんに任せていましたね。最後はいっぱいいっぱいだったんですけど、最後まであきらめずに、脚が千切れないくらい踏みました。こうやって自力でダイヤモンドに乗れたのは自信につながりました」
●3着の永澤剛
「めちゃくちゃきついです。郡司君のおかげですね」

■10レース
●1着の松浦悠士

松浦悠士

「選手紹介の雄吾のダッシュが今までより強かったんで、成長を感じて自分が心配になりました(笑)、けど、打鐘のところで行ってくれて、自分も危なかったけど着き切れました。出切ってからはもう止めるしかないと思ってました。菅田(壱道)が牽制していたの見えたので、これはいい流れになったなと思いました。ちょっと最後は外し過ぎたんですけど、ヤスまで決まるようにと思ってました」
●2着の取鳥雄吾
「突っ張ってというよりはあそこを一撃で仕留めようと思ってました。きつかったですね~。結果、ラインで決められたんでよかったです!」
●3着の久保田泰弘
「千切れたけど、付け直せてよかったっす。もういっぱいいっぱい。満足です!(笑)」

第1回競輪祭女子王座戦

■11レース
●1着の石井寛子

石井寛子

「山原(さくら)さんが前に入ってきたのでついていこうと思いました。引いていくのはすごいし、引いても行き切れるのは、やっぱりGIだなって思いました。3日目身体が動いたし、2日目がかなり緊張したんだなって思いました…」
●2着の飯田風音
「今回は1回でも確定板に乗りたいって思っていたので、2回も乗れたのは上出来でした。今後の課題的にはダッシュを鍛えていきたいです」

■12レース 競輪祭女子王座戦決勝


●1着の梅川風子

梅川風子

「本当にでき過ぎですね。よくはない中でよく戦ったと思います。日に日によくなっていったし、気持ちを強くもてたことがよかったんだと思います。そこまでは先行か先捲りと気持ちは決まっていたんですけど、号砲がなってから迷ってしまって、ならば佐藤選手の動きを見てから流れを見ていいのかなと思いました」。スタートで佐藤さんがいった時点で佐藤さんがレースコントロールになるなと思ったので、自分の調子が良ければ自分でレースコントロールするけど、今日は佐藤さんの仕掛けを見てから判断しようと頭を切り替えました。前にこういう展開で慌ててしまってダメだったこともあるので、直線まで冷静に、冷静にと思ってました。佐藤選手の強さは練習でよく知っているし、車間をあけれる余裕はなかったです。今回はよく頑張ったとあとで自分を褒めたいと思います(笑)。前回のグランプリは着には入ったけど落車してしまったので、そのリベンジは果たしたいと思います!」

●2着の佐藤水菜

佐藤水菜

「昨日が苦し過ぎたので坂口さんにいかれないように自分でスタートいこうと思いました。昨日から強気なレースをしたいと思って行きました。私からしたら吉川さんが来たのは嬉しかったんですけど、1車だったら出させるし、2車だったら突っ張るつもりで、あとはジャパントラックカップの失敗をしないように、自分のベストタイミングで行こうと思いました。太田さんが予想以上に早めの仕掛けだったので、いいタイミングではなくてスピードはあがりませんでした。自分はスタート取ってこういうレースもできるんだと見せれたし、やりたいことはできました。強気なレースは見せれたのはよかったです。グランプリはいいパフォーマンスで、果敢な気持ちで頑張ります」

●3着の柳原真緒

柳原真緒

「佐藤さんがスタート取ったら後方だと厳しいし、牽制で内は空くと思ったので内をすくって最後追い込むしかないなと思いました。最後は脚があればよかったけど、ちょっと追い込み切れなかったですね。でも、獲れなかったらグランプリもなかったので悔しいですね。今年の前半は攻める姿勢でレースをできたけど、後半は崩してから立て直しがきかななったので、また来年に向けて立て直して頑張っていきたいなと思います」

●4着の坂口楓華

坂口楓華

「捲りにいきたかったけど、いい位置過ぎたのと、内をすくわれなかったら2コーナーから行こうと思ってたけど内すくわれて力が抜けてしまいました。自分の力を出し惜しみせずに出せなかったのは反省点です。今は悔しい気持ちが大きいですし、また(グランプリに向けて)頑張ります」

●5着の尾崎睦

尾崎睦

「並びは理想通りでした。柳原の動きに反応した方がよかったんだろうけど、坂口が仕掛けるかと期待しちゃいましたね。内を空けてしまったのが甘いところですね。今年のあっせんが止まった時期から考えたら今の自分というのは想像できなかったので、しっかり頑張ってこれたかなと思うけど、走ってみたら悔しいですね。今回はチャンスだと思ったので…応援してくれる皆と喜びをわかち合いたかったけど…悔しいですね」

●6着の太田りゆ

太田りゆ

「ああなるだろうなっていう予想はあったので、私は私で正々堂々と勝負した結果なので、負けたのは悔しいです。獲れず期待してくれていた皆さんにはいつもがっかりさせて申し訳ない気持ちですけど、私は私として正々堂々と真っ直ぐ勝負したのでそういったところをみてもらえれば嬉しいなと思います。しばらくガールズケイリンに出場しないかもしれませんが、次出る時は一回り、二回り強くなりたいと思います」

●7着の吉川美穂

吉川美穂

「本当だったら何人かで自分で上がっていければ面白かったし、自分にもチャンスがあったと思うけど、そういう面はちょっと残念でした。車間が空くなら行くしかないなと思ったんですけど、自力を出すまでの脚はなかったのかなと思うけど今回はあれしかなかったかなと思います。今回は体調もそこまでよくない中でしたけど、グランプリも確定することができたし、よかったと思います。グランプリまで脚を戻していきたいですね」


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