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「世界に一つだけの花」の考え方

『他人と比べる必要はない』

Amazon Musicのおすすめプレイリストを聴きながら,研究をしていた.
プレイリスト名は「平成の名曲 100選」
井上陽水,玉置浩二など懐かしい曲から,あいみょん,DA PUMPなど最近のヒット曲まで流れている.

その中で,一曲だけリピートして聴き続けた曲があった.

「NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」

そう,SMAPをはじめ多くのアーティストが歌っているあの曲だ.

僕らは世界に一つだけの花

素晴らしい歌詞だと思った.リリースされた曲のは2003年だが,今あるべき時代の姿を表していると感じる.

花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
争うこともしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている

花屋に置かれている花.色々な種類の花があり,一本一本長さや花びらの枚数,色彩,茎の太さなど微妙に違う.真っ直ぐ伸びる花もあれば,少し姿勢の悪い花もある.花にもそれぞれ個性がある

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?

他人を比べながら生きている人は多いなと日々感じる.それは,いかに他人と同じことをするが評価される近代教育がかなり問題視されている.
例えば私の経験だと,「ノートをとりなさい」の注意.本来ならば「人によって必要ならばとる」が正解だろう.
最大公約数に当てはめた教育は個性を潰す.それがやがて他人と違うことへの恐怖に感じるのだろう.

そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい

しかしながら,我々は個性という種を持っているはずだ.それが他人の意見によって咲かせられない人が多い.そうなると,何がやりたいのか,どういう人生を送りたいのか,という菌が自分の中に生えてくる.
大切なのは自分の個性を大切にすることだ.その個性を最大限に発揮してこそ,殺菌する方法が見えてくるのではないだろうか.

小さい花や大きな花
一つとして同じものはないから
NO.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly one

この歌詞は「天上天下唯我独尊」という仏教の教えによるものらしい.
NO.1ではなく,Only oneを目指す時代.今後,そのような生き方が問われていくのではないだろうか.

ブルーオーシャンな考え方

他人と比べる生き方は,時代性を見ても変わるべきだと言える.

これまでは車やテレビなど,限られた産業の中で1位を取る必要があった.つまりNO.1の世界だ.

しかしながら,テクノロジーの進化により社会構造が多様化し,全員が違う方向を向いても生産性が保てるようになった.

例えば,人気YoutuberのHIKAKINはボイパが得意だった.今までなら認知してもらう方法が路上ライブやオーディションしかなかったから,難しいと思って諦める人は多かったはずだ.しかし,Youtubeで動画を拡散したら,これがバズったわけだ.

今までは産業として成立しなかったものが,今は自分次第で成立させることが出来る.そうするためには,相対的な順位争いではなく,絶対的な価値が求められる.他人と違うことを突き詰めていくことが大切になってくる.つまり,Only oneが求められる.

逆に他人と同じことをやり続けても,その領域のプロを除き,やがてAIに代替される日が来る可能性が高いだろう.

他人と違うことをしているから価値がある.そんなブルーオーシャンな考え方が大切になってくるわけだ.

ごちゃごちゃ言ったけど笑

要は,他人と比べず自分が思ったことを信じてやろう,ということだ.

AI時代に突入し,職が奪われてしまう,と恐れている人はたくさんいるかもしれないが,他人と違うことをしてても生きていける時代を,私は幸せな時代だと感じる.

では,どうしたら他人と比べないマインドを持てるだろうか.

その手法として,多くの情報に触れること,そして常識を疑ってみることだ.

まずは多くの情報に触れてみよう.世の中には他人と違うことをモチベーティブに生きてきた人がたくさんいる.まずは,その面白い世界を知ろう.

多くの情報に触れてみると,やがて常識を疑えるようになる.そうなると,多くの人が思っていた領域から抜け出せ,やがて個性が確立する.

個性が確立すれば,自分が目指せるOnly oneの価値を探すようになる.

冒頭に述べたように,私たちは元々一人一人違うはずだ.現状はどうだろうか.まずはそこの常識から疑ってみるのも面白いかもしれない.

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