千葉恵介

思想家 / 感謝経済という見返りを求めない贈与の循環を滑らかにする潤滑油として「ありが…

千葉恵介

思想家 / 感謝経済という見返りを求めない贈与の循環を滑らかにする潤滑油として「ありがとう」を用いた経済を醸しています。感謝で繋がる恩贈りSNSであるmusubiを開発し、貨幣に頼らない経済を模索中。

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musubi 使い方ガイド #1

感謝で繋がる恩贈りコミュニティSNSの"musubi"の使い方ガイドです。 musubiの概要musubiは、「感謝でつながる恩贈りコミュニティSNS」を目指しています。そのため、クローズドなコミュニティ内で利用できるSNSで、お金もポイントも存在しません。musubiでは、「ありがとう」とサンクスレターを贈りあうことで恩贈りを行います。 musubiを通して、ヒトとヒトが出逢い、恩と恩を贈り合い、感謝と感謝を交換し合う。そんな文化を醸していきたいです。 Give&Take

    • アドレナリン時代からオキシトシン時代へ

      アドレナリン時代人類の歴史を考えると、これまでアドレナリンの時代でした。 戦争やスポーツ、学力テスト、偏差値教育、就職活動、社内昇進、株式上場、資金調達など、日常生活の至るところで競争原理によって突き動かされ、アドレナリンを出して生きてきました。 僕たちは、24時間なにかに追われ、人生は短いと焦らされ効率的な時間の使い方を追求し、お金を稼がなければ食っていけないと労働に人生を捧げてきました。 近代に入り、資本主義という経済システムが発明され、国家の国富を測る指標として貨幣が

      • 平成から令和への抱負

        いよいよ明日から令和になりますね。 平成時代と言われる時代が来るのかと思うと、なんだか寂しい気はしますが、令和という新しい時代を迎えることにワクワクしています。 日本はリセット文化先日、「異界を旅する能 ワキという存在」という能楽師の安田登さんの本を読んでいました。 その本の中で、「日本人はリセット文化だ」ということが書かれていました。伝統を重んじるように見える日本ですが、実はすぐにリセットして、新しくすることが日本の文化のようです。 元号もそうで、昔は災害のような災い

        • ○○を醸す

          "醸す"とは「醸す」という言葉を聞いて何を頭に浮かべるだろうか? 普段生活している中で"醸す"という言葉を使うことも聞くこともあまりない馴染みのない言葉です。 浮かぶ言葉としても「お酒を醸す」や「物議を醸す」とかしか浮かばないかと思います。 コトバンクによると ① 麴 こうじに水を加えて、酒や醬油などをつくる。醸造する。 ② その場に、ある雰囲気や状態を出現させる。 ③ ある物事、事態を作り出してゆく。もたらす。出典:コトバンク という意味が出てきます。 一

        musubi 使い方ガイド #1

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        • musubi 使い方ガイド
          1本

        記事

          宇宙論的自然観

          最近、宇宙論的自然観という思想に至りました。 従来の近代自然科学の発展は、機械論的自然観という思想をベースに行われてきました。コンピューターのような機械は、0と1の二進数で動いていますが、宇宙も自然も身体も数値で解明できるのではないかと考えたのが、機械論的自然観です。バイオテクノロジー分野はまさに、機械論的自然観を体現した科学です。 それに対して、宇宙論的自然観は、自然を宇宙視点で俯瞰して全体性を捉えることで感じられる相互補完関係のような法則性を覚ることで、自らの思考を宇

          宇宙論的自然観

          諸行無常 諸法無我

          「諸行無常 諸法無我」というのは、僕の座右の銘である。 諸行無常と諸法無我について仏教辞典によると、以下のような説明が書いてあった。 諸行無常とは、われわれが認識するあらゆるものは、直接的・間接的なさまざまな原因(因縁)が働くことによって、現在、たまたまそのように作り出され、現象しているに過ぎないと考える。ところが、いかなる一瞬といえども、直前の一瞬と全く同じ原因の働くことはありえないから、それらの現象も同一ではありえず、時の推移とともに、移り変わってゆかざるをえない

          諸行無常 諸法無我

          シアトル20日目

          3月15日(火) 曇りのち晴れ。ここ最近は、寒いが多く、バスの待ち時間がとても辛い。 今日は、一日を通してIZUMIさんのセッションだった。セッション内容としては、自分のネガティブTrigger(きっかけ)を認識する方法とそれの奥に隠れている根源の感情(古傷)を見つける方法を学んだ。そこでわかった古傷は、治すのではなく受け入れるものであるというところが肝だ。 今回のセッションもすごく興味深い話であった。自分自身の内なる心を探ることで、追い込まれた時に発揮されるリーダーシッ

          シアトル20日目

          シアトル17日目

          3月11日(金) 今日は、日系アメリカ人の二人がiLEAPに来て話を聞かせてくれた。 日系2世以降の人たちは、アメリカ生まれでアメリカ育ちのため、アイデンティティはアメリカだ。しかし、肌の色や顔の特徴から日本人と言われ迫害された。ある日系人の人は、スーパーに行く時に、「私は中国人だ」というネームタグを胸につけて買い物に行ったそうだ。そうしないと、「敵だ」といわれ迫害されるからだ。そう言った話を直接聞けるという貴重な経験ができた。 日本人がアメリカに来たのは、明治時代ごろ

          シアトル17日目

          シアトル16日目

          3月10日(木) シアトルもあと2週間しかないと思うとあっという間の出来事だった。 天気は、雨のち晴れ。 朝方雨が降っていたが、次第にやみ10時頃から晴れていた。 ZEITGEISTというキングストリートにあるカフェでミーティングをしている。とてもおしゃれで賑わいのある店内には、僕らと同じようにミーティングをする人たちやMacを広げ作業をする人も見受けられる。 最近の悩みは、花粉症だ。西海岸は、一年中同じ気候で花粉症がないと思っていたが、目が痒くくしゃみが絶えず、鼻水

          シアトル16日目

          シアトル15日目

          3月9日(水) 天気は雨。 メンターの家からタクシーでMicrosoft本社に向かった。今日は1日Microsoftにサイトビジットだ。 Microsoftの担当者からCSRについての講義が午前中に行われた。 質問時間になり、今まで気になっていたインターネットの普及によって生じたネットがないと生きていけなくなった人類の脆弱性について質問をした。CSRの担当者は、”I agree.”と一言言った。これは衝撃的だった。あのMicrosoftの社員がネットが産み出した人間の脆

          シアトル15日目

          シアトル13日目

          3月8日(火) 今日は晴れた。 10時半からU.Wの桜ロードでのイベントのお手伝いに向かった。「さくら会」という桜の木下で茶会をデモンストレーションするという会である。 雲と雲の間から差し込む優しい光に照らされた美しいさくらの下でやる茶会に訪れた人々の心も癒されていた。 午後からは、メンターの家で作業だ。タスク管理ツールのTrelloを初めて使った。視覚的で使い易いツールだからどんどん活用していきたい。 この5週間が有意義であるようにしたい。

          シアトル13日目

          シアトル12日目

          3月7日(月) 天気は雨。雨のなか1日が始まった。残り2週間ほど。あっとゆう間に時間は過ぎていく。この一瞬一瞬がかけがえのない時間なのだ。 今日は、今までに習ったことをアウトプットしてみんなで意見交流をした。 日本のダイバーシティーについての議論では、アメリカとは比較できないと思った。日本とアメリカは、あらゆる面で全く異なるからだ。アメリカは、移民を多く受け入れることができていて先進的だからといって日本も移民を受け入れようと言うのは、あまりにも不合理である。 お互いを尊

          シアトル12日目

          シアトル9日目

          3月3日(木) 天気は晴れ。と思いきや、昼から雨が降ってきた。 今日は、group work DAYだ。第一回目のインタビューは、シアトルの建築家の松原博さんだった。 彼の話は、とても興味深かった。 シアトルは、大きい都市に思われがちだが、たかだか60万人の小さな”市”である。 松原氏は、日本には”不便さ”が足りないと言う。日本中どこでも同じものが24時間買えたり、5分に1本の電車が正確に来たりと何かと便利すぎる。この便利さがクリエイティブな発想をなくし、思考停止

          シアトル9日目

          シアトル8日目

          3月2日(水) 天気は、晴れ。昨晩からホームシックな気持ちになっていた。自分の英語力がないせいで、ホストマザーや他のホームステイの人たちと会話が成り立たない。しかも聞き取れないため、話を振られても意思表示ができないという問題から、孤立してしまった。早くiLEAPに行って1分でも長く仲間と一緒に活動をしたいと思った。 今日のチェックインでは、今の気分を色で例えるとというものだった。私は、”グレー”と答えた。ホームシックな気持ちをグレーと例えたのだ。 少し神経質になっていた分

          シアトル8日目

          シアトル7日目

          3月1日(火) ついに雨が降っている。冬のシアトルらしい天候だ。 今日は、インターン先とのミーティング初日だ。今日からが本番といっても過言ではない。 My TEAMは、Jungle Cityというシアトル最大の日本語サイトを運営する企業だ。 担当の方は、日本人の方だったためミーティングは日本語で行われた。 ミーティング内容はとても充実していた。学ぶことがメインのスケジュールであり、Jungle Cityの記事を最後に書くのがタスクではあるのだが、アイデアなり事業な

          シアトル7日目

          シアトル6日目

          2月29日(月) 昨日の疲れもあったせいか、7時に起きても疲れが取れなかった。 今日も晴れ。シアトルで本格的な雨に未だに出会っていない。 今日のチェックインは、マインドフルネスだった。自分の感情や期待などを心に浮かばせる。心に浮かんだのは、「ドキドキ感」と「眠たい」など。 今日は、自分の内省(先入観への認識)の仕方を習った。英語力がついていけず、よくわからなかったが、先入観を捨てて純粋な目で、自分や他人を見つめ直す重要性を知った。 今まで、社会情勢などに関しては、先入

          シアトル6日目