【動画レポ】SAP Sustainability Solutionの活用・拡張事例のご紹介〜【SAP Inside Track Tokyo 2024】Week3 | Apps(S/4HANA+LOB) & Biz Process, Integration #sitTokyo #chillSAP #SAPCommunity
今回はSAPのユーザーコミュニティであるChillSAPさんの年次イベント「SAP Inside Track Tokyo 2024」のアーカイブ動画からセッション「SAP Sustainability Solutionの活用・拡張事例のご紹介」について勉強します。
スピーカー
中村 良美さん
アクセンチュア株式会社
テクノロジーコンサルティング本部 SAPビジネスグループ
#1 SAP社✕ACNの「サスティナビリティ」への取り組み
近年の企業のサスティナビリティに対する関心の高まり
アクセンチュアとSAP社との協業:5つの取組み
・SDG Ambition-Driven Transformation
・SAP.IO Accelerator:
・Cllmate Action
・Circular Economy
・ESG Reporting
#2 Sustainability Footprint Management概要
Sustainability Footprint Management(SFM)概要
温室効果ガス排出の可視化ができるSaaSソリューション
国際基準のGHGプロトコルのScope1〜3に該当する排出量の算出ができる
Scope1:自社が直接排出するGHG(燃料の燃焼など)
Scope2:自社が関節排出するGHG(他社からの電気、熱の使用など)
Scope3:自社以外のGHG(購入した商品、販売した商品の使用など)
会社・組織、製品、ライフサイクルの粒度で可視化
SFMのソリューション・アーキテクチャ
・S/4HANA側からマスタやトラン等の業務データを抽出
・BTPクラウドの中にあるSFMにデータを取り込む
・SFM内で排出量管理などの計算・分析をする
・S/4HANAにデータを返して排出量の可視化
Step1:データ取得方法
・S/4HANA自動連携:SFM出インポートを押下する
・APIs:SAP Business Accelerator Hubを通したAPIsが利用可
・マニュアル:定義されたフォーマットを使用しアップロード
データ取得対象
マスター20とトラン16
Step2:品目別の排出係数登録機能
各原材料の¹単位あたりの排出量を登録する
サプライヤからデータ収集⇒1次データ
LCAデータベースを活用⇒2自データベース
Step3:設備間のエネルギーフロー設定機能
エネルギーの流れをエネルギーフローモデルとして定義
作業区で使用されている機械ごとの消費率設定
Step4:製品別CO2排出量の計算機能
エネルギー消費量や工場全体の排出量の値などを入力
Step5:CO2排出量分析機能
様々な軸で算定結果の可視化・分析が可能
#3 Sustainability Footprint Management活用事例
金属加工会社のSFM活用
背景・課題
・社会動向の先を見据えて様々な環境への取り組みを実施
・製品単位の排出量の可視化は未⇒顧客への環境付加価値の訴求がまだ
結果
・排出量を製品別に管理⇒PDCA管理高度化
・顧客への付加価値として訴求
・追加の削減機械を特定
活用メリット
・算定作業の効率化
・算定結果の精度・信頼性の向上
・算定結果の分析・高度化
#4 SAP Build Appsを活用した拡張事例
全社レベルの排出量の可視化に加え、予実管理、シミュレーション実行や、各種報告書の自動生成・出力
・全社レベルの温室効果ガスにおける排出量の予実を可視化
・温室効果ガス排出量報告向け亭主地書類をRPAで自動生成
国や自治体別にフォーマットが異なる報告を自動化
ソリューションアーキテクチャ
SAP BTPクラウド
・SAP Builld Work Zone:
・SAP Build Process Automation:報告書の自動化
・SAP Build Apps:報告画面
メッセージ
SAP Sustainability Solutionについて、より知識を深めてみたい
自分ができる「サステナブルな行動」を探して行動に移していただきたい
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