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やっぱり文化なのか

先日大学の図書館で"風の歌を聴け"という本を借りました。
村上春樹の最初の作品なのですが、鼠三部作と呼ばれる作品群の第一部です。

主人公の僕と鼠と左手の指が4本の彼女やジェイズバーのジェイが主な登場人物なのですが、非常に淡々と日常が続いていく作品でした。

登場人物全員が哀愁漂っていて、何か希望がなかったり諦めているような気怠さに親近感が湧きました。

70年代が舞台なのでジュークボックスで音楽をかけたり、barに行けばあいつに会えるだろうという感覚でbarに行ったり、連絡を取らずに集合するのが当たり前な世界観が新鮮で面白かったです。
あとは煙草の描写が多かったり、ビーチボーイズなど当時の音楽が出てきて時代を感じました。

最近の僕はどんどん文化にハマっています。
音楽に始まり、ファッション、映画、香水、文学、アート、建築などへの興味が湧いてきています。
バイト先の人や友人とそういった趣味の話をすることでさらに興味が広がっていくのが楽しいです。

これまでの僕は自然が好きで自転車旅や登山を通して自然遊びをしてきて、学業では工学を学んできたので数学や物理を技術に応用する勉強をしました。
そして今は文化を楽しんでいて1番文化がテンション上がることに気づきました。

自然、技術、文化それぞれの世界を覗いてみて将来を考えるとやっぱり文化、特にファッションの道に進みたくなります。
ファッションジャーナリストになれたら1番理想です。

自然の道なら旅や登山に関わる仕事をして旅好きだらけの環境で自由に生きることもできますし、技術の道なら大学の勉強が分かりやすく繋がっていて収入も高水準で安定しています。
ですが、やっぱりそそられるのはファッションの道です。
これは行くしかないんじゃないでしょうか。
行ってみましょう。飛び込んでみましょう。

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