【ワンポイントレッスン】自分に合うリードを選ぼう

こんにちは!サックス奏者角口圭都です。サックスの演奏、楽しんでいらっしゃいますか?

少し前からピスタチオブームが来ていましたよね。実はとても大好きです。数年前に友人からプレゼントでいただいた、成城石井で売ってるピスタチオバターにずっとはまっています。ちょいとお高めなのですが、トーストに塗って食べるとめちゃくちゃ幸せになれるので、ご紹介しておきます。(笑)

さて、今回はリードのお話です。
私の最近のセッティングはこんな感じ↓
ソプラノ・・・迷い中。ダダリオレゼルブ3.0~3.0+の薄め
アルト・・・ダダリオレゼルブ3.0
テナー・・・ヴァンドレン青箱3
バリトン・・・レジェール3 1/4


ご紹介しましたが、必ずしも私が使っているものがあなたにもベストマッチするとは限りません!やっぱり根気強くいろんな種類・厚さを試していきたいところです。「みんなが 3 1/2を使っているから私も使わなければならない」「厚いリードを吹いている人はうまい」というのもありません。

①楽器ごと・マウスピースごとに合う番手が変わる

私のアルトサックスのマウスピース×リード遍歴は
・S90 170 x Vandoren 青箱3 1/2
・Vandoren Op.4 x Vandoren 青箱3.5
・Vandoren Op.3 x Vandoren 銀箱3~3.5
・S90 180 x Vandoren 青箱3 1/2
・S90 180 x Vandoren 青箱3
・S90 180 x D'Addario reserv 3.0+
・S. Concept x D'Addario reserv 3.0+
・Vandoren AP3 x D'Addario reserv 3.0+
・S. Concept x D'Addario reserv 3.0

ここ15年くらいの変遷です。実はどんどんセッティングが軽くなっています。昔は、ラッカーの軽い楽器を使っていたので、セッティングを重めにしていたんだと思います。金メッキ銀メッキと以降していくとともに少しずつ軽くしているように感じます。
(コンチェルトで大きな音量が必要な時はあえてリードの番手を上げることもあります)
セルマーのマウスピースやリードを買うと、マウスピースとリードのマッチングについての説明シートが入っていますね!ぜひ参考にしてください。

②みんな違ってみんないい。セッティングは十人十色

セッティングは人によって変わりますが、その要因を考えてみましょう。

・使用楽器の違い
楽器のメーカー、材質、経年、調整
・奏者の体格
男女・年齢・体力の有無・顎の大きさ強さ・歯並び
・音の好み
軽やかな音・強い音・響きと芯のバランスの好み・直線的か包み込む音かなど
・吹き心地
軽くて小回りが利きやすい・しっかりめでどんどん吹き込んでいきたいかなど
・演奏環境
ソロ・吹奏楽・アンサンブル・バンドなど
・演奏時間
日々の演奏時間はどれくらいか。リードが厚いと口が痛くなって長時間の演奏が難しくなることもありますね。
・湿度
湿気が多いとリードが重く感じられます。日本内でも日本海側と太平洋側で気候が違うと選ぶリードも変わってきます。

これらを考慮して自分に合ったセッティング選びをしたいですね!

③初心者には、薄めのリードをおすすめしています

私は初心者の方には、セルマーコンセプトもしくは180に青箱2 1/2をおすすめしています。場合によっては2番にすることもあります。
息を入れて楽に音が鳴るセッティングにし、長時間練習できるようにします。やっぱり初めは音が出るだけで嬉しいですよね!その気持ちが高まっているうちにたくさん練習して演奏に慣れたいです。
ある程度の期間を持って、薄いリードを何枚かローテすると、少しずつリードごとの吹き心地の違いが分かってきます。そのあたりで、レジェールなどの樹脂製プラスチックリードに行きたい方は行ってもよいと思います。私は初めからプラリードはオススメしていません。木のリードで、リードが振動している感覚や楽器が鳴っている感じ、音の響き、リードによる音色や吹き心地の違いを知ることは、その後の音色やプレイに大きく影響します。
レジェールしか吹いたことのない人ってあんまり音が良くないなぁ、上澄みしか鳴ってないなぁと感じることが多いです。
木のリードがアナログだとすると、プラリードはとても効率よく経済的でよいですよね。プラリードへのありがたみがより増しますので、一度はリードに悩んでみてほしいものです。

④最後に

「これでなくてはならない!」という決まりはありません。つまり自分に合うものを探して見つけよう、ということです。そして見つけるまでにかかった時間は、遠回りしてしまったような気持になるかもしれませんが、実はとても大切な財産です。
身近に専門の方や詳しい方がいれば、ぜひアドバイスをいただきたいですね。
リードは厚ければ厚いほどいい、というわけではありませんね。
私としては楽にふけるリードを使って、厚いリードを使うメリットをだせるようになりたいと思っています。

フラジオも音程がぶら下がらずに出る。大きい音量がでる。レガートがつながって音がちりちり・じりじりしない。まろやか。

これらができるといいなと思っています。リードに頼りすぎず、自分の演奏技術でどうにかしたいものです。

ぜひリード談義、しましょう!

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