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チェンマイのコーヒースタンドで知れたこと

週1noteを始めた週と、人生で初めての親不知の抜歯が被ったけども、
先週からはやっと食事を楽しめるようになり、元気になってきてます。

せっかくなので、
久しぶりに、現在の勤務地である愛知をぶらぶらしていたら、
「coffee Kajita」さんという素敵なコーヒー屋さんを発見。

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一つ一つのアイテムから、
オーナーさんのこだわりが感じられる。
コーヒー屋さんというより、バーに近いような体験ができる。


オフラインでの体験をすごいレベルで作り込んでいるお店

営業日が極端に少ないことも、店舗での時間に希少性を付加する要素になっていた。

そんな素敵なお店にいたら、自分たちがやったお店の事を思い出したので書いてみました。


オフラインでの体験を作り込むことの難しさ

オンラインの体験に比べて、オフラインの体験を作り込むことの難しさを改めて感じた。


大学時代Webマーケの会社でインターンをさせて頂く機会があり、
カスタマージャーニーを想像したり、
GoogleAnalytics等を使用し、
ユーザー行動を確認し、
体験の設計や改善をかじっていた。

オンラインでは様々な要素が絡み合い最終的な体験を作り出しているなと感じてた。

オフラインでも様々な要素が絡み合うのは同じですが、
それらの要素の分類がオンラインに比べて難しいと感じた。

オフラインでのユーザー行動は、
オンラインに比べて記録することが難しいし、
ユーザーの、
聴覚に影響を与える、音源は一つじゃない
自分たちがいくらゆったりとした音楽をかけても、
交通量の多い道路沿いで、クラクションが鳴り止まないような場所だったら、ゆったりとした音楽を選ぶだけじゃ足りない

嗅覚に影響を与える、臭?源も一つじゃない
いくらコーヒーの香りが立ち昇っていても、
もしかしたら、ちょっと先の誰かの家からパクチーの臭いがするかも知れない

オンラインであればユーザーの視界には画面の中の世界とその外という、
二つの世界が映っているかも知れないけど、
オフラインでは、ぼやっと全部映っている。

やっぱりオフラインの設計を考えるのは、難しいのかもと感じつつも
難しいと思わせる要素がたくさんあるからこそ、
他の人があまり手を出さないだろうし、
やってみたいと感じさせられた。

観光客は買わない

安いと20バーツ(70円くらい)でコーヒーが買えちゃう場所で、
自分たちは、70バーツ(250円くらい)でコーヒーを売ってみた。

当初は、タイの人そんな高いものは買わないだろうし、
買うのは物価の高い国からやってきた観光客だろうと想定した。

諸々端折ると、

買ってくれるのは、圧倒的にタイ人が多かった

買ってくれた人に聞いてみたところ、
・「タイ人」じゃない人が淹れているコーヒーが気になった。
・「日本人」が淹れるコーヒーは美味しそうと思った。
・いつも来るところに、新しいお店があって気になった。
・お酒みたいなボトルに入った黒い液体があって、何だろうと思った。
・道に突然、ドラム缶が置いてあってびっくりした。

基本的には、意外性が功を奏した感じ。

「高くない?」素直に聞いてみたら、
・普通のコーヒーだとしたら高いけど、普通じゃないから。

と皆んな言う。

逆に買ってくれないけど、よく遊びに来る観光客にも、
何で買わないの?と聞いてみた、

答えは、シンプルで彼らがタイに来ているのは「物価」が自国に比べて安く、色々楽しめるからだった。

落ち着いて考えてみたら、「物価」が安いことを理由に来た人が、
意外性はあれど、現地では高いものには興味を持たないことは自然かも知れない。

そんな状況でも買ってくれる観光客もいて、
みんな少し変わってたし、好奇心の強い人が多かった。

今ではみんないい友達。

実際にやってみることで、
再度確認できたことや自分たちの想像とは違ったこと、
両方あって、それらは鮮烈に記憶の中に残っている。


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