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Learn by Creation day1 メモ

教育系イベントLearn by Creation day1に行って来ました。
2日目は参加していないので、day1だけの気付きと学びを。
それらを得たセミナー/セッションを後述。(ちょっと特殊な書き方ですね)

【気付き】
1. 一生勉強したい。
2. エンジニアたるものモノづくり/価値づくりだけじゃなく教育も。
3. どの分野でも越境リーダーの悩みは同じ。”他人は変えられない”。
【学び】(へぇ〜という類のもの)
4. PBL手法が世界で再度広がって来ている。最先端がCAのHigh Tech High。
5. 子供達のI can(できる!)マインドを育てるFIDSフレームワーク。

1. 一生勉強したい

これは以下の2つのセッションから。
(1)21世紀の学び-孫泰蔵さん
学校はクリエイティビティの成長に最適な場所か?=No
産業革命以前は子供の概念なし、小さい労働者
ロバートオーウェン「子供時代には異なる時間の過ごし方が必要」
富国強兵=国民皆兵、教育産業のパラダイムの中で学校が出来てきた。
だから学年はgrade表記。クリエイティビティとは無縁の文脈。

40年ギャップ(これはwebにたくさん記載されてるから省略)
・大人は自分が子供だった20年前の成功体験を自分の子供に押し付ける。
・専門家は20年後の世界を想像して教育をする。

系統主義 経験主義(これもwebにたくさん記載されてるから省略)

一生勉強する時代に。

二十歳くらい目で、勉強しなさいと言われる
社会人になると、働きなさいと言われ勉強する時間を与えられない
60になると、なにもするな、となる。
でもこれは平均寿命が短かった時代の考え方。
これをアップデートしなきゃいけない。
平均寿命が伸びたのに、制度が合っていない。
シンガポールで小中一貫校を立ち上げる
学びたい人は、どんな年齢でも一緒に学べる
人間はいつだって学べる(もちろん働ける、学べる)

(2)Creation, Creativity-社会が求める学び
これはパネルディスカッション。
太田直樹さん
風の谷プロジェクト with 安宅さん
ブレードランナー的なディストピアを作らないために初めた
意識と知能が分離していく(これはどういう意味だったか・・・)
答えのない未来を共に作る研究をしている

若林恵さん
(中略)そもそも学ぶ目的を認識しなければならない。
ナチスに殺されたライヒヴァインが娘に宛てた最後の手紙
これは涙無しには読めない。
以下、Wiredより引用

いつでも人には親切にしなさい。
助けたり与えたりする必要のある人たちにそうすることが、
人生でいちばん大事なことです。
だんだん自分が強くなり、楽しいこともどんどん増えてきて、
いっぱい勉強するようになると、
それだけ人びとを助けることができるようになるのです。
これから頑張ってね、さようなら。
お父さんより

そう、勉強する目的は、人々を助けること。
これは働くことの目的と一緒だと思った。

実は先日、筆者中城は会社の仲間と腹割って語った。
その時に自然と出てきた自分の言葉がリフレインした。

なんで俺たちエンジニアやってるんですか?
救済でしょ?人類の救済のために働いてるんでしょ?

ああ、一緒なんだ。救済なんだ。

---ここからただのメモ羅列---
クリエイティビティ教育は学校でできるのか。社会に開かれた教育課程(霞ヶ関文法)=国では教育をしきれない宣言学習指導要領、1学年、1科目、1ページ。麹町中学校はテストが無い。実は、自由なんです。渋谷学園の教頭、立派なICTの話をしていたが・・・結局高校の評価はいい大学に入ること、いい大学の評価はいい企業に入ること、になってしまっている。学校は元々は軍隊養成から来ている、つまり金太郎飴を作ることが根底。これが、受験、就職、その流れ。だからクリエイティビティは要求され来なかった

どういう目標設定をするのか
大人がまず目標をわかってないと子供にも目標を示せない

プログラミング教育は英語教育と同じ失敗をするのでは無いか
→太田さん そうでも無いと思ってる
秩父の横瀬で、プログラマーが半年間集まってプログラム教育を作り込んだ。
ヤバめのプログラマー15人くらい。
教育に向いてなさそうな人たちの集団なのに、いいものが作れた。
でも、横瀬や新富町のケースって横展開できるんですか?
太田さん 選択肢が必要。 一律横展開はダメ。

小宮山 根拠のない自信を持つことがクリエイティビティの根源

太田 ビリギヤルの坪田さんが講演会で必ず聴衆に聞くこと。「自分の子に才能があると思ってる人」 日本は数人、インド人は全員手が上がる。そういう自信を持つことがクリエイティビティになる

企業では労務、法務、財務、ここにクリエイティビティを持った人間が入ることが大事。
---ここまでただのメモ羅列---


2. エンジニアはモノづくり/価値づくりだけじゃなく教育も

ディープラーニングを体験する  - Preferred Networks
プリファードについては紹介略。気鋭のAI屋さん。

火星語学習。記号に意味を持たせ、機械学習にかける。
その場で記号から数字を当てる。
これを機械学習(Machine Learning, ML)教育用カリキュラムとして作った。
驚いたのはこのような教育PJがエンジニアの間から発案されて出てきたということ。僕らの会社、僕らの職種、僕、どうだろうか。この手の発送って出てくるだろうか。エンジニアがやれることは顧客に対するプロダクト/バリュー提供だけじゃないだろうと、はっとした。

3. 越境リーダーの悩みは同じ。”他人は変えられない”。

越境リーダーシップ ワークショップ。
行政・教育・産業の枠組みを超えて活躍する先達のスピーチ及びディスカッション。

佐野先生
小学校の先生。もう情熱で全部乗り越えてく感じ。
進学実績だけじゃなくPBLもやりたくてコラボを始めた。
地元のロッテの工場と連絡を取って、商品開発をやった。最初は受付、係長、課長、と話を繋いで言ってもらって、工場長に話を通した。
工場長から本社商品開発部に話をつないでもらった
小学生を講演会で盛り上げ
担当者が気持ちよくなっちゃて、「来てくれるらしいぞ!」「おー!」「・・・行きます」
担当者を持ち上げていたら、担当者が増えていき、人クラスに一人が担当者がつくようになった
高校生も農家につけるようにした
しかし、だんだんとやらされの先生が、不満が出るようになった

自分はPJできてるから鼻高々だった
で、それが上手くいかない原因を作り出したことに気がついた
「生徒が勉強しないの、自分たちのせいじゃないですか。でもこの環境つくちゃったの自分です、ごめんなさい。話し合いませんか?」と泣きながら喋った。そこから空気が変わって、反発してた先生も真剣に考えてくれるようになった。

富士通 岡田誠さん
認知症のPJをやっている
イツモノートを作った。。書き出しておくことが大事。
旅の言葉 KJ法、インタビューで出て来た言葉を抽象化
バレーボールに週1回お父さんがデイサービス受けてくれたら、私は嬉しい
でもそのまま↑を書いても伝わらないので、抽象化(一般化)することが大事。
→「自分の時間」 と編み物をする人の絵(これは福祉と関係のない学生が絵を描いた。
違う分野の人間が入ったら、越境できる。理解の壁を超えられる。
作った人から、手離れするものをちゃんと作ることが大事

横浜市役所 政策局 担当係長 関口 昌幸さん
寿町、ドヤ街
課題を抱えた人が、セツルメントという語り合いの場を作っていた
地域の場に学びの場を作らないと、学校で授業でがんじがらめになるのはおかしいんじゃないか。
ニート、不登校の問題がで始めた時、地域の居場所を作る仕事をした
寿町で学生時代に一緒にやってた人と、場を作った
リフォームをやる会社が、空き家問題を語る場を作った。
空き家問題が解決されていくと、リフォーム会社の信用を得ることができて、ビジネスに繋がっている。

ディスカッション=4人1組で今取り組んでることと課題を話し合う。
学校の先生、経産省キャリア、元生物教員の大学院生、そして僕。
周囲を、社会を変えたいのに”人は変わらない、変えられない”悩みは一般化するとどこの分野でも同じ。じゃあどうすんの?まで行かなかったのがもう少し考察しないといけない。

4. PBL手法が再流行。最先端がCAのHigh Tech High。

これはネット上にたくさん出てるから省略。でも2020学習指導要領改定で大学の入り口側がどうなるか。そこに繋がってないとドライブ力無いなぁと。

5. 子供達をI can(できる!)へ。FIDSフレームワーク。

偶然ではなく、デザインが生む主体性 - キラン・ビア・セシさん
これはPBLのフレームワーク。Feel, Imagine, Do, Shareのステップで課題解決を実現する。ポイントはShareをすること。成果をシェアすることで子供達は成功体験を内面化していく。フレームワーク詳細はGoogle先生に譲る。

まとめ

ということで、再度だが下記の気づきと学び。

【気付き】
1. 一生勉強したい。
2. エンジニアたるものモノづくり/価値づくりだけじゃなく教育も。
3. どの分野でも越境リーダーの悩みは同じ。”他人は変えられない”。
【学び】(へぇ〜という類のもの)
4. PBL手法が世界で再度広がって来ている。最先端がCAのHigh Tech High。
5. 子供達のI can(できる!)マインドを育てるFIDSフレームワーク。

-fin-


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