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人気スニーカーは新規公開株?スニーカーバブルはいつまで続くのか

一番最初に自分で買ったバッシュはジョーダン7でした。
さて、興味がない人にはちんぷんかんぷんかと思いますが、最近のスニーカーマーケットの盛り上がりが凄いです。特にリセールマーケットが。

▼リセールサービスの勢いが凄い

有名なリセールサービスがここ数年すごい金額で買収されたり、資金調達をしています。

・ファーフェッチがスニーカーのリセールストア「スタジアム・グッズ」を約280億円で買収
https://www.wwdjapan.com/755626
・米フットロッカーが中古スニーカー販売のゴートに1億ドル出資
https://www.wwdjapan.com/801617

最近も、StockXが約1100億円のバリュエーションで資金調達か?というニュースが出ていました。

・A giant new investment will make StockX the first billion-dollar sneaker reseller
https://www.recode.net/2019/4/19/18486120/stockx-billion-valuation-funding-dst-ggv-sneakerhead

▼新商品リリースはIPO?

そんな状況の中、ちょうどStockXの共同創業者でCEOジョシュ・ルーバーのこんな記事が公開されています。

StockXは(自分もよく使うサービスですが)面白いサイトで、各スニーカーの値段が株価のような形で表示されています。全ては需要と供給で決まると。

印象的なコメントが以下。

ジョシュ:僕たちはStockXで行うスニーカードロップや商品リリースを「IPO(イニシャル・プロダクト・オファリング、新規商品公開)」と呼んでいる。
・・・・・
StockXの考えでは、スニーカー市場の未来は一次流通と二次流通市場の区別が無くなり、ひとつの大きなスニーカー市場に統合されるはずだ。統合された市場が小売価格と転売価格を同時に設定しながら売買を実現させていくように進化するだろう。株式市場ととても良く似た構造だ。

▼最終的にはデータビジネスになる

正規のスニーカーを販売するフットロッカーがゴートに出資したのも、おそらく売れ筋のモデルのデータを活用できると思ったからではないかと思いました。フットロッカーは多くの別注モデルを作っているのでそのあたりにも活かせるのではないかと。

また、先程の、StockXの共同創業者CEOジョシュのインタビューにもこんな記載がありました。

ジョシュ:すごくいい質問だ。StockXはデータ会社なんだ。StockXを始める以前、僕が立ち上げた「Campless」はスニーカーの価格ガイドを提供するデータ・ドリブンなスタートアップだし、僕のキャリアはデータ分析と常に関わってきた。StockXのサービスはマーケットプレイスの提供であって、その運営で取得した膨大な取引に関するデータを管理している。
・・・
別のユーザーデータの視点で見ると、ナイキはSNKRSアプリのユーザーデータしか取得できないが、僕たちはナイキのスニーカーを購入して、さらにアディダスのスニーカーを購入したユーザーのデータも持っている。僕たちがブランドと協業する利点は、商品販売の面だけでなく、データ面でも連携ができるからなんだ。

さて、スニーカーバブルはいつまで続くのでしょうか?

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