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準備不足で汗が吹き出した話

先日6回の出演をもって終了させていただいたコミュニティFMコミてんの番組『大名!ナカユビコゾウfeaturingカラクリワークス』。ラジオ出演は初めてってことでもなかったけど、メインMCがいない状況で自ら話す内容を決めていく経験はなかったので、失敗も多かったし、一方で学びも多かった。わずか6回ではあるけど、実りの多い出来事でもあった。

ラジオは「フリートーク」的なやりとりが、大きな魅力の一つだと思う。長年リスナーとしてラジオに接してきたけど、個人的にもそこは楽しみの一つだ。そしていざ自分がその演者の立場になった時、それが大変なことであることを思い知った。うまく言葉が出てこないのだ。いや、適当なことなら話せるかも知れない。それは例えばタクシーに乗った時みたいに。しかしながら、そんな反射神経だけで大勢の方に聴いて頂ける話ができるほどのスキルもネタも、私はもちろん持ち合わせていない。この”準備不足による質の低下”は、1度ではなかった。出演中に吹き出す汗汗汗、終わってからの精神的な凹み。この一連のラジオ出演で最も大きな教訓は、ここだったような気がする。

反省の弁

これまで「面白い」と思って聴いてきたラジオ番組は、百戦錬磨の放送作家が構成と台本を練りに練って、それをプロの出演者が軽妙に、楽しい話にする。プロがプロと共同作業をして、面白くなる。もしくは本当にフリートークの達人が、自らの経験と知識をフル動員して、形にしている。それをなんも経験もない私のようなものが中途半端な準備で、面白くできるはずもない。今となってはそんなこと、よく考えなくてもわかることだ。

話す、ということはある意味、誰にでもできる。でも面白い話、というのは準備や訓練や経験や知識の総合力によって成立する。訓練も経験も知識もスキルもない私は、せめて入念な周到な過剰なくらいの準備をして臨むべきだった。それは私にとって人前で話す時にできる、最低限のマナーのはずだった。それを実体験として痛感できたことだけでも、大いに有意義な経験となった。

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