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あの選択とこの選択

もしもあの時オランダに来る選択をしていなかったらどんな自分になっていたんだろう。

最近そんなことをふと考える。

人生は選択の連続で、あの時この選択をしたから今の自分がいる。

一方で、あの時あの選択をしなかったからなるかもしれなかった自分にならなかった。

どっちが良い/悪いの話ではなく、選択をすることでできる経験が沢山あるのと同時に、その分経験できないことも沢山増えるという事実に最近向き合うことが多い。

そしてそれは同時にもどかしくもある。

もしもあの時別の国に行ってたらどんな自分になっていたんだろう。

もしもあの時真逆の方向に進んでたらどんな人生になってたんだろう。

もしもあの時あの選択をしていたら..。

体と時間と現実には限界があるから、やりたいこと全てを同時にやることはどう頑張ってもできない。

体を二つに割ってオランダとオーストラリアに同時に住むことはできないし、時間を二つに分けてサーフィンを楽しみながらハイキングをすることもできない。

どちらかを選ぶということは、どちらかを捨てるということ。

この経験を選ぶなら、あの経験は捨てなければいけない。

僕はオランダに来たからできたことが山ほどあるし、今のアムステルダムでの生活が大好きだ。

でもそれは、”それ以外の経験は今できていない”という裏返しでもある。

時々ボーッと外を眺めていると、「ああ、あの国でこんなことがやりたいなあ」「できれば世界196カ国、全ての国に同時に住みたいなあ」などと訳の分からないことも沢山沢山考え始める。

しかも割と真剣に。

でも、今この瞬間は、やっぱりどれか一つを選択しなきゃいけない。

自分の中で、これが一番というものを選ばなきゃいけないんだ。

学生の頃、そういう風に「やりたいことが沢山ある」と誰かに言ったら冗談半分で「どこ目指してんの(笑)」って言われたことがあったけど、逆にどこか目指さなきゃいけないことがあるのかと不思議に思った。

生きていて、やりたいことや好きなことが変わったり増えていったりすることはごく自然なことではないだろうか。

だから僕は自分のじっとしていられない性格には本当に悩まされるけど、常にいろんなアイデアが浮かんでくるから同時にワクワクもする。

でも、もう一度、だからこそ、そのやりたいことの中からの「選択」が本当に大事なんだということを常に忘れないように生きていきたい。

「人生は一度きり」なんてよくいうけど、人生の前に僕にとっての24歳は一度きり。

だから24歳での選択を大切にしたいし、25歳での選択も大切にしていきたい。

とはいえ、リラックスしてテキトーに生きていく瞬間も忘れずに✌︎

Kei




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