みなさんこんにちは、てんぱねすくりゅ〜のkeitaさんです。
7/19にプレーオフ最終節が行われ、私はチーム最終戦に登板させてもらいました。第1試合の結果を受け通過には大トップが必要な状況、ここまで結果を出せてなかったのでぜひとも頑張りたいところです。

第一試合終了時点スコア：

てんぱね最終節応援配信アーカイブ：

大会牌譜：

結果としては3着。とはいえやれることはやった気がします。
いつも通り5局に絞り半荘を振り返っていきます。

東1局

北家スタートでラス親がある状況。

親の第1打西をスルー。
確かにホンイツは見えますが、形がバラバラすぎます。
しかもこの手は他にもチートイや国士まである手。
スルーしてもう1枚鳴けることもあるし、オリる可能性もそれなりにあるということでスルーを選択。

1s9sと引いてソーズホンイツがくっきり見えた場面で上家から出る東、これはポンしてソーズホンイツに向かいます。

全員の捨て牌が不穏、特に上家は私にチーされうる76sも切ってきているためかなりの確率で勝負手が入っていることが想定できます。もちろん中にはドラ中あたりが切りにくくてチートイ進行している人も1人くらいはいるかもしれませんが、リーチできる勝負手が入ってる人も1~2人はいると想定しています。
そこに出る9s。この9sポンしても西でオリることもできるし、シンプルに自分の手も進んで和了することで他家の和了を潰す目的でポンを選択。

最後は5sも鳴けて全山のペン3s待ちで聴牌できましたが、親のドラ中叩き切りリーチにその中をアンコにしてた対面が一発で放銃。やはり全員勝負手でしたね。

東1局1本場

勝負手を和了できませんでしたが、また勝負手の卵となりそうな配牌がやってきました。
一盃口・123三色・チャンタ・ドラ・北アンコあたりを見て打白を選択。現時点で北を鳴いたホンイツはあまり見てませんでした。

2p2s2mと"2"の牌を引いてこの形。美しいですよね。
チャンタ三色、北アンコや北シャボ待ち、保険でチートイもある。
切る牌はもちろん7sなのですが、この手は面前でしっかり勝負手にします。
残念なことに1sが3枚切れちゃったので2sの先切りはもうできないです。待ちを読まれようが完全にブクブクにして勝負します。

上家が中をアンカンしてリーチがきましたが、こちらも聴牌。
しかも新ドラ3mが2枚乗りました。
こうなると後手とはいえ降りません。上家の赤5pツモ切りを頼りに23pどっちかは切って聴牌は取ります。

問題はリーチするかどうかですが、下家や対面にはピンズの情報はまるでありません。なので23p自体の待ちに自信がなく、上家のリーチにちょい押しで23pがこぼれて6400の和了が取れることもあるし、より良い待ち（東発59s19p9m）に変わることもある。以上から一旦ダマテンとしました。
23pはどちらも上家に通ると思ってますが、ペン3p持ちなら払う可能性もそれなりにあると見て打3pを選択。
ちょっとでも端の方を残す意味合いもあります。

しかし対面の3p切りリーチで状況が変わります。
和了逃しは指運の問題でもあるので仕方ないことですが、2件リーチとなると2pが意図的に選ばれることは少なく、尚且つ上記7種類の変化を待つには2pが安全でなくなったためここでツモ切りリーチを選択。2pがそこまで悪い待ちでなさそうなのも影響しています。

結果は上家から対面への横移動で決着。
2pは全山の方でしたが巡り合わせが合いませんね。仕方なし。

東4局

7巡目で完全イーシャンテンになって選択。
ここで考えていたのはターツ選択ではなく、7pを手出しするか否か。
ほとんどのケースで8pを切ることになるので、7pツモ切り->8p手出しだと788からの切り出しが相当読み筋に入ります。特に69pが待ちに残るとド本命と読まれてもおかしくないでしょう。
一方手出し7p->手出し8p（※8pを切る巡目は早いほど良い、引っ張ると上記と変わらない）だとブロックオーバーのターツ整理もあるし、役寄せのターツ払いも追ってもらえそう。
以上から相手の読みを絞らせない目的で【手出し】7pとした。

8巡目ツモ6mでマンズがふくらみ、8p1枚切れということもあり8pをすぐに切って両面落としを見せました。

赤5mを引いて69p残りの聴牌。
切り順には最大限の工夫を凝らしたつもりです。
当然の即リーチ。

和了れそうと手応えを感じてたのですが、凜さんのゼンツに押し切られ、満貫放銃。
不運と言わざるを得ませんね。チームに申し訳ない。

南1局

字牌整理して下の手牌、6万点ほど稼がなければいけないので打点を見ます。安易に3mを切らず、中ぶくれとタンピン一盃口の打点を残して打9mを選択。

進んでこの場面。
くっつきの浮き牌選択で、1枚しかない赤5p引きよりも6s引きの一盃口ルートを強くみて打6pを選択。
この時点でシャンポンは聴牌外しするつもりでした。

1pを切ってるものの234三色をみて打7sを選択。68s引きくらいしか嬉しいものがないですからね。34pはもちろん2p引きもそこそこ和了れそうと見ています。
高め三色のフリテンリーチはするつもりでした。

最後は迷わない4mを引いてリーチ。
細かいですがこういう浮き牌選択は丁寧に行いたいものです。

上家から出てロン。
皆勝負手でしたね。

その後はツモられや横移動で少し減らしてオーラスへ。

オーラス

条件的にはゼンツする親番。
打点は申し分ないものの形が悪い。
無理に染める必要はないし、白は出る時は出るので素直に字牌から切ってまっすぐ進めます。初打は発から。

進んで7巡目、イッツー模様の手になってきたところで国士模様の上家から着られる5p。5800になるけど巡目的に仕方なくチーしてシャンテンに取ります。後々の白バックになる可能性もありますので。

この半荘唯一自認しているミス（打6p）。
対面の捨て牌から5p所持率はそれなりにありますが、それでもラス1の5p引ける時は引けますし、下家の1p持ちトイトイケアをしたのはどうせゼンツするのでやりすぎでしょう。結果に影響しませんでしたが反省です。

この後白ポンするも下家の和了で終局。3着でフィニッシュです。

試合を終えて

プレーオフ終了時点のスコア：

てんぱねはトータル▲39.5のプレーオフ8チーム中6位で敗退。
皆がめちゃめちゃ頑張ってスコアを維持してくれた中、私がシーズンを通して足を引っ張ってしまいましたね。私自身内容はそこまで悪くなかったと思うんですが、残念ながら結果が伴いませんでした。

しかしながら、てんぱねでのチームでの意見交換に加え、
#てんぱねすく〜る で講師役をやらせてもらって動画を制作したことは大変良い思い出です。
視聴者やファンの皆さんからの反響はもちろん、
特にひらめちゃん・ゆきとん・ごんろくさんがそれらを吸収してΣリーグや他の舞台で自分のものにしてくれた瞬間を見れたのは素直に嬉しかったですね。

Σリーグ第1期のてんぱねすくりゅ〜としては解散となります。
とても良いチームでした！
ここまで応援ありがとうございました！

おまけ：チームメンバーに謝辞。

ひらめちゃん。
ぺんたごんの頃からの付き合いで、元々打点を見る打ち方に加え仕掛けを駆使して和了を取るようになって更に強い打ち手になりました。レギュラー途中でねじさんがベタ褒めしてた状況判断の内容の良さは本当にその通りだと思います。
持ち前の可愛いキャラクターそのままに麻雀まで強くなってしまうともはや無敵なんじゃないでしょうか。リアルもネット上も今後がすごく楽しみです。今度ブラックモンブラン買いにいきましょう。

ゆきとん。
MVPおめでとう。持ち前の堅守はそのままに、上振れをちゃんと掴んで打点のある手を作り、行くべきところを行けてた賜物だと思います。多分あまり教えられてないけれど、それは打ち筋を信頼してるからです。とはいえ私以上に固い打ち手はなかなかいないので、視野は勉強になりました。
悔やむべくはゆきとんの小ボケのうち(keita体感)7割程度しか拾えなかったことですかね。

ごんろくさん。
てんぱねのチームカラーである育成を体現してくれたという意味ですごく貴重な存在です。一番多く牌譜を投げてくれて、勉強意欲を感じました。そのモチベーションの結果、特に守備面での打牌や状況判断に関してΣリーグ後半になるにつれて精度が上がったと感じます。勉強よく頑張った！
マイクもありがとうございました。これから海外に行きますが形見として一緒に持って行きます！

そしてリーダーのねじさん。
チームコンセプトの「育成」を一緒にするために指名してくれたことは素直に嬉しかったです。動画制作やテキスト、牌譜検討へのコメントなどやりたいようにやっていた私が期待に応えられたかはわかりませんが、上で書いたように3人が3人とも活躍して上手くなってくれましたよね。これはもう卒業証書を出しても良いのではないでしょうか(笑)
ねじさん個人とも麻雀のスタイルの違いで色々意見交換できて、1人の打ち手としても嬉しかったですし、配信でも喋りすぎ・前に出過ぎな私を後ろで見守ってくれるバランスとってくれたのは感謝です。麻雀の強い人格者と関われて、素晴らしいご縁に恵まれたと自認しております。

同じチームで一緒できて、幸せ者です。
皆様、本当にありがとうございました！引き続きどこかでやりましょう！

2023.07.20. keitaさん

※この先は文章はございませんが、有料設定にしてみました！
これまで自戦解説を10戦書いてきました。
もしご自身のためになる、勉強になると思ったらご支援いただけますと執筆のモチベーションとなります！