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#2【墜落実績No.1】Lao Skyway搭乗記

こんにちは。久しぶりの投稿です。
コロナウイルスの影響が思ったよりも長く続いて、趣味の海外旅行に行くこともできず、日本の良さ発見ツアー(ただの日帰り旅行)を楽しんでいるあーさんです。
今日は、渡航規制直前の今年2月末~3月初めに行ってきた東南アジア旅行で利用した、Lao Skywayについて紹介します。

Lao Skywayとは

Lao Skywayは2002年に設立されたラオスの航空会社で、定期国内線とヘリコプター輸送を主に行っています。
この航空会社で使われている飛行機の機材はMA60という機材で、中国政府が開発したものです。”墜落実績No.1”というレッテルは、この機材を運用していることが原因です。
ではMA60とはどのような飛行機なのでしょうか。

MA60とは

MA60は前述の通り、中国政府が開発した定員60名ほどの小型飛行機です。
ただ、中国政府が開発したのではなく様々な問題点があるのです。
以下、一部Wikipediaより引用します。

問題点① 旧ソ連のアントノフが開発したAn-24という飛行機のコピー作品

問題点② 事故発生件数が多い
2009年から2014年の5年間で8件もの事故発生報告が上がっています。

問題点③ 設計及び生産レベルが低い
国際的な安全基準を満たしておらず、政府によって搭乗を避ける勧告がされているケースもあります。
これが理由で、今まで先進国の航空会社で運行された実績が無く、アフリカや東南アジアなどの発展途上国が中国政府からの同機の無償譲渡によって運航しているケースがほとんどです。
(Lao Skywayも無償譲渡によって運航)

実際に乗ってみた

「こんなに珍しい飛行機がラオスで乗れるのか!」ということで、せっかくなので乗ることに。ただの怖いもの知らずですよね。
ラオスの首都ビエンチャンからルアンパバーンまで、約40分のフライトでした。この区間は他にもラオス国営航空が運航しています。

運賃はあまり正確に覚えていませんが、4000円ほどだったと思います。
ラオス国営航空はLao Skywayの2倍。
交通費を安く抑えることがモットーのあーさんにはピッタリ。

予約は事前に日本で公式サイトを通じて予約。クレジットカードの認証がされず、少し苦戦しましたが予約することができました。実際空港に行って分かりましたが、現地で当日予約しても空席がたくさんあります。

1時間前にチェックインが始まり、搭乗券を受け取るとpeachのようなレシートタイプの航空券。それにホッチキス留めされた座席番号が何とも言えない。

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小さな保安検査場で「カバンの中にライターが入っている」とX線検査のおばちゃんに言われ、荷物をすべて出すことになる(喫煙者でもあるまいし持っているはずがない)プチハプニングを乗り越え、搭乗口へ。
Lao Skywayの出発10分前には、ラオス国営航空のルアンパバーン行きがあり、こちらの搭乗率は目測で80%ほど。
しかしLao Skywayの搭乗率は20%ほど。いかに信用されていないか、この時点で分かりました。

乗り心地

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なんと案内されたのは非常口座席。CAさんから「万が一の際はよろしく」みたいなことを言われ「墜落実績No.1の飛行機の非常口座席…」と腹をくくったのは言うまでもありません。
ボロくて取り付けの甘いガタガタの座席でしたが非常口座席ということもあり足元は広く、窮屈に感じることはありませんでした。

離陸
日本でボンバルディアに乗ったことがあるため、プロペラ機独特のスリルは分かるのですが、それでも不安に感じる点が幾つかありました。
1つ目は離陸の速さ。小型機かつ定員に全然達していないということもあるのでしょうが、明らかに離陸しても良いスピードに感じませんでした。
心の中では「もう飛ぶん!?まだ早いって…!」と叫んでいました。
また、飛んでいる最中も妙な揺れが常に続いていました。

機内サービス

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機内サービスはどうなのか。
CAは1人乗務で、もちろん離陸前には安全設備についてラオ語と英語で案内されました。
飛行中は何もサービスが無いと思っていましたが、水とクッキーの提供がありました。このクッキー、今まで食べたクッキーの中でもトップクラスの美味しさで、驚きました。
機内サービスでの不安感は一切なく、快適に過ごすことができました。

まとめ

怖いもの見たさで予約したLao Skywayですが、結果的に墜落せず一安心しました。MA60はいつ引退するか分からないことに加え、運行している航空会社が少ないため、かなり貴重な体験をすることができました。
このような日本では味わえないスリルを経験できることも、海外旅行の醍醐味ではないでしょうか。
今はコロナウイルスの影響で渡航規制が強化されいてるため、海外旅行に行くことはできませんが、解除された際には乗ってみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
Instagramのページも載せていますので、是非ご覧ください。








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