岡田啓佑のセルフ楽曲解説①「Cecil Talyor」

動画(埋め込みたいが、なんかうまくできない)

Cecil Taylor

作詞/作曲:岡田啓佑

俺はピアノ弾き語り
誰とも一緒にやれない
何度も バンドを 組んでも
解散してばかり
ひとりで語り
物語の語り部みたいに

Like a 昔の侍 居合斬りみたいに
Like a 向井秀徳 間合いが大事
Like a Cecil Taylor 不協和音 鳴らし

孤独と向き合う
自分と向き合う
孤独 研ぎ澄ます
心の声に耳澄ます

他人と仲良くなれぬ ことを嘆くよりも
自分と仲良くなれぬ ことを嘆くべきなのさ

俺はピアノ1本で日本なら武道館 紅白 NHKホール 東京ドーム bunkamura 国技館
海外ならマディソン カーネギーホール グラミー グラストンベリー 俺見る人で埋め尽くす会場
最高な目標 才能研ぎ澄まして本当にやるよ

It's so easy いつまでも意地
張らなくてもいい
人生短いから楽しい方がいい

〈作曲期間〉
2018年末

〈初演〉
2019年1月18日@新宿カールモール

〈解説〉

【曲ができるまでの経緯】

私が今まで組み、そして解散したバンドを挙げてみよう。

・和風ドレッシング
・りんごリラ
・CASH
・飛び出せ!ニートくん
・センチメンタル岡田バンド
・センチメンタル岡田ランド
・センチメンタル岡田とローラースケーターズ
・センチメンタル岡田とがんばれ根本くんバンド

以上、13歳から28歳の間に、8つのバンドを組み、だいたい人間関係が原因で解散している。

「バンドに向いていない」「人とやるのに向いていない」と15年かけてやっと気づき、また誰かとソリが悪くなり、いたずらに傷つけ合うよりは、ひとりで弾き語りを極め、ソロミュージシャンとして独り立ちするべきだと思った。今まで人に頼るのが当たり前になっていたのも問題だと思う。

なので曲作り、演奏の2点に関しては完全に自立する決意をした。その決意表明で作った曲。

【タイトルについて】

Cacil Taylorとはフリージャズのピアニストの名前で、昨年、彼のソロピアノを聴いて衝撃を受けた。

リズムも、ハーモニーも、メロディもないのである。

それでいて、美しい。

これこそ、「ひとりでしかできない」音楽だと思った。

仲間がいないから、仕方なくひとりで音楽をやる、のではなく、

ひとりでしかできない音楽をやりたいから、あえて誰とも組まずにやる。

その方が潔い。

というわけで、彼のスタイルを踏襲し、リズムをフリーにし、キーや曲調を曲間で変えることにした。当初は即興性を打ち出したかったが、何度もライブでやっているうちに、最近は「型」のようなものができてきた。

人名のタイトルってかっこいいんじゃないか、と思ってこのタイトルにしたところもある。

アルバムではぜひ1曲目に収録したい!

【歌詞について】

「紅白にでる」「グラミー賞とる」などと言っているのは、とりあえず大きなことを言ってみるというヒップホップの影響。

とりあえず歌詞として言ってみているが、実際の現在のリアルな目標はグラミー賞ではなく、「安定した収入を得ること」。

不協和音を鳴らす部分と、韻を意識した歌詞により、フリージャズとヒップホップへの敬意をわかりやすく表明できた曲といえるかもしれない。

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