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消去法でもキャリアを積める(1/6) ~就活編~

普段から、あまりキャリアというものについて考えないタイプなのですが、今振り返ってみると割と消去法でキャリアの選択をしてきたなと思っています。

面接で「消去法で選びました」というと確実に不採用を食らっちゃいそうですが、本音は消去法でもいいのではないかと思っています。(説明が論理的で、熱意が伝われば)

消去法で選択する際の判断基準がしっかりしていれば、キャリア迷子になることはないのではないか?ということです。


自分のキャリアの選択について

自分のキャリアの大きな意思決定をしたタイミングは、6回あったと認識しています。

①就活
②新入社員の配属希望
③1回目の転職
④2回目の転職
⑤突然の退職
⑥会社の創業

それぞれのことを思い出しながら書いていこうと思います。



①就活

就活を始める前から既にテレビ局か広告代理店に入りたいと思っていたので、就活当初はそれ以外の業界を全く見ていない、なんとも視野の狭い学生でした。理由は単純で、テレビや広告は自分に馴染みがあって好き(そう)だから。

幸い、テレビ局の選考は早かったので、人より早めに就活のスタートを切ることになったのですが、(自分の就活していた)2012年のテレビ業界を知れば知るほど、真っ暗な業界だと悟りました。

テレビのコンテンツ自体は今も変わらず大好きで、毎日テレビを見ているわけですが、なんせビジネスモデルがもう限界だと思いました。テレビ業界の負の側面について言及したい訳ではないので詳しくは省くのですが、「そんなお先真っ暗なテレビ業界に、テレビコンテンツがただ好きという理由だけで入ることほど愚かなものはない」と大学生ながら感じました。

無理して好きな仕事をやる必要はない

その時にはっきりと、「好きなことを仕事にしなくていいんだ」と自分の中で折り合いをつけることができました。中学生の頃から、将来テレビ局で働きたいと思い上京したのですが、そんな憧れを意外と簡単に手放すことができました。

その後、就活を通して、いろんな社会人の諸先輩方に「何がしたいの?」と問われ続けたわけですが、「興味があることはあるけど、めちゃくちゃしたいことかどうかはわからない」というのが本音としてありました。

そりゃそうだ。やったこともない仕事に対して、人から聞いた2次情報だけでやりたいことの説明をするなんて、なんと嘘くさいことか。ただ、現段階(学生の段階)で興味のない仕事はとても続きそうにはなかったので、それは除外することにしました。

決めないキャリアという選択肢

「好きなことは、社会人経験を積んでから見つけた方がいいに決まっている」と学生ながらに思っていたので、別の軸でキャリアを考えることにしました。

今(やりたいことを)決めない代わりに、いつでも決められるような人間になりたいという思いがありました。つまり、不可逆性の低い(潰しの効く)キャリア選択が最も大学生の自分にはいいのではないか?と思ったのです。

「なりたいときに、なれる人間」と当時は考えていたのですが、まずは手に職(スペシャリスト)のようなキャリアではなく、社会人としての基礎力が鍛えられて、その時代でホットな人材になっておこう、というものです。

ホットな人材になるには、①働く時間が長くて②成長している産業にいる必要があると考えたので、その軸で会社を絞っていきました。

将来が想像できない期待感

「働く時間が長くて、成長している産業の会社」でやっていくためには、相当モチベーションが高い状態でないと厳しそうだな〜なんて思っていたのですが、どんな時に自分がワクワクできるかを考えてみました。

未来の運命が決まっていないどころか、(いい意味で)どうなるか想像できないような環境にいたいとその時思いました。年功序列のような未来がある程度決まっている会社は論外だったのですが、よくわからない変化を遂げそうな会社がいいんじゃないか?と考えていました。

そんな中、視野の狭い就活をしていた自分にとって一番最良だと思った(消去法で勝ち残った)会社がサイバーエージェントでした。

<大学生の僕>
アメブロの会社が、WEB広告もやっているんだ。え、ゲームとかもめっちゃ作ってるし、なんか新規事業とかもやってるっぽい、なんの会社かわからねえ!すげえ!21世紀を代表する会社、カッコイイ!

みたいな感じです。笑

そんな感じで、絞り込んでったので、サイバーエージェントで特別(人生をかけて)やりたいことはなかったです。当然周りはそんなことなくて、(どこまで本当かわからないけど)内定者のみんなはめちゃくちゃやりたいことがあった感じでした。ただ、今となってはそんな選び方でもよかったな〜って思っています。

方角があっていればなんとかなる

これは社会人になって言語化した言葉ではあるのですが、キャリアの方角を東西南北と大きく4つくらい分けた時に、自分が向かいたい方角を向いていれば、キャリアにおいては取り返しがつくと思っています。

自分の場合はこんな感じです。

4つに分けた方角の中であれば、多少どんな環境で働いてもその方角の中で修正が効く

当時は、副業って言葉は聞いたことがなく、ガンガン転職や起業をしている人も周りにいなかったので、今ほど働き方が柔軟ではなかったですが、それでもなんとでもやり直しできそうだな〜って思っていました。

もちろん転職前提で就活をしていた訳ではなく、できるだけ長く働きたいと思ってサイバーエージェントには入社しました。ただ、最初の方角を間違えなかったので、その後の転職などは比較的やりやすかったですし、今でもかなり恩恵を受けているなと思っています。(頑張って働きましたよ!)

ということなので、方角さえ間違わなければ、あとはその環境で頑張るだけなので、安心してキャリア選べるよね。というお話でした。


(次へ)②新卒の配属希望編


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