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松江・奥出雲、眼鏡供養と温泉と奥出雲おろち号と・2

第2回、眼鏡供養と温泉と

注:奥出雲おろち号の登場はまだです。3回目(3日目)までお待ちください。

 秋の島根をメインに松江を観光し、松江競輪場跡地をめぐり、一畑電車乗りつぶしをし、一畑薬師にコロナでなくなった同士の眼鏡を眼鏡供養に持っていき、いくつかの温泉につかり、奥出雲おろち号に乗ってくる、という旅をしてきました。その2日目です。
1日目の記事はこちら

2日目


松江競輪場跡

 二日目の朝、まずはホテルで朝温泉決め手宍道湖など眺めつつ体の疲れを癒す。素泊まりプランなので兆直を確保するためにコンビニ行きがてら浅野松枝を散歩しつつ松江競輪場の跡地を目指しました。目指すつっても、ホテル目の前なんだけれどもね。

グーグルで検索するとこう出るが実際は市役所と公園の間が中心だったらしい

 現在の松江市役所がある場所と末次公園のあった場所にあったらしい。現在の状況としては・・・、

 跡形もなく、探しても記念碑もなく寂しい限りのこと。見ようによっては競輪場のスタンドの工事中に見えなくはないがそんなことは全くない。松江競輪場はかつて大正時代に作られた埋め立て地に、戦後不幸のために作られた競輪場で、残念ながらわずか三年でつぶれてしまった短命の競輪場。松本や会津若松同様寿命の短かった競輪場。ただ、文献に残る限りでは、競輪場から宍道湖に落ちた選手の救命艇が出ていたとか、最大カント、つまり傾斜角が47度とありえないくらい急角度の300メートルバンク(現在は千葉競輪場の45度が最大であるが、これは250メートルバンクなのでいかにすごい角度であったかがわかる)であったとか、逸話に事欠かない競輪場である。

 確かにすぐそばに宍道湖がある驚愕の作りであるね。記念碑も競輪場がそこにあった証拠もそこには何もなく一抹の寂しさを感じる。「松江に何をしに?」「競輪場の跡地を見に…」といっても間つけ競輪のことすら知らない現地の人もたくさんいて物悲しいが、3年しかなかったんなら仕方があるまい。うーむ、何か特徴的なものないかなぁ、と、さびしく歩いていると、そこに突然現れたのが、

 絶滅危惧種ニホンウナギ天然物の死体。本当に宍道湖しっちん中手名物だけれども、生息してないことはないのね、とすごく驚く。ウナギが陸上移動することは知っていたが、こんなところで力尽きてるとは。世にも珍しいもの見るために観光してて、もっと珍しいもの見れるとは。特に理由はないけれども一気に気分が回復した。しかし生きてたらすごかったんだろうなぁ。

一畑電車で一畑薬師へ

一畑電車

 一畑電車は松江の宍道湖畔を走り、出雲大社前と、出雲市を結ぶローカル鉄道。宍道湖によって南北に分断されているその北側を走る電車、宍道湖の反対側湖畔はJRが走る。ローカル鉄道ながら電化されており、観光としては出雲大社と松江の観光地を結んでいる(JRは出雲市街と松江市街を結んでいる)。今回は一畑電車にある一畑口から向かう、一畑薬師に用事があるので、この電車を使っての移動、そして乗りつぶしとなる。

 朝っぱらの松江しんじ湖温泉口の駅は通勤通りてくる人がたくさんいるものの乗車する人間となると観光客だけで、混雑という感じもなくゆったり乗れた。今回初めて乗るのではあったが、宍道湖湖畔を走るということで実に楽しみであった。で、実際乗ってみたところ、

 素晴らしい車窓!窓から一枚絵のような宍道湖の風景が飛び込んでくる。こういった車窓が長く続き、松江の宍道湖の風景、玉造の宍道湖の風景と楽しめる。JRのほうを乗ったことがまだないので比較の使用はないが、これ有形とかもすごくいいんじゃないかしら?昨日もそんなのだけれども、今回はすごく天気に恵まれいい旅ができているのを実感しました。

一畑薬師

 そしてたどり着きましたるは宍道湖の端のあたりの駅一畑口(本当は園駅)。一畑電車の途中駅にもかかわらず、平地でのスイッチバック駅。ここで1日3本のバスに乗り換えて一畑薬師まで。といっても参道の途中までなんだけれどもね。この一畑口のバス停がほぼ電車でのアクセス手は唯一の参拝手段。そのバスに乗ってきたのはあちしだけでしたけれどもね。バスの運転手さんが「ちょっと迂回しますね」というのでなんだろうと思ったら現在道が崩れて通行止めらしい。

 さらに聞くところによるとそもそも、この一畑薬師お山の上にあるお寺さんなのですが、そのふもとまでは一畑電車が一畑口からの見ていて参道入り口まで電車で行けたという。その名残がスイッチバックなのだとか。はぁ、なるほどねぇ。実際距離からすると宍道湖よりも日本海側のほうが近いものな。まぁ、山越えなので、日本海から来るのは大変そうだけれども。

一畑口のスイッチバック

 バスを一畑薬師の入り口で降りると、そこからは徒歩で10分くらいの参拝。

 一畑薬師は目のお薬師さんということで眼鏡供養に来てるのだが、そのつながりで参道にはちょいちょい目のレジェンドさんがおられた。

目玉のおやじ氏

 鳥取のほうが鬼太郎とかそういうの見られると思っていたのだが、お隣島根でも見られるものなのだなぁ。全部の写真を撮ってきたわけではないのですが、ちょっとしたご褒美感があります。バス停からしばらくお食事処、お土産どころが少ないながらあり門前町を形成してます。宿坊自体がコテージとして経営しているので、そのつながりなのかな?知らんけど。
 灯篭で整備された参道を歩いていくと、わき目に宍道湖が見えてきます。これがなかなかきれいだったのですが、雨だったらしんどいだろうなぁと思う次第。ちなみに案内板にはしっかり日本海と書いてありましたが、日本海側の眺望は見れないのでありません。

宍道湖を望む、だてっ対岸が見えるもん。

 さらに進むと山門があり、まぁ、下見ると徒歩で来た場合の賛同が見えてこれ歩くとなるとげんなりするなぁとか思ったりしつつ、一畑薬師に到着。

この上に本堂
一畑薬師本堂
本堂から外科医を眺める

 まぁ、感想としてはお金もってそうだなぁ。さすが一畑薬師グループの総本山。でかいお寺さんです。そして節々から目のお薬師さんだということが伝わってきます。

目の薬師なのがよくわかる
十六羅漢と「め」の絵馬?

 目の絵馬でいいんだよね?あんまこういうの詳しくないのであってるのかどうかわからないです。そして、驚いたのは頂上には目玉のおやじではなく、水木しげる先生とのんのんばぁの像が!

のんのんばぁと水木しげる先生

 なんで水木しげる先生とのんのんばぁがおるの?と思ったらば、のんのんばぁ熱心な一畑薬師の門徒さんで、しかもここの目薬を拝みやとして渡したところ、たちどころに治った方がいたとかで、大変に貢献されたと。すごいなぁ。水木しげる先生ものんのんばあも、もうこうやってお寺に祭られてるような方になったのか、とここを訪ねてくることに一つの価値を見出せました。
 コロナでなくなりその形見の眼鏡を供養してもらいに来たその持ち主もマンガ家であったのでここで水木先生にあやかれるのであれば草葉の陰で喜んでいることだろう、と勝手に思う。

眼鏡供養

 さて、ここまで来たのでその眼鏡を受付で奉納し、500円の眼鏡供養代を払い、ついでにしなくてもよいのであるが、せっかくなので3000円でお札のほうもいただこうと受付をする。特に事前に予約とかも必要はないです。そして11時から眼鏡供養を含むようかさんの御祈祷が始まる。

ご供養のために祭られた眼鏡たち

 いや、うん、なめてました。坊さん10人以上の人員での供養、というか、「ようかさん」の中で眼鏡供養のイベントやってるのであるが本格的すぎる。「ようかさん」というのは毎月8日に行われている薬師如来の縁日だそうで、おそらくはあちし以外は全員ガチの檀家さんとかそういう方々。もちろん縁日で幅広くお越しくださいということなので間違いを犯してるわけではないのだがね。舞姫さんの踊りが奉納されお勤めが始まる。個人の眼鏡も舞姫さんの踊りが見れて幸せであったことであろう。

ちなみにこんな感じ
これとここから下の2枚の写真は公式HPのもの
一畑薬師公式より、そりゃ公式じゃなきゃこのアングルの写真はとれまい

 この世に未練があるのか、鯖江あたりで目撃事例がある故人ではあるが、ここまで皆さんに祈っていただければ、さすがに無事供養できたであろう。まぁここまで混んではいなかったけれどもね。写真はきっともっと大きなお祭りの時のものであろう。眼鏡供養に際して個人の名前を呼んでいただくにあたり、故人がクリスチャンだったため洗礼名みたいな感じの「夜羽根(ヨハネ)」さんとおっしゃられるのだが、それが読み上げられてご供養が進んでいく際には、いいのかな?って思いはしましたが、別にギャグで来てるわけじゃなくて、真摯にご供養してもらいに来てるんだからまぁ、問題ないよね、とか思いました。午前11時から11時45分までのお務めと、ガチのご法話を聞いての12時30分までの1時間半のご供養とうどんのふるまいを受けて、お守り、お札、ご洗米をいただいてまいりました。

ふるまいのおうどん

 ちなみに眼鏡はご供養ののちにインドの恵まれない少年少女のもとに寄付されるとのこと。死んだ夜羽根さんも死後自分の眼鏡がインドの姫宮アンシーみたいな少女にかけてもらえるとあれば本望であろう。少年に贈られるのか、少女に贈られるのかは、本人の生前の「徳」次第ではあると思うが。

いつかこうなるとよいね、夜羽根さん

 面白いっていちゃぁいけないのかもしれないけれども、山口の防府玉祖神社の眼鏡供養とまた違った感じで感慨深いものがありました。防府玉祖神社の眼鏡供養の記事はこちら↓

再び乗り鉄、神話の街出雲市へ

出雲大社前駅へ

 眼鏡供養を終えて、おうどん御振る舞いがあったので、せっかくなのでこれまで含めて一つのイベントなのかなぁと思いおうどんを食べてからタクシーで下山。いや、眼鏡供養に最後までいると、帰りのバスに間に合わないことが最初から判明しててタクシー下山は確定してたのでね。どうせ間に合わないならタダだしおうどんで持ってなったわけです。タクシーは1500円くらいと書いてありましたが、道が崩れて迂回中なので1700円くらいかかります。杓子定規に一畑口までタクシーで戻ってきましたが、園の駅に行ってもよかったかな。ちなみにうどん振る舞いがなかったら」べべ買いの釜めしが食べられるというお店が一畑口にあるというのでタクシーでそこに乗り付けてご飯にするつもりでしたが、まぁ、食べちゃったしね。次回はうどん遠慮してこっちにしてみよう。おうどん無理に食べるものでもないらしかったので。

 で、お昼食べる時間が空いたのでせっかくなので乗り鉄をしに出雲大社前の駅まで。目的地は出雲市なので下の路線図を見ればわかるように、よる予定はなかったのですが、せっかくだから行ってみようかと、どうせ切符は1日券かってあることだしね。まぁ、乗り鉄と写真撮るだけでもいいかなって。普通の人は乗り鉄考えなければ、雲州平田で降りて木綿街道歩くなり、湖遊館新駅で降りて宍道湖自然観ゴビウス(水族館)によることをお勧めします。

島根路線図の一部、目的地は一畑口と電鉄出雲市

 というわけで意味のなく空き時間で出雲大社前駅へ。やってきました出雲大社前駅!滞在時間は20分!本当に参拝しないならわざわざ行くことはないと思います。出雲大社前行かないで水族館や木綿街道行けば1時間以上の時間が取れるので。

 ハイ出雲大社でございました。参拝はしておりません。20分しかないもの。
 その代わり大社前駅で展示されている引退車両のデニハ50系は堪能してきたよ。

 この電車が2009年まで現役で走っていたちゅうのもすごいな。つか更新できずに引退するまで走ってたんだからなぁ。

出雲市駅で温泉、出雲駅前温泉ランプの湯

 というわけで出雲大社前を出て無事電鉄出雲市駅へ。一畑電車完乗です。だから何だってことは特にないのですけれどもね。次回島根にくるときはJRを使おうと思えるくらいかな。石見銀山行きたいし。

一畑電車完乗記念

 出雲市駅は出雲市の中心の駅で街があり、バスターミナルがあり空港へ、出雲大社へのアクセス駅。ホテルも多く、お土産どころ、食事処には事欠かない駅である。サンライズ出雲の始発駅としても有名だね。この日はこの後宍道まで出て、木次線に乗り出雲横田で一泊の予定。ターミナル駅よろしくあちしめも乗り換えである。問題は木次線であるが、木次までは本数たくさんあるものの出雲横田まで出る電車は極端に減る。余談ではあるが備後落合行きは、出雲市駅に着いた時点ですでにない(宍道駅13:58が終電)。なので、ゆったりお土産物見たり温泉はいったりしながら過ごすことにする。一本電車落としても特急使えばリカバーできるのでね。
 と、いうわけで出雲市駅に徒歩1分にある温泉施設出雲駅前温泉ランプの湯へ。

 駅前温泉はありがたいですね。電車待ちの間にゆったりできて体力が回復する。今回の旅行の目的の一つも果たしたところだし、ちょっと一杯やりながら回復したいのでね。湯上りの一杯なんて最高じゃないですか。入力量は900円。バスタオルレンタルは200円、手ぬぐいは200円。手ぬぐいはあるのでバスタオルのみレンタル。で、お風呂はこんな感じ。

公式の写真

 これと外に一人用露天風呂が3つ。浴槽周りは檜で囲い、温かみを。ただし浴槽の下の部分はコンクリに石をはめ込んだものなので、多少すわりは悪いかな。歩きづらいが正解か。座ってる分にはなんも問題なし。一人用露天風呂は総ヒノキ造り。ランプの明かりと植えられた竹と檜の香りを楽しむ感じ。写真ではわかりづらいかもしれないけれども、お湯が茶色の含鉄泉で、見た目がすごく良いです。含鉄ナトリウム・カルシウム・塩化物泉、26.9℃
pH6.9の中性低温泉。勿論源泉かけ流しとかそういうことはないけれども、駅前でその鉄分を含んだ温泉は見た目も含めて非常に癒してくれる。サウナもあり、時間があればゆっくりゆったり楽しめる。タオルは「湯舟にタオルを入れないのは常識ですが、湯につけると茶色に染まるのでご注意を」と公式にありなかなか楽しそう。利用はしなかったが、隣にはお食事処もあり電車や、空港までの空き時間とは言わず、少しゆとり取ってくるのもいいんじゃないかなぁとさえ思います。肌触りは中性温泉なので普通だけれどもね。

 お風呂あがってさらに駅前温泉が便利なのはおつまみお酒の確保。出雲市駅は大きな駅なのでお土産も充実していますし、お食事処もしっかりあります。あちしの場合はまだ旅行行程の途中なのでお土産物屋でちょっとしたつまみとビールを確保。定価でビールが手に入るのがうれしいね。もちろん、本格的な温泉宿で何度も温泉つかりながらというほどのものではないけれども、また旅の帰りに空港行く前に寄ろう。

やくもと木次線

やくもで宍道へ

 今日の行程の最後は山陰線で出雲市から宍道、宍道から木次線で出雲横田になる。案の定一本前の普通電車落として宍道まで一駅特急を使うことになったので遠慮なくお酒を気持ちよく飲む。出雲市から宍道まで自由席特急料金が760円もしたのはびっくりだが。15.7キロで繁忙期でもなんでもねぇのに。まぁ、いいさ、電車で酒が飲めるのだから。仕入れたおつまみは、じゃがりこと「あかてん」!

赤天、写真は木次線の中

 これがなかなかにおいしかった!魚のすり身に赤唐辛子を混ぜててんぷらというか、揚げたもの。真空パックものなのでパン粉とか衣はほとんどなしなのだが、ピリ辛でなかなかにおいしくてビールのつまみに最高!特急に乗りながら温泉上がりの火照った体に流し込むビールのうまいことうまいこと!またそれにおつまみとしての赤天がまさにドストライク!帰りに飛行場で大量に買い足しました。
 さて、出雲市できっぷを木次線経由小奴可(おぬか)まで購入。この買い方だと100キロ超えるので途中下車が可能になり、さらにきっぷの有効期限が2日間になる。目的地は小奴可の手前の備後落合なのだが、宿泊予定地の出雲横田に途中下車できるほか記念にきっぷ持ち帰れるしね。同じように普通電車落として特急で宍道まで行くのでその特急券も購入。やくもで宍道駅まで。きた特急は国鉄色。

 L特急のヘッドマークも燦然と輝く。これからこの電車も順次置き換えなんだなぁとか思いつつも、乗って思ったのは、「こりゃ古いや。そら置き換わるわけだね。」正直まつかぜ・おきのほうが良かったかな。たいして変わらんじゃろうけれども。窓の冊子部分にもの置けないのは痛いな。

初めてなのでしっかり罠にはまり前が一席のところに座る

宍道から木次線で出雲横田へ

 出雲市からおおよそ10分,木次線に乗り継ぐためだけに特急で宍道まで行き、そこで20分の待ち時間。15:29出雲市(やくも)―15:40宍道16:01。ちなみにこのダイヤで目的地の出雲横田の到着は17:50。かなり時間がかかります。まず宍道駅で20分の待ち時間があったので長い道中用に酒を買い足そうと駅の改札を出て途中下車。最初軽い気持ちで下調べしなかったのですが、特急泊まるし乗換駅だしコンビニとかそばにあるだろう、と思ってたのですが、駅の前にはでっかい公民館みたいなのと氷川神社、そして郵便局しかなかった。缶ジュースとかは公民館みたいなところで仕入れられるだろうけれども、ビールはなさそう。駅員さんに聞くと5-7分くらい歩けば宍道湖の湖畔にあるということ。おそらく間に合うだろうが万が一があると取り返しがつかないのでスルー。駅で飼われている出雲南京みて過ごすことにする。

本当はちょっと違うんだけれども、、郵便局にいた出雲南京、島根の天然記念物

 あと宍道の見どころとしては廃止された4,5番ホーム。橋はかかっていて行けそんなんだけれども、月極駐車場になっておりその契約者専用ホームになっていた。写真撮っとけばよかった。
 そしていよいよ木次線の旅が始まる。

 木次線も木次間は本数も多く普通に走っている印象。途中加茂中で列車交換。

 味のある駅舎を楽しむ。ここらへんで気が付いた方もおられると思いますが、列車1両1両が都会より短いんですよ。要はその程度の運送料で事足りる、って思われてるのでしょうね。

 続いて木次駅。個人的にはここからが本番だと思っている。停車時間は10分あって、さらに駅のすぐそばにスーパーもあるのだけれども、写真撮ってたな。もったいなくて。本日の運転終えた奥出雲おろち号とかいるんだもん。

 ここらでバッテリーがやばくなってきたのと、はっきりと暗くなってきたので写真はほぼおしまい。んで、木次から1時間10分後の17:50分にこの列車の終点である出雲横田駅に到着。

 真っ暗ですな。神社を模して造られた駅で出雲大社に倣ったしめ縄が飾られています。開業当時からこの形だそうで。出雲横田まで来た電車も多くがここで折り返しとなる駅でここまではそれなりに通学の人たちも乗ってきてたりしますね。備後落合に位置に3本しか電車が来ないというイメージで、もっと過疎をイメージしてましたが、ちゃんとそれなりに街もあります。宿も3件ほどあり、駅前には大きなお蕎麦屋さん、雲州そろばん伝統産業会館などがある。これ以上進むこともできないし、お宿もある、ということで、今日の行程はここまで。

出雲横田で一泊

 出雲横田の駅の目の前には2軒の旅館がある。このうち浪花旅館のほうを予約しお世話になることにしました。

小さな旅館なんですが、交代で入れるお風呂があり、素泊まりも可能ですが1泊2食付きで泊まることができる。勿論、素泊まりとかにして、コンビニめしで済ませたり、飲み屋に行くことも可能ですが、朝ご飯をいただきたいし、飲み行くと平然とそれ以上の金を落とすのも明白なので、一緒豪勢にお食事グレードアッププランでお世話になりました。元料亭にいた板さんがやってるということで、ごはんもおいしいらしいのでね。
 まずはチェックインしてお部屋に荷物を置き、順番が周てくるということなのでお風呂。あったかまるし生き返る。お部屋は一番小さな4畳をチョイス。ちゃんとテレビもあるし特に不満もなし。部屋に鍵もかかるし、特に必要はないけれども、窓から景色も見える。一人旅にはもってこいかな。ただし、流しトイレは別です。
 人心地ついたらごはん。

 さすが料理自慢という感じでとてもおいしかったです。これに利き酒セットを注文し地元の日本酒を堪能。

 実に満足。よく言えば、酒を呑めば飲むほどめしが進むタイプなのでちょっと量的に物足りなかったかもしれないけれども、コンビニそばにあるしね。ローストビーフとナス、あとお米がうまかった。ナス、あれどうやって作ってるんだろう?下のほうにグラタンみたいなのが入っててすごくおいしかったです。ちなみに朝晩付きグレードアップ料理、ビール、日本酒飲み比べで1万4千円ちょいなので大満足です。

 さて、翌日は最終回。いよいよ備後落合に行き秘湯温泉を堪能し、奥出雲おろち号に乗車します。


一畑薬師のお札お守りご洗米等

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