見出し画像

大阪育ち道産子の知らんけど・㊗150「昔話12 いじけケータ 癇癪系」

はい❣ はい❣ はい❣
久々に祝おう❣
150回目~~~。
パチパチパチ。
(↑ナカヨシのかわい子ちゃんの真似)

お祝いがてら、写真に花を添えよう❣
あ、このコは部下のコね。

毎日書いてるで~。
順調、順調 ヾ(o´∀`o)ノ
次は200回やな~。

さて、と。
いよいよ癇癪本番に入ってくで~。

1.外科から

内科へ移動した。
状態がワル過ぎて、外科的な処置が施せん、と。
投薬治療で多少なりとも「寛解」させんとカラダが持たん、と。
症状は、
イタイ × 下血 × 高熱
が、続いたまま、むしろ内科に行って酷くなる。

たぶん少しずつ人格が崩壊していった。

「熱冷まし? 何回言うたらわかんねん! いらん言うてるやろ!」
「輸血? せえへん! その前にオレの血ぃ止めろや!」
「個室? 入らへんわ! だれが払うねんそのカネ、オマエか!」
と、看護婦さんに。

「ええからもう帰り。居っても治るワケちゃうし。自分のコトしとけ」
「帰れや! なんでこんなトキに説教されあアカンねん!」
「帰ってくれ。ダレの顔も見たくない」
「……。ナンも心配せんでええ。自分で治すから」
と、上からそれぞれ、彼女・親戚・仲間・姉に。

内科で主治医になってくれたミズノ先生が苦手やった。
態度も横柄でロクにハナシも聞いてくれん。
オレはとにかく病院代が気になって、
指定難病の診断&認定がいつ出るかを訊くんやけど、
マトモに取り合ってくれん。

「潰瘍性大腸炎かクローン病か、断定できない。
元々境目がハッキリせん病気やし……。
そんなコトより、カラダ治すコト考えよう」

そもそも言うコト聞いててこのザマやないか。
ゴタクはエエから早よどうにかせぇや。
オレには「そんなコト」が一番大事なんじゃ。

とは言えずにムカついてたわー。

2.更に

1週間。
もう歩けなかった。
筋力なんか、熱なんか、イタイんなんか、原因はわからん。
とにかく歩けん。
数秒立ってるんがやっとやった。

せやけど初号機は暴走したままやから、
トイレには行かなアカン。
10回以上やったかな~。1日。

夏で暑いんか、熱で暑いんかもわからんし、
下手するとトイレで動けんようになる。
冷や汗? 脂汗? 普通の汗?
なんやもうわからんコトが多過ぎる。

オレσ(゚∀゚ )が、
「車イスで氷枕を抱いてバリアフリートイレに行き血しか出ん用を足す」
という技を編み出したハナシを聞きつけて、
内科の看護婦長さんが飛んで来た。

「ケータくん! もうアカン!
熱冷ましも痛み止めも輸血もやってもらうで!
て言うか勝手にやるで!
それと! 今から個室な!
トイレ付きの個室は塞がってるけど、
トイレ前の個室に入ってもらうから!
おカネは、私が病院とハナシつける。
イヤやって言わせへんで!」

ええ婦長さんやったな~。
(ゴメン、たしかスギヤマさんやったと思うけどうろ覚え)

3.熱冷ましの

よう、効くコトよ。
婦長さんに助けられたオレはメチャクチャ実感した。
点滴に入れて30分もすると、38℃台まで下がるから、
超絶カラダがラクになる。
痛み止めはさほどやなかったけど、無いよりマシ。

「先生、オレ頑張るわ。せやから治して」

キラいな水野先生にも宣言して、クスリの服用に必死になった。
この頃には、栄養状態がワルいのも重なってか、
上下の唇全域に9カ所と、喉に巨大な口内炎ができてた。
炎症性腸疾患の中でもクローン病では、消化器官全体に、
つまり、クチからオシリにまで、症状が出る場合があるらしい。
(ココで診断がクローン病に傾く)

で、この口内炎がクスリを飲むのに厄介やった。
単純にイタいのと、のどにつっかえてエズくのんで、
飲まれへんねん。
ムリに飲んでも効果を感じんし、サボり気味やった。
10種以上あってほんまキツいねん。

編み出したんが、
1)熱冷ましの点滴を頼む
2)効き始める15分前から氷でのどを冷やして感覚をマヒらせる
3)熱冷ましが効いてる約1時間に飲み切る
やったんやけど……。

効いてる間にネオチしてまうねん。
その瞬間しかまともに寝られへんから。
で、ネオチから目ぇ覚めるんが、
「高熱かオナカイタイかに襲われて苦しくなったら」
やから、きっつい状況でクスリ飲まんとアカンのよ。

個室に入ってほどなくして、
姉ちゃんが群馬におった叔母さんを呼び寄せた。
「ケータが可哀そ過ぎて、もう見てられへん。
私、先生にナンもよう言えへんねん。
どないしよ、おばさん……。
なぁ、帰って来てくれへん……?」
やって。

叔母さんは母の死後、オレの高卒まで一緒に住んでくれた後、
大阪や群馬を行ったり来たりしてた。
北新地でママやってた気性で、病室にミズノ先生呼んでクギを刺す。

「アンタ、まともに治療もせんとナニしてんの。
ケータにもしものコトがあったらタダじゃ済まさんへんで」

こわっ Σ(・ω・ノ)ノ!
極妻かよ、なんて思いながら、心強かった。
なぜか姉ちゃんや彼女までイケイケに。
スゲーな、おばさん。
症状は良くならんけど、なんや全てに勝った気がした。
やっぱり頑張ってりゃどないかなるんやで、と。

そんなある日の夜。

「スズキくん! 緊急手術や! 大腸に穴開いたわ!」

「アレ? ならへんやん」

ミズノ先生の声を聞いたオレは、ナニかがキレた気がした。


☆彡 さー、ナニしよ‼️

重いですね。
ヒトに読ませるもんじゃないですかね。
読んで下さってる方、イヤな感覚させてたらごめんなさい。

次回は癇癪のピークを迎えます。
ムリそうな方は、違う記事読んでください。
イケる方、もう少しお付き合いください。

お世話になった方にお礼言えてますか。
私、こうして過去を振り返ると、ヒサザキくんを始め、
当時の全員には言えてないです。
の、一方、ヤッサンには電話しました。
元気そうで嬉しかったです。
あの作文をもらいに行きたいって伝えたら、
「おう、探しとくわ」
やって。

無くしたんかーい。
知らんけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?