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駆け出し デザイナーMeet Up #1

イベント概要

U30デザイナー歴1年未満限定の駆け出しデザイナーの方に向けた、これまでの活動や勉強法、実例やデザイナー同士の交流について紹介し合い共有するLTイベントです!

始めまして

千葉工業大学 デザイン科学科 4年の齊藤 慶仁(さいとうけいと)と申します。先日、Chot.design × GIG INC.主催の駆け出しデザイナーMeet Up! #1 に参加させて頂き、その際に、主催者の方が聴講者の中から本を1冊プレゼントする代わりに、ブログ等で今回のイベントの内容を発信してくれる方を募集していたのですが、僭越ながら私が選ばれ、noteを書かせて頂く事になりました。どうか、最後までお付き合い下さい。

1. 駆け出しデザイナーの経験談(5ヶ月) - swimmy 大槇 美穂さん

プロフィール
大学では、グラフィックデザイン(紙)を専攻していた。しかし、去年岡山県から東京に上京しWEBデザイナーの道へ。

 岡山県出身の大槇 美穂さんは、冒頭の自己紹介の中で、岡山県が桃太郎へ強い執着があり、駅名、銅像、ポストなど、あらゆる所に桃太郎を使用している事を熱く語り、会場の雰囲気を温かくする所から登壇を始めました。
 グラフィックデザインを大学で勉強していた彼女ですが、学生時代WEBサイトをデザインからコーディング、アップロードまでの一連を、作ってみた経験から、「変化」が多く「刺激」がある事に魅力を感じ、WEBデザイナーを目指す様になったそうです。そして、今年WEBデザイナーとなり、業務を5ヶ月間行う中で、様々な壁に直面したそうです。

課題
・デザインに大きく修正が入り実質ボツになってしまった
 ・デザインがコンセプトから逸れてしまったことが原因
・何が分からないのかが、分からない
 ・何が良いのか分かってないのが原因
・時間が掛かってしまう
 ・無計画に制作してしまったことが原因
・デジタルと紙のギャップ
 ・ユーザーの動きまで考えて、ユーザビリティを求められる
 ・字詰めの概念があまりない 
解決方法
・デザインに大きく修正が入り実質ボツになってしまった
 ・疑問に思ったことは、都度相談する
・何が分からないのかが、分からない
 ・言語化する訓練を行う
・時間が掛かってしまう
 ・計画を立てて、時間を気にしながら進行する
・デジタルと紙のギャップ
 ・インプットとアウトプットを繰り返して、違           いを学ぶ
・普段から心掛ける事
 ・人や物など色んなものを観察する
 ・モノ作りはチームで行う為、思いを共有する事が重要

試行錯誤を繰り返して頑張っている様ですね。是非、この調子で頑張って頂きたいですね。
大槇さんは今後も、上流から下流までの工程に対応出来て、チームプレーを大事にしながらも、型破りなデザイナーを目指し、デザインの模写からコーディング、時には勉強会にも参加して、目標のデザイナーを目指すそうです。

2. 駆け出しデザイナーの経験談(1年) - swimmy 渡辺 麻冬さん

プロフィール
大学ではクラフトデザインを専攻し、卒業後は1時期は自主制作活動の道を歩んでいたが、自主開催した展示会を切っ掛けにSwimmyに入社して、WEBデザイナーの道へ。

大学では、染織、染色等を用いて制作する生地全般を扱っていた為、完全未経験から物作りが好きで、新しいことに挑戦したい思いだけで、様々な壁に直面しながらも、インプットとアウトプットを繰り返しながら、目標に近ずいて行ったそうです。

課題
・「自由」に作っての意味が理解できない
・1つの事に爪付き時間を失ってしまう
・1日掛けたデザインが降り出しに
・分からないところが分からない
・求められているものが分からない
挑戦した事
・自己分析を元に自分に合った勉強法を見つける
・無い引き出しから答えを探さない、とにかくインプットを行う
・1日の詳細なスケージュールを立てる
・理解不十分の部分を言語化して論理的に考えられる様にする
・チームで作っている自覚を持つ
・確認してもらう事を怠らない
結果
・「自由」に作っての意味が理解できない
    ・WF通りに作らない
・1つの事に爪付き時間を失ってしまう
   ・10分調べて分からない場合は聞く
・1日掛けたデザインが降り出しに
   ・認識に自信がない時は、確認をする
・分からないところが分からない
   ・デザイン1つ1つに常に理由付ける
・求められているものが分からない
   ・デザインの背景を汲み取る

試行錯誤を繰り返しながら前に進んでいて凄いですね。
渡辺さんは今後も、デザインの背景を汲み取り、個人プレーに成らずに共通認識を常に持つ意識を持ち、意味にあるデザインが出来るように頑張って行くそうです。

3. 非美大生がデザイナーになるまでの勉強法 - Chot インターン 田中悠一

プロフィール
大学では情報工学を専攻し、バックエンドのプログラミングを学習していたが、アプリのデザイン経験を通してデザインの魅力を知り、非美術大学からデザイナーを目指し、2020年からUI/UXデザイナーの道へ

田中さんは、非美術大学からデザイナーになるまでのスキルを身につける為の勉強法や、自分のスキルを魅力的に目に見える形にするポートフォリオ制作に必要な情報収集方法、そして、デザイナーになるまでの経験から得た教訓についてお話しして下さいました。

実践した勉強方法
・インターネット
 ・検索は「英語」でする
 ・技術の習得の為に利用したおすすめサイト
  ・Youtube
  ・SKILLSHARE(多様な作品のカリキュラムが受けられる月額制) 
  ・learnUX(Principle/Protopie/Fllinto等珍しいカリキュラムが豊富)
・ポートフォリを制作する時に利用したおすすめサイト
  issu(世界中の人のポートフォリオを閲覧可能)/Resume/notefolio
・書籍
・企業インターン
・現役デザイナーの指導を受けられる
・デザイナーを目指す学生と交流出来る
これまでの経験から得た教訓
・自分の力量以上のテイストに挑戦して、時間を使いすぎない事
・自分のリソースを考えて、戦略的に進める事
・会社は「5年後に向けて磨くべき魅力は何か。その為に最適な環境はどこか」で選択する事

環境を問わず学ぶ事が出来るんですね。
逆境に負けずに能動的に行動することが出来れば、インターネットや企業インターン等を通して、多様な学びの場にアクセスする事が出来て、目標を叶える事が可能なんですね。

4. 未来を探求するメイカーの育成におけるBXデザインの可能性 - 石井彩夏

プロフィール
大学ではUXデザインを専攻し。サービスの立ち上げやイベント運営のブランディングに関わり、2020年からUIデザイナーの道へ

石井さんは、卒業制作でBXデザインしている「RIBOT」について、インタビュー調査や行動分析から抽出した課題を元に、価値仮説を立て、リボンモデルを制作し、企業理念を設定するところまでの一連の流れをご説明して頂きました。

BXデザインとは
・企業価値を高める働き
   ・企業のブランディングと体験設計を行う事
RIBOTとは(企業理念)
メイカーの未来を探求する人材を育てる
・個々人が意思を持って踏み出すきっかけの場を  作る
・多様な人々が枠組みを超えて繋がり合う環境を作る
・「ロボットが当たり前」時代を生き抜く「チェンジメーカー」を育てる
インタビューの結果
家庭/教育現場/市場を調査
・親の意図していない所に意識が行く時がある
・STEAM教育への知識や興味がまだまだ少ない
行動分析の結果
親/子供向けWSを実施
・親御さんの行動にばらつきがある
・ロボットのWSだと子供の方の知識が上回る環境が出来る
価値仮説
・この時代の教育を知りたい親御さんの自分の子供にあった教育選びをしたい需要を満たす為に、多世代が繋がり学校では得られない体験に出会う機会を提供する事で、未来を見据えた教育を学ぶ事に価値がある。
リボンモデル
・未来を探求するメイカーとメイカーを育てるチェンジメイカーのマッチングの場の提供

BXデザインの工程はこんなにも多いんですね。
今後の動きとしては、ペルソナ/CMJ/サービスブループリントの設計を行い、「RIBOT」の企画書を制作し、小規模の実施を通して、ユーザからフィードバックを得て改善を行い、ブランディングを進めて行くそうです。
今後の登壇内容について気になる方は、10/19(土)に千葉工業大学津田沼キャンパスで開催される「UX ROKET」にて続きが行われるそうなのでそちらに参加して下さい。

5. 頂いた本「The Non - Designer’s Design Book」について

この本は、デザインを学んだ事の無い「The Non - Designer’s」の人が、デザインの基本の基を学ぶ為の本です。なので、見栄えの良いレポートを書きたい学生から聴衆を惹きつけられる資料を作りたい営業者まで、デザインの力で“伝わる”コミュニーケーションをしたいと思う人におすすめの1冊です。また、既に本書を持っている方は、本書の最新版である第4部を応募者全員にプレゼントするキャンペーンが実施中です。

応募期限は、2019年10月末まで


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