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KEITAの論文備忘録~第4章~管理会計論

模試の成績
模試①→第1問  D   第2問  E ⇨ E
模試②→第1問  C 第2問  D ⇨ D

初めて答練を解いたときの印象

初めて答練を解いたときの印象は、「😢」って感じです。
時間が足りないのはもちろんですが、短答と違って論文は数値をそのまま書かせるので、本当に手探りで進む印象です。気持ち悪い感じでしたね。
「(数値出す。)合ってる?いや、ダメ?小数点が走ってないから大丈夫か。いや、この条件使ったよね?使ったおけ。」というのを繰り返してました。

勉強の流れ

1~3月:池邊論ダイ講義を計算と理論の両方を受講しました。計算は講義を聞いて実際に自分で解いてみることを一通りやって、理論は一通り講義を受けてポケ論を加工しました。
4~8月:計算は、論対集の問題を何度も解きました。各問題、「論点と解法のチェック⇒解く際の注意事項の確認⇒実際に電卓を入れて解く」というのを重要度A,Bの問題を7、8周、Cの問題を5周ほど繰り返しました。
理論は、加工したポケ論を回してました。ポケ論は論ダイで扱った問題のみ回転させてました。フローチャートをある程度、頭の中で再現できるまで回してました。一言一句言える必要はなく、キーワードを抑える程度の再現性で十分な気がします。

※1つ反省点があって、論対集の問題が定着した段階(論対集6周目の後半~時期的には8月頭)で池邊先生に選抜してもらった答練の問題をやり始めたのですが、若干消化不良に終わってしまいました。論対集に載ってない問題もあるため、広めに対策しておいて損はないですが、消化不良にならないように手を広げるなら7月頭くらいからが良かったと思います。

本試験の手応え

手応えは、「原価計算は一応解いたけど合ってるのかな。。。管理は死んだ。。。」って感じですね。

自己採点は、原価計算は1-1が7/9、1-2が2/5という感じでした。管理計算は、2-1が2/5、2-2が1/11という感じでした。

1-1は短答論点と言われ続けてる総合原価計算の減損安定発生が出題されました。最初、通常の単純総合の問題だと勘違いしており、月末仕掛品原価を出した瞬間に電卓に小数点が走ってめまいがしたことをよく覚えています。2回ほど深呼吸をして一旦飛ばして、一通り問題に触れた後、残り20分で1-1に戻ってよく問題をみると、「一定割合で発生」の文言を見つけ、「減損安定発生!?嘘でしょ!?」と思いながらも、いつも通り、長方形の下書きを書いて解いて見ると、割り切れて答えを出せました。
僕は情報処理能力が低いため最初は合っている自信がなかったのですが、自己採点した際に合っていたので、本当にホッとしたのよく覚えています。

※これは余談なんですけど、試験開始の20分前くらい前に「試験委員様、頼むから減損安定発生と財務諸表分析だけは辞めてください。♡」とツイートしようと思っていたところ(結局、ツイートしなかった。)、その2つが本気で出題されたので終わった後一人で盛り上がってた記憶があります。今回、論文を受けていて思ったのですが、予期せぬ出題は必ず起こりえるので、試験前にいろいろ想定しておくと本番で出たときも上手く立ち回れる気がしました。

キーポイント

キーポイントをお話しする際に今回の会計学午前について、1つ確認することがあります。

それは、会計学午前で最も差が付く問題は1-1の減損安定発生の問題だと言うことです。1-2は標準原価計算の問題ですが求値の問題が少なく理想標準の問題で典型度が低かったこと、2-1は財務諸表分析の問題で対策している人が少ないと言え、2-2は推定の問題で情報処理力が高い人(いわゆる地頭が良い人)以外はなかなか高得点が望めない問題で、どれも出来なくても大して差が付かないと言えます。

ところが1-1の減損安定発生はと言うと、度外視法についてはそもそも計算方法に通説と例外があり、なおかつ、指示もよくわからなかったため正答が難しかったです。しかし、非度外視法は対策していた人にとっては、かなりオーソドックスで取りやすい問題でした。ただ、問題文が非常に長くて、「一定割合で発生」という文言を見落としていた人や、その文言を読んだ人であっても減損安定発生の問題だと気がつかなかった人が多いのかなという印象です。

この「対策していた人にとってはオーソドックスで取りやすい。」というところで、1-1は差が付きやすい問題だったと言えるのかなと言えます。

そこで、会計学午前のキーポイントは、「論文対策集を完璧にした。(池邊先生は神。)」という所です。

減損安定発生は短答論点と言われており、通常出題の可能性は高くないです。しかし出題された場合、典型度は高いため得点がしやすいと言えます。
そういうことで重要度がCという位置付けですが、論対集にはガッツリ載ってました。
僕はこの減損安定発生の問題を「論点と解法のチェック⇒解く際の注意事項の確認⇒実際に電卓を入れて解く」といういつもの流れを5回ほど繰り返していました。なので、本番では計算数値出してケアレスミスがないように転記をするという流れで15分で解くことが出来ました。聞くところによると、「減損安定発生に気づけて解いたけど、久しぶりに解いたから非度外視法でも全問正解ならなかった。」という人もいた中で、自分はしっかりポイント抑えながら、解くことが出来たのは間違いなく論対集を完璧にしたからだと思ってます。

なんというか、これに関しては池邊先生が本当にすごいとしか言い様がないです。

話が脱線しますが、池邊先生の神具合についてお話します。
池邊先生は受講生のレベルを熟知した上で、典型度が高い問題や典型度が低い問題でも他の予備校の対策の度合いをしっかりと見極めて、問題を厳選しております。それ故、論対集の問題数は35問と決して多くはないにも関わらず、抑えるべき問題をしっかりと抑えているため、他校に劣らない神教材(論対集)が出来ているのだなと思いました。最小の努力にして最大の効果が発揮されるような問題集となってると心から思います。

僕の成績を見てわかる通り、管理が大の苦手だったのにも関わらず、原価計算でアドバンテージを作ることが出来たのは間違いなく池邊先生のおかげであると思ってます。

論文管理は短答管理と同様に、「典型度の高い問題をいかに精度高く得点するか。」ここに勝負がかかっていると言えます。その上で、論対集をやり込んだことが1つキーポイントと言えると思います。

植田先生のMaster Peace(以下、MP)について

過年度生コースに所属する方は、短答対策講義でも論文対策講義でも「植田先生vs池邊先生」の議論は必ず通る道かと思います。
 
結論からいいますと、「どちらでも大丈夫。」ってことです。笑

好きな方を受講するのが良いと思います。ただ、植田先生の講義冒頭でもおっしゃっているかと思いますが、アウトプットとして論対集をやるべきなのかなと思います。これは池邊先生もおっしゃっていたのですが、短答合格者でも論文管理の総合問題を最初からスラスラ解ける人はそう多くはいないと言うことです。なぜなら、論文管理の総合問題においては「膨大に与えられた資料の中でどこに目付けを置いて、どう得点を最大化するか。」と言う視点が必要だからです。MPやテキストの例題だけを回転させてその視点を養っていくのはなかなかできないので、論対集でのアウトプットは1つ大事なのかなと思いました。
 
植田先生の講義は神なので今回ダメだったとしたら、過年度生で時間的な余裕もあるので、MPでインプットをして論対集でアウトプットをしていきたいと思っていました。おそらく僕は、MPを5周、論対集を2~3周といった形で学習計画を立てると思います。



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