英語という象形文字を"ことば"に変えてくれた出会い

30歳という1つの節目の歳を過ぎた今、これまでに自分が英語という言葉にどのようにして向かいあってきたか(軌跡)、そしてこの先の道をどのように歩んでいくかを考えるにあたり、noteを書き始める事を決めた。

"元々英語が嫌いで、死ぬ程苦手だった私がどのように英語と向き合ってきたのか"というテーマで投稿を始めるにあたり、私には人生を変えてくれた人がいたという事をまず最初に綴っておきたい。

ここで話を一度中学時代にまで遡したい。当時、私はもがいていた。中学1年時の三者面談時、担任から"今の成績では高校には進学できません。"と耳を疑う言葉をはっきりと言われた。当時は世間を知らず、"高校なんて自動的に行けるもの"と壮大な勘違いをしていた私はとにかく驚いた。横にいた母も相当ショックを受けた様子だった。

その日家に帰ると、少し重たい空気が流れていたと思う。当時、学校で真面目に授業は受けていたが、勉強が全く出来なかった。いや、正確に言うのであれば、"勉強の仕方がわからなかった"が正しかったと思う。その後の家族会議の結果、私は塾に行く事になった。(ここで勉強の仕方を教えてもらった事は、その後公立高校受験、大学受験を乗り越える基礎となった事には今でも感謝している。

塾に通い始め、"今教えてもらっている単元"については、朧げに(人並みにという表現が正しいか)わかるようになった。唯、言わずもがな、小学生の頃に身につけておくべき知識、中学1年時の基礎学力がない為、応用が利かなかった。

運動も苦手で、次第に"自分には一体何のとりえがあるのか??"、"生きている価値があるのか??"とさえも思うようになっていた。

中学2年生の時、1つ目の出会いが私を待っていた。ある英語教師との出会いである。この先生こそ、私が英語に興味を持ち、その後英語を自分の生きていく武器にまで磨き上げるキッカケをくれたその人である。

この先生の指導法はとにかくユニークだった。例えば、英単語を教える際、ダジャレ(又は語呂合わせ)で教えるのだ。例えば、library(図書館)という単語を覚える際、

"li(ライオン) brary(ブラリィ)してる図書館。バンザーイ!!"....。こんな感じである。色々なご意見があると推察するが、これが私にはハマった訳である。(他にもあるのだが、今では放送禁止用語に近いものもありますので、ここでは自粛することにします。)

しかしながら、中1時点のローマ字でつまづいた私は、ローマ字や中学1年時の三人称単数辺りの文法からやり直さなければならない状況だった。(塾は中2が始まる直前から行き始めた為、この辺りの文法知識は知っているものとみなされる…!)

でも、勉強嫌いの私が折角興味をもった訳だし…、人の数倍時間はかかると思うけど、やってみるか…。

ここから両親をはじめ、周囲の人間が腰を抜かすくらい驚く、筋金入りの勉強嫌いが奇跡的(?) な逆転劇を起こしていく…。

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