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健康診断で「要精密検査」になった話

年に一回の健康診断で、初めて「要精密検査」になった。今まで「要再検査」にもなったことがないのに、急に「要精密検査」の項目がいくつも並んだ。これはちょっとどういうことだよ、ということで会社の近くの医師に診てもらった。医師「この数値は高いですねー」。高いのは肝臓関連と、血管関連でいずれも生活習慣病的なやつ。年齢的に仕方がないとも思うけど、一方で「そんなに荒れた生活してないけどな…」「言うほど太ってないけどな…」などとも思う。

エコーで肝臓と血管を診る。綺麗な肝臓だと言う。硬くなってないし、悪い兆候もない。一方の血管は…こちらもスッとしてる。テレビとかで見たことがあるあの詰まってるような感じもない。なんだ、いい感じじゃないか。それってどういうことだ? 逆に肝臓も血管もそれなり悪ければ数字との整合性もあるんだけど、数値と外形がなんとなくイコールではない。医師は「なんですかねー」から、これで再採血検査して同じような数値が出るようなら、なんだか難しい名前の病気を疑わなければならない、と言う。なんだよ、不安になるじゃないか。

一週間後。果たして肝臓の数値は驚くほど正常であった。あの「要精密検査」とは一体なんだったのか。医師も「なんだったのか」と言っている。ホント、なんだったのか。まあでもこれで肝臓の見た目と数値は一致した。よかった。ホッとした。ただ悪玉コレステロールと中性脂肪が高いのは間違いではなく、そこは確定した。と言っても神経質になるような数値ではないってことで、「こんなものを食べよう」みたいなパンフレットをもらって終了だ。体重的、腹回り的、BMI的にもギリ太り過ぎ認定はされてないので、心配してなかったんだけどやっぱダメなんだな。カレーの食べ過ぎかな。

と言うことで、注意事項。健康診断での結果が芳しくなかったら、2つの理由で無視してはいけないと思う。一つ目はもちろん「病気を未然に防ぐ/小さなうちに対処する」ため。そもそもそのためにやってるんだろうし。もう一つは「必ずしも正しくない可能性がある」から。私の場合、そんなに頻繁に飲酒しないのに数値が高くて心配になったけど、結果肝臓は健康だった。なんとなく「どうなんだろうな」と思いつづけるよりも、今の状態を把握とか自覚とかした方が精神的にいい。結果悪ければ対処、問題なければ自信になるし。ということで先延ばしにしている皆さん、今日明日のうちに行ってください。

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