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『まちおこし』じゃなくて『まちのこし』

僕が参加している「oYamazakiまちのこしプロジェクト」Facebookページをリリースしました。

東京から京都府大山崎町に移住して2年。
この町には「良いモノ・良いトコロ」がたくさんあることには、すぐに気がつきました。

でも、この2年で僕は、それらは「残そうと思って努力しないと残らないものである」という現実を知りました。

しかも、大山崎町と(隣町である)大阪府島本町は歴史的には「山崎」というひとつの地域であり、一緒にいろんなもの(自然や文化)を共有していながら、大阪府と京都府に分かれてしまい、その結果として”お上”によるさまざまな活動は分断されてしまっている。これはもったいない。

僕はかなり個人的な人間で、「社会貢献」とか「町のために」とか、そういうことは苦手なタイプなのだけれど、単に自分が見て感じて良いと思っものが、その魅力を理解されずに消えて行ってしまうのはどうにも嫌なんです

一緒にプロジェクトをしている折小野さんは、自身が運営する私的観光案内サイト「山崎観光案内所」にこんな文章を書いています。

“山崎という場所は稀有で、とても魅力的なところなのです。管理人は山崎に引っ越してきた時に思いました。この住処に払ったのは住宅代だけじゃないねと。この山崎の自然や文化に対して払ったんだと。そう思ってものすごく得をした気持になった覚えがあります。

最近、島本地区の駅前で大規模な開発しようという動きがありますが、それをすると山崎という魅力が消えて、日本のどこにでもある住宅地だらけの街になってしまいます。進めているのはたぶん地元の一部の人達ですが、自分達が何を持っているのか、失くさないとわからないのかもしれません。”

(「山崎観光案内所」より抜粋:http://oyamazaki.info/archives/55

そう、「失くさないとわからない」かもしれない。でも、失くなってからではもう遅い。

数ヶ月前、町のある集まりに呼んでいただいたとき、僕はこれらの想いを込めて『まちのこし』という言葉を提案しました。

『まちおこし』じゃなくて『まちのこし』。

いまが良いんだから、「おこす」必要なんてない。「地域活性化」とかよくわかんない。

プロジェクトのみなさんにはそれぞれの想いがあると思うけど、僕はこんなことを考えてこのプロジェクトに参加しています。

さて、このプロジェクトにはとてもおもしろいひとたちが集まっています。職業的にも、人物的にもおもしろいひとたちです。

自治体の壁なんてかるーく超えて、長く暮らす人も僕のような移住者も、みんなで作っていくプロジェクトになればいいなと思う。

いまは、山崎地域で撮影する、この地域の魅力がたくさんつまった映画を作ってます。映画を作ることなった経緯(がある人物の視点から書かれたもの)は、こちらのブログをどうぞ。

まさか自分が地域の活動をするなんて、まさか自分が演技をするなんて。
人生、ちょっと先のことなんてわかったもんじゃない。ほんと。

とりあえず、Facebookページには「いいね」しておいてください。
きっとおもしろいことになっていきます。

https://www.facebook.com/oyamazakimachinokoshi

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