デートサイトでのターゲット選び

世間では岡田さんの愛人問題が話題だが、私は不特定多数の女性と関係を持ちたいとは思わない。ここでの一連のエントリーは、「ネットでナンパして女を喰う方法!」などという下品なものではない。真面目な人が真面目に交際する相手を見つけるにはどうしたらよいのか、私なりに考察したものだ。これが正解なのかもわからない。あくまでも私の私のための備忘録である。岡田る方法は私は興味がない。

出会いはゲーム

出会いたい女性をターゲットと呼ぶのは言葉が悪いが、仕方がない。これはゲームなのだ。私は恋愛がゲームだとは思わない。しかし、出会いはゲームだ。はっきり言うが、運命的な出会いなどない。赤い糸もない。人と出会い、恋愛をして、長期的に安定した関係を築いてから、「ああ、この人が私の運命の人だったんだな」と後で気づくのだ。出会った瞬間にわかるはずがない。むしろ「ビビビ」で選ぶのは危険だ。出会いは自分で行動して引き寄せるものであり、安定した関係は努力によって維持されるものだ。つまり、運命の人は自分で作るのだ。出会うまではゲームだと割り切り、出会ってからは一人だけを見てゆっくり恋愛をすればいい。ネットでの出会いは特に確率的なゲームだ。だから可能性を考えた戦略をとるべきで、まず夢や幻想は捨てなければならない。「若くてかわいい処女と出会えるかな?」無理だ。オンラインデートサイトは非常に現実的な世界で、そこに夢はない。戦場だと言ったはずだ。現実を無視して「きっと勝てるきっと勝てる」と自分に言い聞かせ、堪え難きを堪え、それで結局勝てると思うか?そういうことだ。

自分 ≥ 相手

まず、「自分を選ぶ相手が持つ魅力の最大値 = 自分の魅力」という事実を知るべきだ。つまり、どんなに努力して出会いを求めても、結ばれるのは自分と同程度の相手が関の山ということだ。年齢や学歴、年収、見た目まで含めて、結局同じような二人がくっつく。男性なら年収、女性なら若さと美しさが重要ではあるが、短期ではなく長期的な関係、特に結婚となると、自分と同程度の人を選ぶようになる。これは統計調査でも明らかだ。自分より明らかに魅力が上の人を求めてはいけない。相手には下であるあなたを選ぶ理由がない。世の中にこれだけ多くの異性がいて、毎日新規ユーザーが参加してくるオンラインデートの世界で、なぜわざわざ自分より下の人を選ぶ必要がある?夢を捨てろとはそういうことだ。くだらない男にはくだらない女しか来ない。出会いがないのは行動が足りないからだが、行動しているのにしょうもない異性しか見つからないのは、あなたがしょうもない人間だからだ。年収が200万円の人には、同じ200万円の人がふさわしい。あなたが30代のおっさんならば、同じ30代のおばさんがふさわしい。まずこの現実を受け入れろ。話はそれからだ。

どんな人を希望するか

まず私は、なぜ出会いを求めるのかを考えた。一人でいても問題はないが、一度子供を作って家族を持ってみたいと思った。となると、最低でも相手の女性は子供を産める年齢でなければならない。しかし、私は20代の女性を狙うのは無理だと早々に悟った。私は37歳だが、女性のプロフィールを見ると、20代前半の女性は30歳までの男性を希望し、20代後半の女性は35歳までとする人が多かった。20代前半の女性で40~60歳までの男性を希望とする人もいたが、逆に怖い。基本的には自分の年齢±5歳が自然で、8歳以上離れると急激に難しくなる。30代後半の男性が、希望する女性の年齢を20~29歳などと書いてはいけない。気持ち悪いだけだ。現実的で自然な数字を、それなりに広く取るべきだ。私は「30~45歳の女性を希望」とした。これで20代の女性にメールしたら返事が来たこともあるが、もし「20~29歳の女性を希望」と書いていたら来なかっただろう。気持ち悪い異性を相手にする人はいない。もし本気で若い女性のみを狙うのならば、売春婦を買うか、Sugardaddie.comで若い愛人を探すべきだ。どうせ相手は金目当てなのだから、買っても愛人契約を結んでも同じことだ。女を若さで評価して肉人形扱いする男には、男を年収で評価してATM扱いする女がお似合いだ。同様に年収についても、自分より上の人だけを見てはいけない。私はプロフィールでは「相手の年収は気にしない」を選んだ。しかし実際には働いていない人にはメールをせず、私よりかなり年収が上の人からは返事が来なかったので、結局は自分と同程度に落ち着くということだ。

一緒に何をしたいか

次に私は、女性と何がしたいかを考えた。私は料理が趣味なのだが、まず美味しいものを食べることが大好きだ。相手の女性は料理ができなくても構わないが、食べ物の趣味が合わないのはつらい。例えばアメリカ人の女性と出会って会話が弾んだ時に、食事に誘うことを想定しつつ「どんな食べ物が好きなの?」と聞いた時、「ピザ」と言われることがある。それも自分で作る訳ではなく、ドミノピザや冷凍ピザの類だ。「じゃあこれからドミノピザ行こうぜ!」と言う発想は私の中にはない。そもそも私がドミノピザ食べたくない。私はそれを言われて「これはひょっとして、私から食事に誘われにくくするためのテクニックなのか?」と深読みしたこともあるが、私がまずくて食べないようなものを、外人さんは本当に好きだったりする。私としてはこれは厳しい。「女性と一緒に食事をして、美味しい・まずいという感情を共有したい。」そう思った。それをテーマとしてプロフィールを作った。

まず、異性と何をしたいかというテーマを決めよう。その時、当然相手も楽しめるようなもの、あまりマニアックでないものを選ぶべきだ。無難なのは旅行・スポーツ・音楽・芸術などだ。メジャーリーグの試合を一緒に観に行きたい。二人で一緒にジムでトレーニングしたい。最近ゴルフを始めたので、一緒にラウンドしてくれる彼女がいたら最高、やったことなければ教えます、などはわかりやすい。当たり前だが、スポーツにろくに興味もないのに「一緒にスポーツ観戦しましょう」と嘘をつくのは駄目だ。まず自分が何かに興味を持ち、実際に始めている必要がある。何でも良いし、誰にでも必ず何かあるはずだ。興味は前からあったけどまだ始めていないのならば、これを機会に始めるべきだ。本当に何もないのならば、あなたはつまらない人ということになる。繰り返すが、つまんない男にはつまんない女しか来ない。

別に無理をしろとは言っていない。少し工夫するだけだ。例えばアニメが大好きならば、「一緒にアニメを観たい」と言っても同調してくれる女性は少ない。しかし、アニメの聖地を巡礼するのは旅行になる。多くの女性は旅行が大好きだ。どこそこへ行ってこんなことをした、という話は鉄板で使える。アニメのことは話さなくてもいい。別にアニメが悪い訳ではないが、「アニメ観たい」では可能性を狭めてしまう。その点、「素敵な女性と○○へ行ってみたい」は王道と言える。まず一人かアニメ友達と一緒に聖地巡礼の旅行へ行き、プロフィールに書いたり、会った時に話したりするためのネタを作ろう。あそこのこんな景色がきれいだったとか、たまたま入った店で食べた何々が美味しかったとか。就職活動の際、履歴書に書けるようにインターンやボランティア活動をするようなものだ。そこまでして彼女が欲しいとは思えない?じゃあこのまま一生アニメ観ながらTENGAってるつもりか?好きな女性と一緒に旅行するのは、それがアニメに関係ない場所でも、その間アニメが観られなくても、きっと楽しいはずだ。二次元と三次元は共存できる。

人種と宗教

アメリカには様々な人がいて、人種と宗教は大きなポイントになる。私は宗教は気にしていないが、アメリカには色々な宗教を本気で信じている人たちが大勢いて、同じ宗教や宗派を相手に希望する人も多い。カトリックの男性を求める女性はかなりいた。こういう場合は、カトリックではない私にはどうしようもない。これは仕方がないことだ。人によっては私のような無宗教の人ともデートするという人はいるが、その場合は食事には絶対に気をつけよう。相手がキリスト教徒ならあまり問題はないが、ユダヤ教徒やイスラム教徒にとんこつラーメンを出したら大変なことになる。おそらくデートする機会はないだろうが。私は基本的には宗教にあまり興味がない人にしかメールしなかった。

人種も大きく影響する。アメリカは白人が多数派で、Searchしても白人女性が最も多くヒットするが、私のようなアジア人男性に興味を持つ白人女性はあまりいない。「白人の男性を希望」としている白人女性は多い。これも仕方がないことだ。人種差別という訳ではなく、単純に興味が湧かないのだ。私も黒人女性とデートしたことはないが、別に黒人を蔑視している訳ではない。あまりタイプでないだけだ。個人的な経験では、私が白人女性にメールして返事が来る確率は、10%もなかったように思う。日本文化(特にアニメ)が好きで、日本人男性を希望という人や、アジア人フェチでアジア人男性専門という女性もいるが、かなりの少数派で、あまり当てにするべきではない。白人女性に無視され続けても、あまり気にしないようにしよう。そういうものなのだ。

私も色々調べたが、白人男性が上手にプロフィールを書いた場合でも、返事をもらう確率はせいぜい平均30%程度のようだ。どんな人でも入れ食いはない。これはゲームだ。割り切ろう。「うそつけ、イケメンで金持ってれば喰いまくりだろ」と思うかもしれないが、そうでもないようなのだ。前述した通り、自分より魅力がない人を選ぶ人はいない。体目当てで明らかに下の人を狙うことは考えられるが、それは鬼畜の所業と言うものだ。結婚相手を考えた場合、自分と同程度か上の人を狙おうとするのが自然で、そうすると結局どんな人でも返信率は三割程度になるようだ。私も何人かシングルマザーからメールをもらったが、返事をしなかった。私くらいの年齢になると、同世代にはシングルマザーが多い。人にもよるが年収はそれ程高くない人も多く、貧困や貧困ラインすれすれの人もいる。私は考えたが、自分と血がつながっていない子供の責任を取ってまでシングルマザーを選ぶメリットが見当たらず、その結果「離婚歴は気にしないが、子持ちはNG」とすることにした。わざわざリスクを自分から取りに行く人はいない。結局出会いとは、「自分と同レベルの人たちの中でいかに早く売り抜けるか」という早い者勝ち競争なのだ。高レベルに売ろうとしていてはいつまでも売れない。焦って低レベルに売ると損。同レベルに売るのが理想だが、それでも売り抜けられる確率はあまり高くない。だからこれはゲームだ。勝つためには自分の市場価値の見極めと、確率が高いターゲットの選択が重要だ。

私は白人女性には相手にされなかったが、アジア人女性からの返信率は高かった。40%くらいあったかもしれない。アジアの国の人たちは、日本に好印象を持つ人が多い。これは国家間の話ではなく、対人の話だ。「中国人は嫌い」と言う人はいるが、「日本人男性はイヤ」と言う人はあまりいない。むしろ「料理ができる日本人男性」はかなり好意的に受け止められた。アジア人は一般的に宗教にもあまりこだわりがなく、食べ物の趣味も合いやすい。日本が好きで日本語を勉強している人もいて、台湾人女性と日本語でデートしたこともある。私は途中からアジア人にターゲットを絞った方が効率的だと気づき、Searchでアジア女性ばかり検索してメールするようになった。効率よく高い可能性に賭けるのがゲームの鉄則だ。冷淡に聞こえるが、ゲームに勝つには感情はむしろ邪魔だ。出会うまでは冷静に。良い人とめぐり会えたら、その時にゲームを捨ててその人だけを見るのだ。

次回は、プロフィール写真について述べる。

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