Kobayashi Keisuke

IT企業で働きながら、地域活性活動『津島ツムギマチ・プロジェクト』を主宰して、古民家活…

Kobayashi Keisuke

IT企業で働きながら、地域活性活動『津島ツムギマチ・プロジェクト』を主宰して、古民家活用やイベント、地域フリーペーパーなどを企画運営しています。

最近の記事

津島の毛織物を知る!「工場を見てきました」

私が主宰している「津島ツムギマチ・プロジェクト」で津島の地場産業、毛織物の工場を見学してきましたので、そのレポートです。 毛織物工場の見学に行くのは2017年、Greenzの企画依頼4年ぶり。 わざわざ知らない町に行かなくてもいい。愛知県津島市をgreenz peopleのみんなで、歩いて感じて、見えてきたこと。 https://greenz.jp/2017/01/28/tsushima_offkai/ 今回の企画の背景です。 津島ツムギマチ・プロジェクトは津島小商い創出

    • 林業と森林環境について~東京都MOCTION訪問~

      今日は東京都のMOCTIONで林業の勉強をしてきました。 MOCTIONは国産木材の魅力発信拠点で、新宿パークタワー5Fにあります。 MOCTION 国産材の使用率が上がらないことが森林の維持や新陳代謝に影響が出ること 木材加工における端材の活用課題 プラスチック一辺倒だった道具や、インテリア、エクステリアから木材への転換の必要性 など、気づきがたくさんありました。 身の回りに木製品があるということは、それだけ空気中の炭素を閉じ込めているとも言えます。 しっか

      • 事例Ⅳのトレーニングは何でどこまで? 中小企業診断士2次試験

        中小企業診断士の2次試験で、事例Ⅳはどんな人にもある意味要の科目になっているんじゃないでしょうか。 得意な人には得点源に、苦手な人には足を引っ張らない程度にコンスタントに得点したいはず。 オーソドックスな出題テーマはそこまで幅広くないものの、正確な計算が実は難しかったり、「え、どうするんだっけ?」というような要素が設問に仕込まれていたりします。 そこで、難問対策はどこまで必要なのか? について、解説したいと思います。 結論:難問対策よりもオーソドックスな問題を性格無比

        • 中小企業診断士1次試験 講義を受けてよかった科目

          中小企業診断士試験は知る人ぞ知る、超難関試験です。 試験は、1次マーク試験→2次筆記試験→2次口述試験と、乗り越えるべき壁がいくつもあります。 今日は1次試験の取り組み方について。 1次試験は7科目あり、勉強すべき量が膨大なのですが、その中で「受験校の講義を受けた方がいい」科目をご紹介します。 ①財務会計 過去に学校で簿記や会社の実務で会計経理に携わっていない方には、取っ付きにくい部分があります。 会計の基本原理や、固定資産の増減、キャッシュフローや投資評価など、整

        津島の毛織物を知る!「工場を見てきました」

          Bookレポート『「売る」から、「売れる」へ。 水野学のブランディングデザイン講義』

          事業企画などをする中で、地域の活性化に取り組む中で、自分にはデザインのスキルがなく、デザインの力をどこか「羨む」ところがありました。 また、地域を変えていくには「デザインの力」「ブランディング」が必要だと痛感しますし、 事業企画をする中でも、これを人にどう伝えて、どう差別化するのかと悩むこともあります。 そんな中で、水野学さんの本を読みました。 そして、ただの勉強不足であると知りました。 そして、なんのいまさら恥じることなく、デザインに関わっていけばいいと知りました

          Bookレポート『「売る」から、「売れる」へ。 水野学のブランディングデザイン講義』

          Bookレポート「神山進化論~人口減少を可能性に変えるまちづくり~」

          地域活性などに関わる人が気になる「徳島県 神山町」。 IT企業がサテライトオフィスの地に選んだりして話題になりますが、 その背景、軌跡を書籍「神山進化論~人口減少を可能性に変えるまちづくり~」より整理しました。 書籍「神山進化論~人口減少を可能性に変えるまちづくり~」 神田誠司著 ◆人が集まる理由 神山にはなぜ人や企業が集まるのか? それは異質なものを受け入れる風土。 国際交流やアーティストインレジデンスの取り組みで培われた 「異文化への住民の慣れ」が距離感と自由を受

          Bookレポート「神山進化論~人口減少を可能性に変えるまちづくり~」

          読本レポート「地域創生大全」

          愛知で地域の取り組みを進める中で、自分の失敗起因も含めて、それはもういろいろなことで心が折れそうになります。 どう打開していいかをうんうん悩み、時間ばかりが過ぎ、惰性で物事が進んでしまうこともあります。 と、そんなことで、自分へのインプットとして読んでいる本から、得たことを自分の体験とも照らしてまとめます。 今回は、AIA木下さんの著書「地方創生大全」です。 ◆補助金依存ではなく事業としてやる 課題の解決が一過性のモノゴトで終わるわけはなく、継続できる必要がある。

          読本レポート「地域創生大全」

          僕が地域活動をしている背景と動機

          僕は愛知県の津島で地域活動をしていますが、 この年末年始、振り返る機会があったので 背景や経緯を備忘として書き起こしたいと思います。 (いつか記事削除してしまうかもしれませんが) ◆津島での活動の動機まとめ <ほんとうの便利さ、課題解決> 自分の実家は服飾卸の会社も営んでいて、10年前、当時は伝票も手計算、手入力で納期が近づくと夜を徹しての作業で疲弊していた。 一方、僕は企業に勤めITを提供し続けて、本当に必要な人に届いていないのではないか? 中小企業にこそI

          僕が地域活動をしている背景と動機

          あなたはなぜ地域活動をしているの?

          最近、とある地域プロジェクトの打合せで、 なんのために地域活動をしているのか? と質問を受け、 話をして「そうだよね」となったので書きたいと思います。 ◆地域のため?自分のため? やはり「地域のため」だけに時間もお金も労力も使うのは不自然。 言葉を選ばず言うと ちょっと気持ちが悪い。 やはり、それはお金であっても、 成長であっても、 自分の何かしらの思いの成就、成仏であってもいいから、 自分のためであることが自然ではないかな。 40代にもなると、次の時代

          あなたはなぜ地域活動をしているの?

          若い力とオープンイノベーション

          オープンデータとか場所とか、開放してアイデアを引き出す動きが地方には特に必要だと思う。 全部行政が用意するとか1企業が頑張るとか、 限界で不可能だということに、地域や経済を引っ張る人は気がつくべきだと思う。 いつまでも中央のお金やハコモノ、昭和の成功体験に引きずられてちゃいけない。 大人は若者が歩きこれから生み出す道をつくるのが役目だということを認めて、謙虚に責任を果たすべきなのだと思う。 「これからの時代をつくるのは老人ではない」のだから。 YAHOO!ニュース 公

          若い力とオープンイノベーション

          地域の売場の工夫とグリーンツーリズム(「遠野まちづくり実践塾」レビュー)

          遠野市は岩手県の内陸にある人口約3万人弱のまち。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E9%87%8E%E5%B8%82 (wikipediaより) 柳田國男の「遠野物語」で知られていますが、大都市圏の東京からは新幹線と在来線を乗り継いで約4時間。 人口減少社会にあって、中心部ですらシャッター街化が進む地方のまちが数多くある中で、遠野はいかにしてにぎわいづくりに取り組んでいるのか。 苦労と工夫を重ねた取り組みから、そのエ

          地域の売場の工夫とグリーンツーリズム(「遠野まちづくり実践塾」レビュー)

          PTAと地域子育てコミュニティのこれからのあり方

          共働き世帯が増え、いま小学校のPTAは会長や会計、イベント運営などの役割に立候補する人が減っていて、PTAの存続だけでなく、いらないんじゃないかという議論も出ています。 ただ、PTAは学校との対話機関でもあるし、子供の通学を見守ったり、学校との関わりに、通う子供の親が参加するきかっけにもなっていて、あった方がいいと思います。(うちの子供は夏のPTA主催のお祭りを楽しみにしていたりします) 一方で、地域には元気な高齢の方がたくさんいらっしゃって、交差点に立って安全見守りをし

          PTAと地域子育てコミュニティのこれからのあり方

          定年お父さんの能力発見とマッチングの学校

          定年を迎えてやる気がなくて毎日ごろごろしているお父さん、みなさんの家にいませんか? 大手企業を辞めて、地元の地域企業などに再就職しようとしても、過去の成功体験やプライドが邪魔をしてなかなか続かない、、、ということもある気がします。 とはいえ、定年世代を受け入れる企業も定形作業ばかりを与えても、それはそれで勿体ないし、それこそ変なプライドが邪魔をしてこれも続かない。 これからの高齢化社会、一人ひとりのもつ特技やポテンシャルを見出して、活かせるようになることが、社会の発展、

          定年お父さんの能力発見とマッチングの学校