中村 佳太|コーヒー焙煎と哲学

昼はコーヒー焙煎、夜は哲学しています/大山崎 COFFEE ROASTERS/資本主義とポスト資本主義/oYamazakiまちのこしプロジェクト/山崎ビオマルシェ/地球惑星科学(専攻)/京都・大山崎在住/1981年生

「エコである」ことについて

『エコ(エコロジー)』って難しい。本当に難しい。 

ここのところそんなことをよく考えるので、考えたことを書いておこうと思う。

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先日、コーヒーカルチャーマガジン『STANDART』の開催したトークイベントに参加してきた。

トークのテーマは“コーヒーのアップサイクル”。コーヒーを淹れたあとに残るカス(出がらし)を有機肥料に転換する活動を行っている『manu coffee』(福岡)の福田

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君が芸術家である理由

芸術について考えたい。

地球惑星科学科を出て、その後ビジネスの世界に入った僕は、芸術には人並み以下にしか、いや、全くと言っていいほど触れてこなかった。それはもはや「別の世界の存在」だった。

でも、結婚相手がかつて芸術論を学んでいたこと、その後京都に来てコーヒー焙煎家になって様々な職業の人と知り合うようになると、その中に少なからず「芸術家」と呼ばれる人たちがいたことで少しずつ芸術について意識する

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「体験する観光」から「関与する観光」へ

そろそろ誰かから与えられるだけの「おもてなし」に飽きてきてないかな?

数日前、僕はこんなことを思った。

この日、僕は地域の観光振興に関するヒアリングを受けたのだけれど、その中でのことだ。

2年半ほど前から僕は、京都府の主催する僕の暮らす地域(乙訓地域)の観光について考えるワークショップに参加していて、今回のヒアリングもそれに関連したものだった。ちなみに、このワークショップに関しては過去に2つ

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「僕は資本主義からできるだけ遠いところに行きたいんだ」

思えば素朴な青年だった。

中学時代から数学が得意で、そのまま数学科を目指して大学に入ったけれど、途中から物理学とコンピュータシミュレーションの方が面白くなって地球惑星科学科で修士課程まで進んだ。

そのまま博士課程に行こうと思っていたけれど、その前に少しだけ外の世界も見てみようと思って就職活動をはじめてみたら、面白そうな人がたくさんいるし、全然知らなかった「社会の仕組み」というものに俄然興味が出

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生きた精神、死んだ文字

言葉に出来ない「曖昧なもの」に宿るエッセンスとその面白さについて、今年に入って2つの文章を書いた。

ありがたいことにいくつかの感想をもらって、曖昧なもの、言葉にできないものへの同じ想いを持っている方がいることを嬉しく思った。(読んでもらえること、そして感想をもらえるのはすごく嬉しい。ありがとうございます!)

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この「曖昧なもの」について、ある哲学者の言葉を参考に、違った角度からもう少し

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