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【雑談】想定外すぎてとんでもない言葉を叫ぶ俺

焼きそばを食べながらエスカレーターを降りてくる人を見る。
長崎屋の地下で食べながらぼんやりと眺め、現れた人に頭の中であだ名をつけるのがなぜか好きだった。


以前書いた焼きそば人情話
その焼きそば屋の支店が昔長崎屋の地下にあった。
この長崎屋は俺がゲームコーナーに取り残されて電気を消されてしまった場所でもある。

札幌育ちにとって焼きそば屋と言えばこの長崎屋の支店のことを指す。
寧ろ本店があった事を知らない人も多い。

長崎屋の地下にはソフトクリーム屋もあったが、おそらく俺が生まれて初めて食べたソフトクリームはここのもの。

最初に書いた焼きそば屋の事もそうだけど、ここには俺のたくさんの思い出が詰まってる。


・・・・詰まっていた。


と書いた方がいいのかもしれない。過去形。
因みに長崎屋が無くなりソフトクリーム屋も焼きそば屋も無くなりはしたが、建物自体は残っている。まあ元々そこまで変に思い入れもないんだけれど。

現在の様子

(元長崎屋。今は本屋になり、俺が立っている場所が焼きそば屋があった場所。左にソフトクリーム屋と長椅子があったはず??)

ある出来事のおかげで、長崎屋の地下での思い出がほぼ全て消し飛んでしまったのだ。



くだらないから覚悟しておけよ(笑)
だから雑談にしたんだから。

その日も今の嫁とこの焼きそば屋に来ていた。
座り位置はまさに先程紹介した写真の立ち位置。
子供がもういたのかどうかすら記憶にない。

焼きそばを注文し、待ってる間いつものようにエスカレーターを降りてくる人たちにコソッとあだ名をつける。

「爆弾岩」
ちょっと・・・と言いながら笑いをこらえる嫁。

「元梅干し」
元じゃなくない?!え?失礼過ぎるよ!(笑)

「実写版ザ・マウンテンと仲間たち」
く・・くく・・・

ザ・マウンテン

次から次へと勝手なあだ名を付ける俺と、いちいちそれに反応してしまう嫁。

「実写版ザ・マウンテンと仲間たち」も焼きそばを食べにきたらしく向かい側に着席。
多分みんな柔道部だろう。

「横に並んで座ると本当に山脈になるんだな」と適当なことをぬかしながら焼きそばを食らい始める。
嫁は横でぷるぷるしていた。


なんてことやりつつ飯を食っていたら、とんでもないものがエスカレーターを降りてきた。


「おっぱいだ!!おっぱいが降ってきた?!」


こんなに人がいる公共の場で、こんなに大声でおっぱいと叫んだの初めて。
だが叫ばずにはいられない。

フワちゃんが着ているような服なんだけれども、もはやシースルーってレベルじゃない。

実際は格好良すぎる名字の不破さん

重なっているティッシュを一枚にして胸に貼り付けてもまだあれよりマシってくらい、色がちょっぴりついたビニール一枚(ラップ一枚)みたいな服を着たノーブラ爆乳外国人が二人、エスカレーターを降りてきたのだ。

みんなはなぜか俺の方を見る。
まあ大声を出した方を見てしまうのは仕方ない。
でもみんなあっちを見てくれ!今まさにおっぱいが降ってきてるんだよ!!

俺は首を左側にブンブン振りながら「ん!ん!」と嫁と皆の視線を促す。
なんのことやらと嫁がようやく振り向く。

「おっぱいじゃん」

その言葉にようやくザ・マウンテンズも見る。
「ホントにおっぱいじゃねーか」「おっぱいだ」「・・・・」

エスカレーターを降りるなりくるっと振り向き、食品売り場(?)か何かの方に行ってしまった。
見逃してしまったらしい店長はキョロキョロしていた。

「あれって外国人だから捕まらないんだろうね」と嫁。
「文化の違いってのがあるからな」と答える。

今でもアリオやイオンなんかでたまに文化の違いを見ることがあるけれど、ここまでのシースルーはこれ以外に見たことがない。
スパッツとパンスト間違えて穿いてスーパーに買い物に来たすすきの在住のお姉さんくらいだ(笑)
あと昔そっち系のお姉さんたちがたくさん住んでた、〇〇荘的な風呂なし共同トイレのアパートの中か。それは今度また書く。


この思い出のせいで、ここが食品売り場だったのかソフトクリーム屋はこの一階上だったのか、記憶が全て吹っ飛んでしまった。
焼きそば以外はもうこのおっぱいの記憶しかねぇ・・・。
返せ俺の思い出を。

いやー本当に良い文化だ。


追記
執刀医のご家族にご不幸があり、手術の日程が5日ほどずれた。
こればかりは仕方のないこと。コロナ禍でもあるしね。



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