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【動画レポ】いまさら聞けないIntegration Suite導入の基本〜【SAP Inside Track Tokyo 2024】Week3 | Apps(S/4HANA+LOB) & Biz Process, Integration #sitTokyo​​ #chillSAP​​ #SAPCommunity​​

今回はSAPのユーザーコミュニティであるChillSAPさんの年次ビッグイベント「SAP Inside Track Tokyo 2024」のアーカイブ動画から「いまさら聞けないIntegration Suite導入の基本」というセッションを紹介します。

スピーカー
Yasuyuki Un
株式会社クニエ
バリューアディドサービス アーキテクト、テックリード

Integration Suiteの全体像

様々な機能がIntegration Suiteに包含されている
・API Management、Open Connect・・・・
⇒本セッションのメインは「API Management」

Integration Suite

API Management

既存バックエンドサービスに対してAPIのゲートウェイを作成するサービス

API Management

API Managementを利用するメリット

〜直接APIをコールするのに比べてなにがいいか

・本来のAPIキーをエンドユーザーから隠蔽
・BTP側で認証認可をかけることができる
・社内外の様々なAPIに対しての単一のゲートウェイを介する

API Managementを利用するメリット

API Managementの開発の流れ

前提条件
・呼び出し先APIに送るPayload、認証方法を確認しておく
・呼び出し元からのPayloadと、最終的に呼び出したいAPIのPayloadに差異はあるかを確認しておく。呼び出し元ーAPI Management間の認証情報を確認しておく

開発の流れ
・アクセス時にどのAPIを呼び出すのかを設定する
・ポリシーを設定する(呼び出し先APIのAPIキーを注入するなど)
・必要に応じてエンドポイントプロパティを設定する

実プロジェクトを進めるうえでの様々な課題と解決策について

API Managementのタイムアウト問題

同期処理のAPIを呼び出したところ、呼び出し先での計算が長い場合にタイムアウトしてしまう

API Managementのタイムアウト問題

対策:エンドポイントプロパティ
・タイムアウトの時間を調整は限界(デフォルト値+55秒まで)
 ⇒OSSに依頼すると制限を解除できる(ただし3分まで)

OSS起票でタイムアウト値の制限を突破

対策:同期処理を非同期処理に
・iFlowを2つに分け2つをJMSアダプタでつなぐことで非同期処理化

同期処理を非同期処理に

API Management Policy

ポリシー
・API呼び出し元から呼び出し先の間で機能
・APIキーの埋め込みやヘッダの付与、データ形式の変換、呼び出しレートの制限などを実装できる機能

API Management Policy

API Management Policy
API Managementの設定で困った時にはApigeeのドキュメントも参考になる
〜中身がかなり同じつくりになっている

Apigeeのドキュメント

API Managementを介した呼び出し時のログを確認したい

・通常はログを確認できない

API Managementを介した呼び出し時のログを確認したい

対策:Splunkなどのサードパーティのロギングサービスと組み合わせ
・ログの転送処理を実装する

対策:Splunkなどのサードパーティのロギングサービス


まとめ

SAP BTPのサービス利用時に課題にぶち当たった時
・元のドキュメントを読んでみることも解決の助けに
・Apigee(API Management)
・Cloud Elements(SAP Integration Suite Open Connectors)
・Cloud Foundry

・・・ETC

SAP製品以外も幅広くキャッチアップすることで、より深くBTPのことを理解していきましょう


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